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2026年4月の読書メーターまとめ

お抹茶
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2026年4月に読んだ本
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2026年4月のお気に入られ登録
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  • ゆーじ

2026年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

お抹茶
アメリカでの宗教の影響力の大きさを感じる。1949年,グラハムの訴えが,傍流の原理主義が主流文化に影響を及ぼす一歩になった。レーガンの時,多種多様な保守的なキリスト教諸団体からなる福音派という政治的な塊が生まれ,共和党との蜜月が始まった。ブッシュを福音派の信仰やエートスが後押し。終末論を信奉する福音派にとって,政治による中東和平は眼中にない。福音派の倫理観は個人主義的で,人種主義を集団や社会構造の問題とは見ない。終末論的な世界観では対立相手をサタンや悪魔の支配下にあるものとみなす傾向があり,妥協も困難。
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2026年4月にナイスが最も多かったつぶやき

お抹茶

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2026年4月の感想・レビュー一覧
32

お抹茶
古風な大阪弁が浪速の気風を伝える。どうにも意固地でしょうもないことする奴っちゃが出てくる。自尊心のだしにされる女もたまらんだろう。男のあほさ加減に比べ,女は耐えて,それでも悲劇的にも悲惨すぎずにもならず,明るすぎずもなく,脇を支える。
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著者の幼少時代からの地元の暮らしや文化や価値観を生き生きと記す。ずっと農業に勤しんできた父親の苦労をものともせず働く姿も描く。「どんなにつまらんと思うものでも、それの値打ちが本当に見えんと百姓はできん」。子供が村の生活に背くことをすれば周囲の大人が失跡するのは当然だったが,他家の子を叱ればその親が怒り,先生と巡査と親しか子供を叱れないようになったと,この時点でもう,こうした嘆きがある。
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お抹茶
今読んで違和感のない格言がたくさん。「世渡りでは、必ずしも功名を立てなくともよい。大過なく過ごせれば、それがすなわち功名だ」「君子たるものは、…あまりに念入りで派手であってもいけないが、だからといって、あまりにあっさりし枯れてしまうのもよろしくない」「生涯、無病であって、病のなんたるかを知らない方が自分には心配の種である」「人格は事業の基礎である」「碁打ちが…勝敗を碁石を打つ手に競っているが,やがて対局が終わり碁石を片付けると、さっきまでの勝敗はどこにあろうか」。
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幕末から日露戦争へと激動の時代を明治天皇を軸に記す。氏族や家族を単位とする東洋では個人は無で王朝や共同体が全てであり,「墓地や幽霊に生きた人間を支配させた」。この男こそ日本の救い主だったと著者が考えるのが井伊直弼。剣士を追放し忠誠を尽くす臣民に変貌させたのが「無窮の大日本」の皇帝。神秘的で人形のようだったミカドは御簾を垂らした牛車から降りた。政府吏員の給金を減らし,地租を下げることで,長い目で見て全国民に恩恵をもたらした。率先して質素な食事をとり,人口の多い貧しい国が二大戦争を遂行できるようになった。
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数式はできるだけ使わずに解説。バックドアパスがポイントで,処置Tと結果Yの両社に影響を与えうる両者の上流側にある流れのことをいう。バイアスを媒介するバックドアパスの水路がブロックされているかを判断することにより,どの変数を固定すべきかを判断。処置→媒介変数→結果の影響の積算で因果関係を推定するのが媒介変数法。
