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2024年10月の読書メーターまとめ

猫柳
読んだ本
13
読んだページ
3803ページ
感想・レビュー
13
ナイス
124ナイス

2024年10月に読んだ本
13

2024年10月のお気に入り登録
1

  • Minamihama

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • Minamihama
  • ぽよよ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

猫柳
ネタバレ 利己的な遺伝子からなる生物学的な愛や、性欲をそのまま表現する動物としての愛を声高に主張する人間に、主人公家族は人としての愛で構える構図が見て取れた。フロムが説く愛の理論を見ているようである。罪を犯した弟を、犯罪者として見ず、ただ弟の核を見ている主人公。だからこそあの結論だったのではないか。物語の終わり方には賛否両論あるとは思うが、だからこそ父の葬儀までの経過に想像が膨らむ。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
13

猫柳
ドストエフスキーはカラマーゾフの兄弟しか読んだことがなかったが、貧しき人々を読んでみたくなった。数学が苦手だがフェルマーの最終定理を読んだことがある。もう少し深く理解するために世にも美しい数学入門を読もうと思う。著者の本への愛が凄まじいことから、紹介された本を色々読んでみたくなる。さすがだ。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ本当に効果的な会議は参加者の満足感を生み出し、チームワークを生むことがよく分かる。しかし、勇気が必要だということもよく分かる。エラい人が会議を開くという固定観念は未だに残っている。だからこそ、黙っている人の5分類は決して無視できない。これらの解決にはファシリテーターの采配が必要だが、ファシリテーターには特別な才能は必要ないという言葉に、大変勇気付けられた。努力を重ねていこうと思う。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ戦後のとある中流家庭の中にある噛み合わなさと薄暗さの中に、一筋の光として描かれた菊子という嫁の存在。老齢でありながらも情熱を取り戻す信吾だが、菊子と不倫に至ることは最後までなかった。これは、信吾が放った自由という言葉に集約されるように思う。菊子を精神的なしがらみから解き放つことを願った、信吾の真実の愛に目が引かれる。日本の親子2夫婦家庭から娘が出戻ったことにより、さらに複雑化した物語の中に、一貫して描かれた人の愛の有り様。細部まで細かく表現されている愛と不信の絶妙なバランスがたまらない。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ本書で特に見どころと感じたのは呼吸法。すぐに実践できる。呼吸が浅いと交感神経優位の状態が続くそうだ。本書では呼吸が浅いかどうかチェックする方法が示されている。私はどうかと試してみたら案の定浅かった。睡眠や食事も大切だが、24時間続けている呼吸法の改善から始めたい。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ日常生活で認知バイアスやハウスフライ効果を意識しながら周囲を見回すと面白いことに気づいた。人間がいかに環境に依存するかよく分かる。本書でも書かれていたが、人は性格により行動すると言うより、環境によって行動を変える。アドラー心理学では、性格は存在しないと言っていたのも納得である。報酬アップは改善の余地がある場合のみ効果があるという指摘には、ハッとさせられる。自分の思考の足りなさを認識出来た。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレあなたが普通にやっていることで人に驚かれたことはあるか?という問いにドキっとした。自分の強みを把握するために適した問いだ。自分の思考をまとめていく年齢のようであり、まだ選り好みせず経験していく年齢でもあり、30代は忙しく感じる。ただ、本はまだまだ選り好みせず読んでいきたい。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ展開力は知識量。本質把握力は物事を抽象化する力だろう。具体化力はその反対。若い時は偏ってもいい。興味に任せて努力することで溢れるエネルギーを有効に使うことと述べられており、若い人を後押しする力強い言葉だと感じる。また、30を越えると中庸が求められるのはよくわかる。齋藤先生の著書はどれも面白い。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ読者によってこれ程エンディング後の展開が違いそうな作品は読んだことがないかもしれない。入り乱れて登場する様々な人物。かかわり合うようですれ違う。この噛み合わなさはまさに東京の夜と同質なものに見える。その中でマリと高橋も噛み合わないまま物語は終わるが、希望を残しているのは、唯一の救いか。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ会議は社員の集合知に頼る上で非常に重要であるが、会議の向上のための研修などに取り組んでいる組織は少ない。会議には様々な罠がある。謝った意思決定、多数決による分断、堂々巡りなど。会議中の可視化の重要性がよく理解出来た。とりあえず、ホワイトボードに意見の要約を記入しながら意見を出すことは私には無理だし、普通は困難だということだろう。会議録を取るくらいなら、要約によるリアルタイムな意見の可視化に注力したい。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ 利己的な遺伝子からなる生物学的な愛や、性欲をそのまま表現する動物としての愛を声高に主張する人間に、主人公家族は人としての愛で構える構図が見て取れた。フロムが説く愛の理論を見ているようである。罪を犯した弟を、犯罪者として見ず、ただ弟の核を見ている主人公。だからこそあの結論だったのではないか。物語の終わり方には賛否両論あるとは思うが、だからこそ父の葬儀までの経過に想像が膨らむ。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
ネタバレ1955年、登山中にナイロンザイルが切れ、1人の若者が墜落死した。当時の日本では、ナイロンザイルは切れないという認識が多数派を占めており、主張を受け入れてもらえない。思い込みの恐ろしさを感じるとともに、メーカー側の隠蔽工作も相まって、さながら地獄絵図のようである。結果、完全解決まで21年も要する。人間の弱さを見せつけられた思いである。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
衝撃的な弁当ばかりだが、確かにこれを思いつく時間と作る時間を考えたら、愛の結晶とも言えそうだ。まあ自分がこれらの弁当をもらったら、笑うしかないだろうな。
が「ナイス!」と言っています。
猫柳
音楽家の奏でる音楽に感動するというより、音楽家の魂に震え、共鳴するといった方が正しいのかもしれない。孤独でいられることこそ、自身との深い対話が出来る証なのだろう。その対話を繰り返し行い、自身の矛盾を受け入れた者が出した答えが、本書では見れる。一読の価値あり。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/04/13(592日経過)
記録初日
2023/04/15(590日経過)
読んだ本
654冊(1日平均1.11冊)
読んだページ
149853ページ(1日平均253ページ)
感想・レビュー
583件(投稿率89.1%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
公務員
現住所
大阪府
自己紹介

読書熱が再燃しました。10代の時はラノベ、20代は教養書、哲学書ばかりで30になってから小説メインになりましたが、今は何でも。色んな人の感想楽しく読ませてもらってます。よろしくお願いします。

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