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2024年6月の読書メーターまとめ

ライム
読んだ本
13
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2626ページ
感想・レビュー
13
ナイス
98ナイス

2024年6月に読んだ本
13

2024年6月のお気に入り登録
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2024年6月のお気に入られ登録
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2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ライム
ネタバレバイトでの失敗が、食器を割るではなく大量のメモの紙を床にぶちまけるところ、そして真面目に拾い集め確認する姿がいとおしい。そんな彼女が、過去に拘泥する大将と坊主の偽おかみを巻き込むホラーな環境に、見事に適応してのける展開にはまさかの一件落着感。Q&Aノートを更新するという目的がある人は強い。一方、嘘つきっ子や腹ペコ少年に優しいようでいてイザというとき自己保身ガチガチになる嫌らしさ…真相を隠すクセは、長い眼で見れば自分に危険が跳ね返りそう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
13

ライム
少年と言っても酒やってひっくり返る位の年齢で、この頃特有のモヤモヤ不安感が漂う。愚かな先輩とつるんだり、寮の級友らに隠れて小説書いたり、草原に寝転んで自己の存在価値に悩む…若い頃を思い出す懐かしい感情ですね。一人で出掛けた信州の雪山で、ギリシャ神話の天地創造を思わせる光景に出会う箇所、悟りのような思索に驚き目を見張る→「自然と対峙する哀れではかない人間が、叡智や愛情を生もうとするいじらしい意志、これこそが僕らを救ってくれるのかもしれない」
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ライム
元歌手・映画出演歴もある主人公が、無職で飲んだくれて酒ぶくれの顔でぶらぶらしている…その屈託の哀愁が遭遇するトンマな出来事での可笑しみを増幅させている。「河原のアパラ」も共通して、相棒とともに自身のぐうたらさを完全に棚に上げ、うどん屋はな子や試着おばはんを容赦なく罵倒する言葉は痛快でいっそ清々しい。上が生で下が焦げ焦げの焼肉には食欲減退。解説文にあるように、ごくつぶしなのに妙に律義で几帳面なのが、憎めない魅力かなと思う。
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ライム
映画主演の役者はこんな威張っても許される?脇役達とは子分親分の関係?の前時代の価値観には驚く。庶民感覚とはかけ離れた、昔の芸能界の物語と鑑みて不快さを受け入れれば、後半のハラハラ展開が楽しい。私生活も過剰キャラを演じる練習のような銀四郎、過去に主役で失態を冒した自分に罰を与えるかのように体をはるヤス。どちらも作品への愛は微笑ましいが、作品至上主義の自己犠牲に満ちた創作は、今の時代では反則ですね。昔の撮影現場を知れるという意味では面白かった
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ライム
芸能人にとって綺麗な歯並びは仕事量を左右する運命の女神。本作の主人公はモデルを目指して歯列矯正する女子、歯の裏側へ器具を装着する不快感に2年間も拘束され、かつ医者との関係も長期に及ぶ。その弱みにつけこみ手を出す歯科医に怒る・薬用石鹸してても汚い手。怪しい雰囲気のところに突如登場して2人の邪魔をする子供らには喝采。しかし後に判明する彼女の腹黒さ、そして歯が欠けて運命操作の計算が狂った彼女の今後は?せめて霊能者の霊視に見抜かれずに生きて。
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ライム
ネタバレバイトでの失敗が、食器を割るではなく大量のメモの紙を床にぶちまけるところ、そして真面目に拾い集め確認する姿がいとおしい。そんな彼女が、過去に拘泥する大将と坊主の偽おかみを巻き込むホラーな環境に、見事に適応してのける展開にはまさかの一件落着感。Q&Aノートを更新するという目的がある人は強い。一方、嘘つきっ子や腹ペコ少年に優しいようでいてイザというとき自己保身ガチガチになる嫌らしさ…真相を隠すクセは、長い眼で見れば自分に危険が跳ね返りそう。
が「ナイス!」と言っています。
ライム
ネタバレ女らしさを無視して男っぽく振る舞うのが似合うなら、それも魅力、里帆はバイト仲間にその辺認知されてるのに、本人は考え過ぎでメンタル不安定。誰だって自分の性を深く考え出せば迷宮入りする。その点、悩まない知佳子は凄い、アースという概念にずっと固執し、疑問すら持たない。女らしさの指向に沿い素質的にも恵まれた椿が、だから幸せとも限らず、里帆の苦悩が本質とは外れた無駄な論理と見えたのか。それなら日焼け止めより効く、老化から逃げる箱舟の方が私は欲しい。
