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2025年5月の読書メーターまとめ

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2025年5月に読んだ本
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2025年5月のお気に入り登録
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  • アセロラ@道東民

2025年5月のお気に入られ登録
2

  • 季鈴
  • アセロラ@道東民

2025年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

33 kouch
日本のメディアを通じて知っているウ露情勢とは全く違っており驚いた。国家と宗教が混ざり合っている西欧ではプロテスタンティズムゼロは惰性的国家でなくもはや国家ゼロ状態。これは人種と教育の差異も消し去る。もはや虚無となり没落した西欧(欧米)が国を普通に守ろうとしている露をイスラムセットで仮想敵国化しているような、そんな理不尽な構造が見えてくる。生産職業であるエンジニア割合の低さ、乳児死亡率、肥満率、識字率との相関など視点が興味深かった。漫然と生きないためにもこういう本は果敢に読んでいかないとダメだと痛感した
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2025年5月にナイスが最も多かったつぶやき

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2025年5月の感想・レビュー一覧
17

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人類発祥の地アフリカのお話。ジブチ共和国の港駐留睨みビジネスが興味深い。モーリタニア蛸壺漁を日本人が普及したというのが興味深い。食べものとして見なされていなかったとのが、身近に豊富にあり、それが異国民によりビジネスに変わる。地球って面白い。そして半端な先進国よりも大きな技術革新が実現できるリープフロッグという視点も面白い。人口も多くポジティブな要素も多い。宗教的な複雑さも他のエリアより少ないように感じる。これからは頭打ちの東南アジアや中国よりもアフリカの時代なのかもしれない。
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大男、口の減らない探偵、美女、悪女…もう既にトラブルが起きそうな雰囲気が出ている。「長いお別れ」では鬱陶しいと感じていたセリフも少しお洒落に思えてきた。「婆さんの膝に乗ってフランス語の歌でも歌ってくれるのかな?」「口笛でピカルディの薔薇の花でも吹くべきなんだろうな…」「コブラの踊りを思わせる不吉な滑らかさだった」、……やっぱり鬱陶しいか。でもまた他の作品を読みたくなった。ストーリーはというとラストがなにか悲しくなるようなお話でした。
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米澤さん小説のクセあり主人公として新たに追加。太刀洗万智という新しい魅力的なキャラ。折木奉太郎や小山内のようなウザさはないが、その冷静と情熱と異常な行動力はやっぱり個性的。ミステリーという枠で括れない、社会派小説。先進国の傲慢も垣間見れる。最後、とても嫌な展開になっていくが、ネパールの子供の心の叫びが、平和ボケした日本人である自分に突き刺さる。読んで良かった。古典、小市民に続きこのベルーフシリーズも読んでゆきたい。まずは「真実の10メートル手前」からかな…
みゆ
2025/05/27 07:25

