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2024年11月の読書メーターまとめ

maddy
読んだ本
6
読んだページ
2170ページ
感想・レビュー
6
ナイス
87ナイス

2024年11月に読んだ本
6

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

maddy
ネタバレ今村翔吾の直木賞受賞作品。伏見城や大津城の籠城戦を舞台に、鉄壁の防御力を誇る石垣を作る穴太衆と最強の攻撃力を持つ鉄砲を作る国友衆とが、互いに相手を凌駕すべく技術力や発想力を駆使して戦うさまを描いている。穴太衆の匡介、国友衆の彦九郎、どちらも戦争のない世の中を願うのだがアプローチが真反対で面白い。匡介、源斎、玲次を始め京極高次、お初、彦九郎、立花宗茂といった登場人物が個性豊かで魅力的に描かれている。大津城のラストの攻防は臨場感があってドラマ化しそうなほどエンタメ感満載。分厚い本だが一気読みしてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
6

maddy
ネタバレ正統派トリックに定評のある大山さんの作品。 戦後の名家を舞台にした連続殺人。論理的に積み重ねていけば犯人は分かりそうなんですが、結局最終章まで犯人分からずじまいでした。すり替えトリックをうまく使っており面白く読めました。 兄妹探偵である必然性はあるのか?とか、そっちを考えてしまいました。
maddy
ネタバレ大学医学部の入試合否の女性差別問題をテーマに、シングルマザーの女性新聞記者と事務局出身の独身女性理事の対決を描いている。女性差別のない社会にしたいという考えが2人の根底にある共通のものであり、それ故「対決の結果」は何となく読めました。 和藤が作中で「人間である限り差別はなくならないが、受け入れるのと何とかしようとするのは別物」と言っていたのが印象的。月村さんの作品はいつもページを捲るのが止まらなくなるほど面白いですね。ただ本書は社会派寄りだったので、アクションや闇社会の話がなく少し物足りなかったです。
が「ナイス!」と言っています。
maddy
ネタバレ刀城言耶シリーズや家シリーズを好みでよく読む三津田さんのホラー、ということで手に取った。 作家自らの実体験手記っぽい作りで、4本の短編が最後の1本に緩やかに繋がる構成。全体を通して何が怖いのかがはっきりしないのだが漠然とした気持ち悪さ・理不尽さを感じてしまう。それがまたリアリティ感を高めているように感じる。最初の「お籠りの家」と最後の「逢魔宿り」が読み物としては好み。
が「ナイス!」と言っています。
maddy
ネタバレ本棚を整理したついでに再読一気読み。20年以上前に読んでオチはわかっていた上で、当時と同じようにハラハラを味わえた。前半の旦那の行動も気持ち悪かったが、中盤以降の人を殺すことを何とも思わない幸子のサイコパスぶりが怖すぎる。一方で主人公や警察の対応や判断の愚鈍さぶりにストーリーを成り立たせるためのわざとらしさを感じてしまった。「クリムゾンの迷宮」もそうだが貴志祐介はヤバい人の描写がうまいなぁ、と思う。
が「ナイス!」と言っています。
maddy
ネタバレどんでん返し系のミステリでオチを求めて一気に読破。 伝えたいメッセージが手記、後記それぞれに隠れているが、後記読むまで全くわからず。ところどころ時代のズレや不自然な言い回しがあったのはそういうことね、と読んだ後で納得。美人は得だといわれるが逆に苦労が多く嫌なことばかり、と主張する逆ルッキズムな内容の手記から始まるものの後記を読んで世界が一変。小説全体にこの仕掛けを入れていることに作者の苦労を感じる。
が「ナイス!」と言っています。
maddy
ネタバレ今村翔吾の直木賞受賞作品。伏見城や大津城の籠城戦を舞台に、鉄壁の防御力を誇る石垣を作る穴太衆と最強の攻撃力を持つ鉄砲を作る国友衆とが、互いに相手を凌駕すべく技術力や発想力を駆使して戦うさまを描いている。穴太衆の匡介、国友衆の彦九郎、どちらも戦争のない世の中を願うのだがアプローチが真反対で面白い。匡介、源斎、玲次を始め京極高次、お初、彦九郎、立花宗茂といった登場人物が個性豊かで魅力的に描かれている。大津城のラストの攻防は臨場感があってドラマ化しそうなほどエンタメ感満載。分厚い本だが一気読みしてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/15(322日経過)
記録初日
2024/01/01(336日経過)
読んだ本
85冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
27498ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
64件(投稿率75.3%)
本棚
2棚
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