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ライム
ネタバレ日常の暮らしのちょっとした違和感がどんどん膨らんできてホラーじみてくる展開、平穏無事に自分のペースで生きていたいのに妙に絡んでくる存在のうっとおしさ、それを楽しく読める。山で山菜取ってただけで謎の祭に参加させられ、頼みもしないのに家に花や菓子を置いていかれる…人に相談しても分かってもらえないし、見張ってても証拠を出さない、最終的に小銭をぶつけるという「お供え」の心とは真逆の行為を浴びて、忌々しく不愉快なのにケロリとやり過ごす…そんなスキルが読むうち身に付くかもしれない。
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ライム
一言でいえば迷路。空港から、望み通り車で砂漠に出発するものの、タイヤが砂に沈み万事休す。旅に誘いたかったバーの女を回想するあたりでこれは完全に死ぬなと予想。気温は急降下・うるさい位の星・犬の遠吠え・走馬灯のように蘇るあの食堂の日替り定食…でも何だか違う、オレンジシャツ男と入れ替わったりノグチが釣りしたりと時系列が大混乱。コーヒー飲みつつ窓から吹雪を見てたら星空が朝になってきて…話の筋は分らなくても、とにかく記憶に残るアナーキーさ。
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ライム
最初の場面で学園ドラマと思ったら全然違う、ハチャメ チャでオカルト的メンヘラ系トンデモSF風な超能力対決のお話。「人間の悪しきもの、それは付和雷同して鳩みたく群れたがるところなの。ジルバを踊ってる人と一緒に踊り出すような?そうね」の不気味でバカなやりとり。あとがきで、80年代アングラロックシーンの先輩方の過激な表現をするライブ体験がモデルになったとの事。なので宗教をバンドに変換して読み直しても、また面白いと思う。
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ライム
鎌倉の歴史的に色々あった土地の不穏さと、あばら家の主として浴室の壁に貼り付く巨大な土蜘蛛が、八方に足を広げ8個の眼で男の生活をのぞき見する気味悪さの相乗効果で、仕事が低調な辛さを感じる。まだ大丈夫、と言いながら一寸先も見えない闇の虚空、そこに老和尚の「闇の中にいると捕ってしまうのでな」の言葉…蝶のように風に翻弄されながらもはためく、儚げだけど鈍感とも言える無心の本能で宙を泳ぐ姿に、考え過ぎはろくな事ないよと教えられた気分。
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ライム
夜眠るときに、探している欲しい本たちが光点となって地図の上に光っているところを想像(就眠儀式)とか、本や読書への愛情表現の多彩さに感嘆する。本棚の奥で、かつて読了した本の内容が程良く忘れられて、ワインのように読み頃になってゆく感じも、上手い表現。物語と関係する全員の自意識を守り、誰も傷付けないで書くという離れ技のところは、そこを重視する?との新たな発見(春樹の呪縛)。確かに、面白くてかつ誰も傷つない表現は難しい…今後の本の読み方変わりそう。
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ライム
ネタバレ個性って一体何を差して言うのか?と考えさせられた。あんなに泣き虫で夢遊病者のように歩いていた瀬里奈が、1冊の本きっかけで、物怖じしないマイペースな魅力を持つに至るなんて。元々の灰色の部屋うんぬんも、変な家庭環境が由来と思えるし…だから個性と言えるのはパッと見で無く、本からの影響を行動に移せる所だし、律だと、のけ者だった瀬里奈に本を読み聞かせてやれる所だろう。出世した瀬里奈、そのままを維持ではなく律と喧嘩しつつも本依存の脱却を目指す選択に、好感が持てた。
が「ナイス!」と言っています。
ライム
ネタバレ読み終わったとき、ストーリー的には定番の恋愛小説、ただしそれ以上に印象の残る記述がいくつかある。「いつかはこの痛みも薄れてゆくのか、単調な日々を重ねるうちに思い出さない日も来ると考えると新たな悲しみもつき上げてくる」まだしていない事まで後悔する彼の性格。「一緒に撮った写真など1枚もない、でもクロッキー帳を開くとどのページにも彼女があふれていた」何が起こっても思い出を胸に生きてゆく、そんな覚悟の卵を授けられた彼の意外な逞しさに共感する。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/05/13(805日経過)
記録初日
2022/06/07(780日経過)
読んだ本
251冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
57178ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
251件(投稿率100.0%)
本棚
3棚
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