短編の太刀洗万智もいいですよ~щ(゚Д゚щ)カモーン

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ネタバレダンディ、ハードボイルドというか、独特の婉曲で気障りな言い回しは村上春樹の訳だからと思っていたが…こちらが元祖なのね。「ギムレットには早すぎる」「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ」「怒るとどうする?リスとタンゴでも踊るのか?」は鬱陶しいが、確かに病みつきにもなる。話としては不倫のもつれからの自己犠牲のような、ニヒルに満ちた内容だが、ここへ辿り着くまでのマーロウの振舞いが面白い。本編のあらすじをつい見失うほどの、雰囲気を味わえる本。別の作品も読んでみたい。どなたかオススメあれば教えて下さいm(__)m
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倫敦塔は象徴なのか。塔をみて回想に浸る。夢十夜のような現実だか空想だか分からないような話に思えた。則天去私へ磨きをかける。慣れない海外で精神がすり減り神経衰弱にでもなっているのか、しかしなお文章は衰えず「生まれてきた以上は生きねばならぬ。あえて死を恐れるとは言わずただ生きねばならぬ。生きねばならぬというはやそこうし以前の道でまたやそこうし以後の道である。なんの理屈もいらぬ。ただ生きたいから生きねばならぬのである。…この大道に従って生きねばならなかった。同時に彼らは死ぬべく運命を眼前に控えておった」
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雄略天皇による破廉恥なスタートがいきなり万葉集を盛り上げてくれる。個性的な歌人がたくさん登場。その中でも額田王に興味もつ。中大兄皇子と天武天皇に好かれた女性は、もうそれだけで只者ではない。感性も素晴らしい、歌のスケールも大きい。昔から持統天皇のファンで「春過ぎて…」が大好きなのだが、額田王もファンになった。万葉集は何か上流階級の嗜みなと思っていたが、実はその感情は人間味溢れ、至って庶民的で、共感できる。そして短い言葉に込められた歌人の思いが、人々の想像の中で無限に広がる。改めて日本語の凄さ、美しさを感じた
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天才の代表格なので気になって読んでみる。あの写真のせいか、比較的庶民的な、親しみやすそうなイメージの彼だが…やはり天才的なエピソードは多い。それにしても嫉妬深い人は多い。おおらかなお人柄だったらしいが、街を出てくゆこうとするエピソードは妬みの執拗さが伺える。あと睡眠が大事なのもわかった。人を評する文章が、さすが寺田寅彦で見事。"夢の国に論理の橋を架けたのがアインシュタイン"
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日本のメディアを通じて知っているウ露情勢とは全く違っており驚いた。国家と宗教が混ざり合っている西欧ではプロテスタンティズムゼロは惰性的国家でなくもはや国家ゼロ状態。これは人種と教育の差異も消し去る。もはや虚無となり没落した西欧(欧米)が国を普通に守ろうとしている露をイスラムセットで仮想敵国化しているような、そんな理不尽な構造が見えてくる。生産職業であるエンジニア割合の低さ、乳児死亡率、肥満率、識字率との相関など視点が興味深かった。漫然と生きないためにもこういう本は果敢に読んでいかないとダメだと痛感した
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菊花の約、夢應の鯉魚、吉備津の釜、青頭巾がとても印象的で良かった。いずれも幻想的でときに霊やモノノ怪が登場する不思議な教訓めいた話が多い。説教めいた道徳観や宗教観を押しつけてくるような感じでなく、もっと世俗的で素直な人としての生き方みたいなものを語っている気がした。菊花の約は登場する人物が格好良く粋で、なにか日本の魂を描いたような短編だ。夜空に雲がかる月が…その月下の透き通る空気の中で、不思議な魂が行き交う、そんな幻想的な場面が勝手に頭に流れて物語が展開される。とても素敵な一冊でした。
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ネタバレ現代版ねずみ小僧を弥次喜多が捕えるような面白さ。ただねずみ小僧である犯人は元警察で冷徹冷酷。殺し方も容赦なく、愉快痛快というわけにはいかない。どんなパーフェクトに見える犯人も必ず綻びはある。ただ通して感じたのは、時間が経つと証拠が少なくなるだけでなく、捜査班の編成も薄くなるということ。こういう理由で迷宮入りするのか…犯人が凄いのではなく捕らえる方が弱くなってゆくのか…デカは愛想…確かに相手にする裏社会の人間や情報屋、身内でも管轄の問題がある。関係者が多いだけにコミ力は商売人以上に大切だと感じた。
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後半の都知事の変遷が、今までのシリーズにない話で面白かった。確かに都の機能を考えると国政の大臣以上にパワーを持つ。美濃部→鈴木俊一→青島幸男→石原慎太郎→猪瀬→舛添→小池…池上さんのそれぞれの総括をみても非常に個性が強い。池上さんが都知事になって教育や文化に力を入れてもらいたい。
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裁判官の心証がすべて。人の命運がかかっている中、不謹慎かもしれないが弁護士と検事のプレゼン大会のように見えてくる。しかし裁判官の責務は重い。法治国家である以上ある意味、裁判官が「答え」。人間性も問われる本当に凄い仕事だと思う。文中の専務の振舞いが最低過ぎる。こんな人職場にいると毎日が人権蹂躙。加害者、被害者、そして裁く人達。しかし、どちらでもない人達の中にとんでもないロクでなしが多いのが社会の実情だとつくづく感じた。読んで良かった。オススメです。
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子供が点滴で犠牲になる悲しいお話。犯人と目された母・野々花はあっけらかんとしており、いかにも犯人っぽくない。痴漢冤罪場面も登場するが、ここでも法運用の理不尽さが表れている。一体、法は真実を裁くのではなく、真実を捏造するものなのか。冤罪系のお話で検察の取調べの仕方をみるとつい思ってしまう。勿論本当に罪を犯した者もいるし、きっと彼らは一筋縄ではいかないし、多少過激にもなるのもわからなくもない。冤罪に立ち向かう弁護士の生き様に感動する。社会が背を向けても彼らは諦めない。そんな人間に自分もなりたい。後半も楽しみ
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audibleで。よき師や側近、幕賓、いずれも自分にはいないなー、と思い聞いていたが。そうだ、自分は帝王学を学ぶもなにも、まずその土俵にもたっていないんだ、と現実を知る。独善に陥らず自己を律することの大切さを知る。ここで学んだことが身に沁みるくらい、まずはなにか貫いて生きていきたい。
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ネタバレ冤罪事件を舞台に関係者たちの無念や怒り、やるせなさが交差する。遺族、加害者家族、弁護士、警察に焦点を当てたものが多い中で、検察や裁判所、マスコミにもしっかりスポットを当てている。でもシンプルに物語が入ってきて読みやすかった。ことの善悪は"どう考えるかでは、なくてどう感じるか、なので回答しない"裁判官の高遠寺の言葉が重い。テミスの話、権力をもつ人間は真摯性と一体でなければならない。それを主人公に教えた人間がまさか…<償う相手がいなければ自身の正義に償う>そんな孤独の中で戦う主人公だけが結局真実に辿り着ける。
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ネタバレナカタさんと星野さんの会話が深い、そして泣ける。ナカタさんは空っぽの図書館?…でも人はみなそんなもの。完全でなく、どこか大きく欠けたりもする。でも面白おかしく生きている。では逆に「普通」とはなにか。そんなナカタさんの死が唐突過ぎて、後半は一読者の自分の心にもポッカリ穴があいてしまう。生き方よりも死に方のほうが大切なのでは…と感じる星野さんのセリフがさも重い。石との会話が禅問答のようで面白い。石は最高の聞き役かも。そして、最後の「世界はメタファーで出来ている」という締め括りがこの物語の全てを表している。
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脳科学と自己啓発を掛け合わせたような本は好きでよく読む。これらの本から最大公約数を抽出し自分なりに解釈して自己満足に浸るのが好き。やはり感謝や笑顔、十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動などはここにも現れる。自分は了見は狭く心も安定していない。だから怒りや焦燥感、嫉妬もよく起きる。そんな自分も自分で認めてあげたいが、最後に「なんちゃって」と魔法の言葉をつけ加えるのも忘れないようにしたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/12/02(933日経過)
記録初日
2022/05/19(1130日経過)
読んだ本
827冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
225290ページ(1日平均199ページ)
感想・レビュー
794件(投稿率96.0%)
本棚
9棚
性別
職業
営業・企画系
現住所
東京都
自己紹介

教養を深める、というよりは"知見を広げる"ために本を読んでいます。そのため基本は多読、乱読。そこでの出会い、発見を楽しんでいます。セレンディピティ。
お勧めがあれば教えて下さい。

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