旅に出かけた際、何を見るか、どういった問いを立てるかの参考になった。

旅に出かけた際、何を見るか、どういった問いを立てるかの参考になった。

とても悲劇なのに、主人公が体験する悲劇との間に距離を置いていることによって、読者にまで救いがもたらされる作品がある。この作品はそういった作品のうちの一つ。 インド系社会に関しては、共感するところが多かった。

あとがきを読んで、私はこれからもずっと、エイミーの味方でいようと誓った。

日本というコンテクストの中で育った作者ににこんな小説が書けるのか！とびっくりしたけれど、これが書けるのは、彼女が「日本人として」「女性として」そういった属性に縛られて生きているのでなく、「人間として」軸がしっかりあった上で生きているからなのだろうな〜と思った。