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日ロ関係を中心に冷戦後の国際関係を冷静に丁寧に辿る。「危機の三十年」はアメリカのポスト・プライマシー時代への移行期で,伝統的な孤立主義に戻ったとも言える。ユートピアニズムが浸透するのが前半の十五年で,後半はパワー・ポリティクスやナショナリズムを基礎とするリアリズムが復権。ヨーロッパの秩序がロシアにとっては勢力圏が侵食されているという脅威認識になった。NATOの拡大,イラク戦争では,アメリカによるレジーム・チェンジがロシアにおける西側諸国への疑念や不満を鬱積させた。ユートピア主義とリアリズムの均衡が必要。
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古文・漢文は何かということをわかりやすく説明。国語の先生もこっそり読むべし。平安時代は話し言葉と書き言葉がおおよそ一致していたが,鎌倉時代以降は変化する話し言葉に対し書き言葉は前時代の文法に従った。新聞での口語化が完了した大正時代後半が言文一致の完成期で,書き言葉は平安文法から急速に置き換わった。漢文訓読で日本語を中国語式に書き記すようになり,変体漢文も使われた。その点で,国語科の漢文は日本漢文の訓読にも必須。歴史的仮名遣いの方針は,その語が元々書かれていた仮名をいろは四十七字の範囲で書くというもの。
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最近の動向をわかりやすく解説。低所得層向け商店が高所得層・観光客向け商店に変わるコマーシャル・ジェントリフィケーション,観光・ジェントリフィケーションが発生。デンバーではアフォーダブル・ハウジングを課したり最低賃金を上げたりしている。ライプツィヒでは,衰退地区の空き家に家賃ゼロで居住する制度などを設け,都心への人口回帰に成功。いわき市では,復興技術者の流入やマンション建設などへの再投資で,復興ジェントリフィケーションが発生。ウィーンは公共住宅率や賃貸居住割合が高く,ジェントリフィケーションが発生しにくい。
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混迷と分断のヨーロッパを取材。ロンドンには核シェルターが人知れず地下に残っている。モスタルは東岸のボシュニャク系と西岸のクロアチア系に分かれ,施設も別で市民間の交流はない。セルビア系も含めた三民族の指導者は自国の利益だけを優先し,腐敗は深刻で現状を変えようとしない。キプロスの住民間ではほとんど対立はないが,北キプロスにトルコ系移民が流入し,トルコによる北キプロス併合のシナリオも。ブレクジットは多数のエスタブリッシュメント,富裕層も賛成。ポピュリズムを希求する人は金持ちも貧乏人も助け合う家族的社会を求める。
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古代ギリシアからルネサンスまでの西洋建築を解説。ブックガイドも充実。カロリング朝を代表する建築類型の一つが修道院であり,後世の手本になった。西洋では,城は軍事施設であり,美術や住宅史とは別の扱い。古代の格子状の都市の痕跡を中世以降も留めているのがフィレンツェやヴェローナ。ルネサンスとバロックでの建築上の断絶はない。
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海外のマニアックな温泉を訪れる紀行文。泊まりのプライベートツアー,水上飛行機など,旅慣れていて温泉への熱意がないと行けない。イズミルの近くのオバムリゾートでは,ツルツルするアルカリ泉で,スベスベ感も強い。マダガスカルのアンパラキー間欠泉は炭酸を豊富に含み,周囲の床にゴロリと寝て「温泉の成分が身体に染み込んでよい」と日本と同じ発想の人も多い。あまり協力的ではないドライバーには,現地の言葉を理解できるふりをしたり,チップを弾むとよい。ガイドでも行ったことのない温泉は少なくなく,初めての場所だと喜んでもらえる。
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「はじめての」とあるが,地経学一~二冊目の本としては難しい。自由主義がグローバルに拡大した結果,米国の地経学的な自律性や不可欠性は失われつつあり,経済安全保障は米国の政策の最前線になった。貿易関係,技術エコシステム,資本の流れを活用する「武器化された相互依存」の能力が必要。ドラギ報告では戦略的自律を考えていたが,トランプ第二次政権で,米国に依存しない欧州への脱却を志向する。武器供与・訓練の提供,安全保障援助による防衛態勢も,前方展開兵力や格子状の同盟ネットワークの外側として,シー・パワー確保に必要。
