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2月の読書メーターまとめ

佐々陽太朗(K.Tsubota)
読んだ本
8
読んだページ
2575ページ
感想・レビュー
8
ナイス
2169ナイス

2月に読んだ本
8

2月のトップ感想・レビュー!

佐々陽太朗(K.Tsubota)
ネタバレ「汝は汝の道を行け、人々には言うに任せよ」 信念と矜持のある人間にこれほど心強い言葉もあるまい。しかし市井にあってそれが難しいのだ。今の世の中、小者の言うことは捨ておけと切って捨てることはできない。なにせ自由と平等は金科玉条のごとく世に信奉されており、小者の言うことはかまびすしいこと甚だしい。 一個のパンの話について考えさせられた。一個のパンを分け与える大学病院の悩ましき実情は分かる。しかし医療従事者たる者、分け与える側に立つのではなく患者に寄り添うべしと言うのが作者の出した結論なのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2月の感想・レビュー一覧
8

佐々陽太朗(K.Tsubota)
若い頃の私といえば、文字は記号であり読めれば用が足せるなどと生意気なことを言っていた。自分が悪筆であることへの言い訳でもあった。しかし、この歳になると文字の持つ表現力、味わいに心が動かされる。印刷物であっても昔ながらの活版印刷によるものと最近の印刷技術のものでは味わいが違うものである。まして手書きの文字にはそれぞれ個性があるのだ。  本書は女流書家の眼をとおして、人としてかくあるべしという姿を描いている。読んでいて心が洗われる気がした。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
「このミス」上位常連。しかしあくまで1位ではない。1位になれないとけなしているのではない。葉村晶シリーズはそうした作品なのだろうと言いたいのだ。このシリーズは読む人を選ぶ。ハードボイルドではあるが、シブくカッコイイ主人公ではない。四十代のおばさん探偵、しかも四十肩と膝に不調を抱えているのだ。テイストもほろ苦くなんとも言えない後味の悪さを持つ。さて、五十代、六十代の葉村晶はどうしているのだろう。はたして若竹さんは、この後そうした葉村晶を書く気がおありになるのだろうか。気になるところである。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
ネタバレ「汝は汝の道を行け、人々には言うに任せよ」 信念と矜持のある人間にこれほど心強い言葉もあるまい。しかし市井にあってそれが難しいのだ。今の世の中、小者の言うことは捨ておけと切って捨てることはできない。なにせ自由と平等は金科玉条のごとく世に信奉されており、小者の言うことはかまびすしいこと甚だしい。 一個のパンの話について考えさせられた。一個のパンを分け与える大学病院の悩ましき実情は分かる。しかし医療従事者たる者、分け与える側に立つのではなく患者に寄り添うべしと言うのが作者の出した結論なのだろう。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
ネタバレ良い本に出会いたい。私は暇さえあれば本を読んでいる。鞄の中にはいつも文庫本が二冊入っている。一冊は読みかけの本。もう一冊はその本を読み終えてしまったときの予備だ。そんな私にとって良い本探しは大切な作業であり、喜びの時間であり、時間が全然足りないもっと時間をと絶望の嘆息をもらす時間でもある。本書は翻訳物海外文学を紹介するフリーペーパー『BOOK MARK』を本にまとめたもの。編集者や翻訳家がそれぞれイチオシの本を紹介しているのだから、取り上げられた本はそれこそ粒ぞろいだ。オススメのポイントを熱く語っている。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
書き出しの文章にしびれた。ハードボイルドはこうでなくっちゃ。その一文に「青沼ヒロトと出会い、一つ屋根の下で暮らした」とあった。これまで浮いた話がなかった葉村晶にもついに艶っぽい話が・・・と思ったら、やはり不憫な女探偵なのであった。まことにお気の毒。満身創痍の40代女探偵って、大変ですなぁ。お疲れ様です。しかし、私はもっともっと葉村晶シリーズを読み続けたい。かわいそうだが、若竹さん、もっともっと葉村晶をこき使ってやってください。いよいよ次作はシリーズ最新刊『不穏な眠り』。すでに手元にある。読むのが楽しみだ。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
ネタバレ「熱海ブライトン・ロック~9月~」はグレアム・グリーンへのオマージュ。「血の凶作~11月~」はダシール・ハメットへの、そして「聖夜プラス1~12月~」はキャビン・ライアルへのオマージュである。各篇に古典ミステリについて言及した場面をちりばめるなどミステリファンの心をくすぐることおびただしい。一番の好みは「聖夜プラス1」。富山に強引に頼まれた用事のために、次の用事が生まれ、次の用事がまた次の次の用事にといった展開で、うんざりしながら東京中を右往左往する様子がコミカルで楽しい。断り切れない葉村がイイ!
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
ネタバレやはり葉村晶はイイ。しかし葉村晶は長編ものの方が良い。そのあたりは好みによるだろうが、私にはそう思える。他には表題作「暗い越流」がもちろん良いが、私の好みは「狂酔」。ある男の独白のみで事の顛末が徐々に明らかになっていくスリル。少しずつ真実が見えてくる中で感じるなんとも言えない落ち着かない心持ち。ぞっとする結末。若竹七海さんの持ち味が存分に発揮された短編だろう。うまく表現できないのだが、どの短編もぞわぞわっとする感じ。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
終盤になるまでなかなか読む調子が出なかった。その原因の一つは「お」である。私は料理の先生の言葉がなんとなく苦手なのである。野菜を「お野菜」、大根を「お大根」、出汁を「お出汁」など名詞の上に付く「お」が鼻について仕方がないのだ。とはいえ、料理は私が興味のある分野であり、また心温まる人情話が大好きなのでそれなりに楽しんだ。特に第四話「日常茶飯」が良かった。そろそろ老いの年代にさしかかろうとする夫婦のおたがいが信頼し合い、思いやりを持っている姿に胸が熱くなる。今日は寒い日だがほっこりしました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/02/04(4071日経過)
記録初日
2009/02/04(4071日経過)
読んだ本
1374冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
407672ページ(1日平均100ページ)
感想・レビュー
1356件(投稿率98.7%)
本棚
55棚
性別
現住所
兵庫県
外部サイト
URL/ブログ
http://jhon-wells.hatenablog.com/
自己紹介

本と酒をこよなく愛し、文庫本をポケットに日本中の名居酒屋を飲み歩く。
趣味は読書、音楽鑑賞、居酒屋めぐり旅。
読書は主に小説。ミステリー(特にハードボイルド)が好きです。好きな作家(シリーズ)は、フリーマントル(チャーリーマフィン)、チャンドラー(フィリップマーロー)、藤原伊織、大沢在昌(新宿鮫)、石田衣良(池袋ウエストゲートパーク)、ローレンス・ブロック(マット・スカダー)、ディック・フランシス(競馬)、ロバート・B・パーカー(スペンサー)、スティーヴン ハンター(ボブ・リー・スワガー)、高村薫、クィネル(クリーシー)、R・D・ウィングフィールド(フロスト警部)、キース・ピータースン(ウェルズ)などなど・・。
十数年前からロードバイクを輪行して全国各地を自転車で走り回っている。宿泊地では地元の酒飲みが足しげく通う名居酒屋を探し、その地ならではの料理を肴に地酒をやるのを無上の喜びとしている。
2018年にハンドルネームを「ウェルズ」から「佐々陽太朗」に変更しました。私、生粋のモンゴロイドですし、酒も日本酒を好みます。ささ=酒、ようたろう=酔うたろう、てなバカなネーミングです。

【ブログURL】
http://jhon-wells.hatenablog.com/

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