野ばらワールドかつ爽やか。ロリータな大石先生と12人の生徒の学園物語。 野ばらちゃんが描くロリータの女の子たちは、乱暴な言葉を使っていても品があってかわいい。きっと矜持があるからですね。彼女たちもまたかけがえがない、だからとてつもなくかわいいのです。

野ばらワールドかつ爽やか。ロリータな大石先生と12人の生徒の学園物語。 野ばらちゃんが描くロリータの女の子たちは、乱暴な言葉を使っていても品があってかわいい。きっと矜持があるからですね。彼女たちもまたかけがえがない、だからとてつもなくかわいいのです。

アスペルガー症候群当事者が自身の特性について意味や行動のまとめあげをしつつ、脳性まひの共著者とゆっくりていねいにつながる。私自身もASDなので、大量の刺激によって感覚飽和されてる状態はよくわかる。自分ごととして読んだ。 最近の私はつい焦って大量の情報を取り込み短期的な成果を求めてしまう(きちんとこなせているならいいが、私はよくから回って自爆している)。私も抱えられるだけの内容を丁寧にゆっくり取り込み、いろんな人が試行錯誤しながら見つけたパターンやまなざしを共有しながらていねいにつながりたい。

図書館本。 澁澤の自伝的回想エッセイを読むのは初。(野球部だったんだ…)という一番の衝撃…全然想像つかない。戦中戦後の混乱や裁判、闘病も淡々と受け入れ、ドラコニアワールドを貫くのはさすがだ。私は湿っぽくなりがちなので、このからっとしたユートピア精神に憧れる。

すべてを狂わすファム・ファタルが好きだ。ええ、ええ、「痴人の愛」のナオミも八百屋お七も高畠華宵のイラストもサロメも大好きです！とテンション高く読んだ。至福。日本の魔性の女はどこか陰と湿っぽさがあるのがまたかわいい。破滅したくなる。

図書館本。ようやく読めた！ 耽美的な小夜子さんのエッセイは、印象とは裏腹におだやかで少女らしさがあり、ちゃめっ気があり、やはり美しかった。世阿弥の花伝書の引用をしながら思いを語り、太極拳をして、健康は美の基本で、旅行の時は藤の籠に物をまとめる小夜子さん。いいなあ。

久しぶりに読んだ。最後のモンチッチの女の子の話が好きだな〜。シシリエンヌといい鱗姫といい、気が強い一方で脆すぎる女の子が好きなのかも。