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四季折々のおすすめの庭とお菓子を紹介。「殿堂入り」の花びら餅は亀廣脇のもの。紫野のミャーゴラの「雪塊」はとても美しい。マロンクリームとマスカルポーネチーズ,ホワイトチョコとバニラのガナッシュ,そして栗。本当に雪紋の庭みたい。白龍園は理想的な日本庭園の原風景で,桜の季節は桃源郷のよう。光明寺の庭のような聚洸の「岩根つつじ」。真っ赤なつつじが華やかな曼殊院。両足院で期間限定で売られる御菓子丸の「はんげしょうの宝珠」も琥珀糖が美しくかわいらしい。旧三井家下鴨別邸まで来れば,茶寮宝泉の「わらび餅」を。
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言語,AI,プロレスなどを題材にしたエッセイ集。言語習得体験で,身体性や生き方にまで影響を及ぼすことがあり,文章を読むと書いている人の身体状況までわかるという人もいる。生成AIで自分が書きそうな文章ができても,「そのとき」に自分の内部から出てきた言葉がベースにないと,自分の文章だとは思えない。人間らしさは“型”に満足しないこと。文学先品を読むと他人の「センサー」の働きを疑似体験できる。「それをやらなければ生きてゆけないテーマ」が研究者には必要。
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主にメルケル政権以降の最新のドイツ対日・対中政策を記す。ドイツ政治では財政規律が重く,積極的な気候変動政策の転換,リベラルな価値観に基づく社会政策への期待,安全保障・エネルギー政策にとって厄介になった。ショルツ政権下では中国を体制上のライバルと明示し,インド太平洋地域政策を展開する中での相対化を含む複線的な対応へと移行した。日独がリベラル国際秩序の基本となる価値の共有と几帳面で誠実な関係性を基盤とし,第一次安倍政権以降は国際秩序や地域安全保障の関係も密になり,自由貿易,安全保障の強化を期待できる。
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MAGAをはじめとするアメリカの市井の人々を取材し,民主主義がアメリカで「死の床」にある状況を記す。自分を批判するものは内なる敵。選挙管理人に選挙否定派が入り込み,襲われる危険もあり選挙はとても大変で危険になった。反移民感情を煽る偽情報が蔓延し,信じたいものを信じる。トランプがファシストでも愛国者の彼を選ぶというMAGAもいる。移民の突然の逮捕や移送も続き「ホロコースト」の様相。「アメリカにいる本物の悪党は、アメリカ人を分断しようとする過激なジャーナリストや教師や大学教授だ」という市長の言葉が不気味。
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東京新聞の連載を執筆・編集した二人による対談集。目新しい論点は少ない。読みやすいように文言を編集しているように感じた。トランプの主張や政策に反する知性は知性ではないというのが今のアメリカ。2024年は都知事選,衆院選,兵庫県知事選でSNS選挙の特異性が目立ち,「アテンション・エコノミー」「推し活感覚」「やまびこ効果」で急速に拡散される。SNSのファクトチェックを選挙後に行ったテレビや新聞にも責任があると述べる。ファクトチェックや批判も対象への注目を増やし,勢いづけてしまう。
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まるで小説のようなストーリなのだが実話なのだろうか。出町びぎんに集う個性豊かで世話好きな人々が現役京大生の著者を一気に京都に引き込む。「恋人を家に呼ぶときくらい、家に花を飾っとき!」と言って花瓶までくれるママ。「『ここの子』と『よその子』の真ん中で」という表現が出てくるが,京都人から見た「受け入れやすい『いりびと』」像をよく反射していると思う。祇園祭と御霊祭の担ぎ手が千年以上の歴史なのにどちらが先かと気にして,でもお互い応援に担ぎに来るという話もいかにも。目の細かい網が広がる,これも良くも悪くも京都。
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あまり知らないフィリピン近現代史と日本との関わりを解説。スペインからの独立を訴えたリサールの処刑によって「フィリピン人」という意識が多部族・多言語の障壁を超えて急速に浸透。フェリペ2世の頃,秀吉も征服を目論み,日本人恐怖論がスペイン側に染みついていた。米西戦争で,独立を求めたフィリピンをアメリカは裏切り,占領した。ポンセは日本に武器援助を求めていた。戦時中の日本兵による集団拷問や略奪などで対日感情は最悪だったが,戦後の経済支援,キリスト教的赦しの精神,エンターテイナー女性の交流などもあり,対日感情は好転。
