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2024年10月の読書メーターまとめ

こよみ
読んだ本
10
読んだページ
3410ページ
感想・レビュー
8
ナイス
58ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • pinkdark_xv
  • 零

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

こよみ
☆☆☆情報量と伏線のあまりの多さ、ミステリー密度みたいなものに圧倒される。。いろんな意味でえげつないなこの作品。。。 中盤ではもう象山の運命というのはある程度決定されて、家族不審死の謎もある程度とけ、物語は終息にむかいつつある、みたいな流れになるんだけど、そこから待ち受けているのはまさかの怒涛の展開とどんでん返し。ストーリーもそうだけどミステリーも加速度的に進化た、みたいな印象を受けたな。なかなか新鮮な読者体験でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

こよみ
☆☆ 一言で言えば新感覚グロミステリー小説。こういうのはリレー小説って言うんだっけ?ともあれ、メタ的趣向がなされた読み進めるごとに世界観に呑まれていく感覚を味わえるようなスリリングな小説ではあったのだが、結構人によって好みが分かれそう。
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こよみ
☆☆ 零崎一賊は身内が傷つけられると損得計算なしで見境なく、加害者とその周辺を絶滅させるという習性を有している。。。家族愛が膨大なまでに膨れ上がっている強い紐帯で結ばれているコミュニティ、といえば聞こえがいいがよくよく見てみると、いやよく見なくてもとんでもない性質を持った集団ということが分かる。でも本作を読み進めていくとそのイメージはがらっと変わった。彼らは衝動的殺人、あるいは継続的な殺人を行ってしまう性質があるが故に元いたコミュニティから排除され、その結果はぐれもの同士が群れを成した人たち。
こよみ
2024/10/31 21:10

しきりに家族愛を強調するのは自分たちが家族というものに酷いコンプレックスを持っているからで、身内を傷つけられたらその周辺まで絶滅させるのは、大事なものを決して奪われたくないという過剰防衛の意識の現れ。結構猟奇的快楽的殺人者たちが多そうで人生楽しそうな人がおおい印象だけれど、彼らの根底のところでは拭がたい疎外感が揺蕩っているのかもしれない。

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こよみ
☆☆ 言わずと知れた人類最強の請負人、哀川潤。強くなりすぎて比肩すべきものも張り合いがいのあるものも無くなってしまった彼女に襲いかかる出来事を一人称視点で描いた小説。結構哀川潤は友達が多いって語ってることが多い印象だったけれども、友情とかなんやらは基本的にある程度どこかで人間的に釣り合っていないと成立しないような気がするし、となれば圧倒的に突き抜けた彼女と友情を成立させることは誰にも不可能なのでは?みたいな疑問が常日頃あったけども、本作はエピソードの中の会話劇にてそこらへんを掘り下げることが多かったかな。
が「ナイス!」と言っています。
こよみ
☆ 新キャラも登場し、物語も進み始め前巻に比べて推進力に富んではいたけれども西尾維新の卓越したキャラメイキング能力ってのが影を潜めているように思える。まあ遡るようにして読んでいるからしょうがないけれど、まだ西尾維新完成前夜って感じ。
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こよみ
☆ 主人公の性格が...
こよみ
☆☆☆情報量と伏線のあまりの多さ、ミステリー密度みたいなものに圧倒される。。いろんな意味でえげつないなこの作品。。。 中盤ではもう象山の運命というのはある程度決定されて、家族不審死の謎もある程度とけ、物語は終息にむかいつつある、みたいな流れになるんだけど、そこから待ち受けているのはまさかの怒涛の展開とどんでん返し。ストーリーもそうだけどミステリーも加速度的に進化た、みたいな印象を受けたな。なかなか新鮮な読者体験でした。
が「ナイス!」と言っています。
こよみ
☆☆☆ 阿良々木くんと他の世界観の住民との交流を描いたコラボ小説。いかれた世界からきたいかれたキャラとの、八十二手でひたすらやり込まれるような会話劇や、逆に阿良々木くんの幼女趣味っぷりが全開にでて絶妙なユーモア(と気持ち悪さ)を醸し出している会話劇など、幅広で構成されていて満足感が高い作品群でした。
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こよみ
☆☆ 中世から近世の絵画の最も顕著な特徴の一つとしてどうやらモチーフやら題材やらが似たり寄ったりなところがあるらしい。だからなのか、独自のスタイルで突き進む現代の絵画に比べて誰から影響を受けてどんなトレンドの中でどんな思想を持って書かれた、というのが比較的わかりやすかったし、それゆえに作品間の繋がりってのが増えてネットワークが構築されてくる、のかなと思う。
こよみ
2024/10/03 23:08

第4回初期ネーデルラント絵画 ファンエイク兄弟とその後継者達はそれまでの絵画とは一風変わった仕掛けを施した。それを一言で言うならメタ的視点を取り入れた絵画みたいな感じだろうか。例えばヘント祭壇画では額縁から伸びる影を描くことで絵画とは現実世界を結びつけているし、アルノルフィーニ夫婦の肖像では、絵画内のあらゆる物体が何かの象徴で表され、一つの物語を形成しているのと同時に、作品中央の凸面鏡。この中には結婚の証人とその弟子が映り込み、さらには画家のサインまであると言う作品制作に携わった画家と読者を作品内に取り入

こよみ
2024/10/03 23:14

アルノルフィーニ夫婦の絵画は美術に対する見識が浅い自分なんかでも知っている作品であり、それは当然当時には多大な絵師に影響を与えたものだった。ベラスケスのラス・メニーナスというこれまた門外漢である自分も知っている作品も影響を受け、感化され、触発された作家の一人で、この作品内においては同様な仕掛けが用いられている。王女マルガリータが鏡に映る姿を描いたものであり、それを描く画家までも作品内に登場している画期的なものではあるのだが、もう一つ大きな仕掛けが打たれている。それはすなわち画家が書いているカンヴァス

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/07/26(487日経過)
記録初日
2023/10/02(419日経過)
読んだ本
312冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
111095ページ(1日平均265ページ)
感想・レビュー
113件(投稿率36.2%)
本棚
0棚
性別
年齢
24歳
自己紹介

備考録、かつ読書好きの方との交流のために始めました。
村上春樹、森見登美彦、西尾維新なんかが好きです。

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 人生のバイブル、至高の領域にある本
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 胸にガツンときた、強迫観念的に読み返す
⭐︎⭐︎⭐︎ それなりの充実感をもって読み終えた、普通に好き
⭐︎⭐︎ 胸を張って好きとは言えないが、一応読んでよかったと思える本
⭐︎ ちょいと首を傾げたくなる本、自分の琴線には触れなかった
★難解すぎるため、もしくは自分の感性とはあまりに違うため評価できない、数年後に読み返すかも

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