表題作「パッシング」とは黒人の血が一滴でも混じれば黒人として認証される社会で白人のように振る舞いなりすまして生きること。 自身のアイディンティティが否定され続ける状況が100年経っても変わらないこと、他人事ではないけど分かり得ないその現実に胸が痛みます。
日記タイプのエッセイや作品を綴る際にどこに落としどころを持っていくか(どういうオチをつけるのか)は結構難しい命題かと思いますが、そういう意味では本作は特に面白くないなと感じてしまいます。
三島由紀夫とフランス文学が好きですが、図書館に行った際に片っ端から新刊を読むのでジャンルはバラバラです。
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ここに出てくるPDCAを回す女性はまさに私そのもの。 自分の心を探すことは、これから生きていくのに必要不可欠なのかもしれません。