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お抹茶
家賃5万円程度の物件に目星をつけ,その周辺を歩く。空や川を眺め,定食屋でランチを食べ,喫茶店でコーヒーを飲む。小説そのままの文体。コーヒーを飲む三十分で「人は自身を微調整する」。西荻窪は穏やかな活気に満ちた町で「好き」。東尾久は,町がクッと自分に寄ってくれる「町が肌に近い」感じがあり,親しみも感じる。世田谷駅周辺を歩くと,歴史観に満ちたモノクロが今のカラフルな世田谷にうまく溶け込む。「歳をとると本当に動けなくなります。頭で理解しておくだけでも損はないですよ」というくらい50代おっさんの正直さも綴られる。
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お抹茶
養成所出身で三代目猿之助に入門し,歌舞伎と新派に捧げた半生を語る。この旦那についていく,歌舞伎が好き,というモチベーション。養成所では自分らしさや個性もなく,何度も歌舞伎を体を覚え込ませる。辛い記憶は忘れ,嫌なことも気にせず,「言っても無駄」と思われたからか先輩からもかわいがられた。名題下は主演は絶対にできないことはわかっているからその点では悩まない。新派に移っても玉三郎が芝居に呼んでくれる。どんなに小さな役でも,やれる範囲内で一番綺麗な顔を拵える。「あなたが化粧手を抜いて、損をするのはあなたよ」。
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河北新報の記者が,福井県国見町で発生した企業版ふるさと納税を悪用したコンサルビジネスと無責任な町長を指弾する調査報道。小さな自治体を見下して行政を支配し,公金を吸い上げる過疎ビジネス。税額免除の大きいDMMの寄付を元手にワンテーブルが「救急車の研究開発事業」を提案し,DMMグループ会社に車両製造を発注し,どの会社も楽に稼げる還流ビジネス。仕様書までワンテーブルが書いて他社が入札できない契約に持っていき,出来レースに。国も地方版総合戦略を丸投げし,自治体はコンサルに策定を委ね,コンサルが税金をふんだくる。
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財政再建と積極財政を繰り返す政治史を政権ごとに追う。マクロ・レベルでは放漫財政だが,メゾ・レベルでは社会保障関係費以外は緊縮財政が継続されている。日本には「外圧」がなく短期的には政府債務危機は起こりにくく,有力政治家が繰り返し財政再建に取り組んできたことのほうが謎。三木が財政健全化に無関心だったのに対し,大平は大蔵大臣で赤字国債発行をしたことの贖罪で財政再建のための増税を訴えた。村山は,社会党が責任政党になるべく消費税率引き上げを画策。小泉は歳出削減を目指して中川官房長官を奮闘させたが消費税増税は先送り。
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お抹茶
著者は名古屋入管に通い,収容者と会い,職員にも対話と要求を重ね,外国人労働者の在り方を提言する。密室に個人を拘束すれば必ず行き過ぎた制裁が発生する。帰国させることは法的には正論だが,現実的・人道的には間違っている。非正規滞在者個人だけの問題ではなく社会全体の問題。不注意でビザを失うと,常に発覚を恐れて生き続けるという点で無制限に罰を与えている状態。ハンストで仮放免が認められることもある。長期収容では無為な時間が過ぎる。事実を知って入管当局と共有しないと改善のためのコミュニケーションにならない。誤字が多い。
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和洋中正統派の豚肉料理を紹介。難しい工程もあまりない。豚肉の味噌漬け焼きは,ロース生姜焼き用を白味噌と味醂に漬けて揉み込み,焼くだけ。豚肉の梅煮,豚肉のおろし煮,豚肉のミルフィーユ鍋など,さっとできて一工夫が光る料理も。おつまみになるような料理も紹介。蒸し器があれば,豚肉とじゃがいもの米粉(道明寺粉)蒸しもおもしろそう。
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はっきり言って学びを得る内容ではないが,ごろごろしながら読んで笑うには最適。もちろん,作家らしい言語センスも楽しめる。自分だけではなく両親のちょっととぼけたところへのつっこみも冴えていて,温かい。EXILEが好きで,ライブを見て「あまりのきらめきとありがたさで寿命がのびながら縮む、という特異な体験に息も絶え絶えだ」という表現が秀逸。作者の元にやってきた等身大ピカチュウの独り言もおもしろい。
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お抹茶
公安部の主任・唐沢が主人公。公安捜査員ってこんな大変なことをやっているのかと思う。誰かが裏切るんじゃないかとはらはら。テロリストの身勝手さ,年上の部下・井川の嫌らしさが,唐沢の執念や正義感との対比を際立たせる。テロの動機が意外で,こんなこと考える人がいるのかと驚き。上司や後輩達の阿吽の呼吸に安心感あり。
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お抹茶
1990年代から2020年代まで,著者がロシア・中東欧・バルト三国などを旅した記録。ロシア人はたとえ言葉が通じなくても面倒見よく接してくれて,臆せず構ってくれる懐の深さを感じる。シベリア鉄道の今はなきモンゴル号は予想もしないことが起こる不思議な空間で,乗客や乗員との仲を深められた良い旅だった。ウクライナの路上で飲むクヴァスが一番おいしい。2000年のプラハは,夕陽が街全体を橙色に照らし,安堵感が湧き上がる。
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なにより食の魅力が詰まったフィレンツェの魅力を伝える。パニーノ,アランチーノ,フォカッチャ,ジェラートをはじめ,おすすめのレストランも紹介。花の都と赤レンガ屋根の街でもあり,庭園,フィエーゾレの丘やドゥオーモからの眺めも素晴らしい。郊外の町や村も紹介。お菓子の街Pratoや100の教会の街Luccaなど。
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アメリカでの宗教の影響力の大きさを感じる。1949年,グラハムの訴えが,傍流の原理主義が主流文化に影響を及ぼす一歩になった。レーガンの時,多種多様な保守的なキリスト教諸団体からなる福音派という政治的な塊が生まれ,共和党との蜜月が始まった。ブッシュを福音派の信仰やエートスが後押し。終末論を信奉する福音派にとって,政治による中東和平は眼中にない。福音派の倫理観は個人主義的で,人種主義を集団や社会構造の問題とは見ない。終末論的な世界観では対立相手をサタンや悪魔の支配下にあるものとみなす傾向があり,妥協も困難。
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1990年代を中心に無党派層の選挙行動を分析。1994年の自社さ連立政権で既存政党への不信が加速し,無党派層が最大の勢力になることが常態化した。1970年代の「政治に不満を持ち現状の刷新を目指す批判勢力」,1980年代の「政治関心が低く選挙を放棄する人」,1990年代の「既存政党に不信感を持ち改革志向が強い人」というように無党派層の特徴は変化。自民も立民も,既存政党に飽き足らない無党派層に訴えて得票を伸ばせる可能性は低い。そのような志向に合いそうな維新は,むしろ無党派層志向から忌避されている。
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お抹茶
琉球に残る風葬やアイヌの土葬のルポルタージュと,最近広まった樹木葬や循環葬の様子を伝える。沖縄の離島では,遺書を棺桶に入れて墓所に安置して風葬し,三~四年後に棺桶を取り出して洗骨する。与那国では葬儀で牛や豚を屠り,供えるとともに参列者に振舞う習慣がある。アイヌの土葬は急速に消滅し,仏式の墓がほとんどになった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/09/24(1333日経過)
記録初日
2016/01/16(3776日経過)
読んだ本
3083冊(1日平均0.82冊)
読んだページ
796137ページ(1日平均210ページ)
感想・レビュー
3083件(投稿率100.0%)
本棚
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自己紹介

読書は無尽蔵。読んでも読んでも,まだまだ読みたい本があるのですから,贅沢な趣味です。

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