思考することと労働は相性が悪いというのを見てはっとさせられた。 本にあるのが知識でSNSが情報なのもわかる。 本にはその事柄がなぜ、どのようにして、どうなったかが描かれている。そこがノイズになるのだろうけど、そこを知れると読書の楽しさが信頼になるのだろうと思う。

思考することと労働は相性が悪いというのを見てはっとさせられた。 本にあるのが知識でSNSが情報なのもわかる。 本にはその事柄がなぜ、どのようにして、どうなったかが描かれている。そこがノイズになるのだろうけど、そこを知れると読書の楽しさが信頼になるのだろうと思う。

依存症は距離を置いたり、治療が必要とされたりするが、これが仕事となるとむしろ歓迎される社会がある。(そもそも依存だと気付けない) 労働は義務であり、生活のための資金を稼ぐ必要があるからこそ仕事の仕方にも多様性が求められるのだと思った。 皆、時代の変化の中で会社で居場所が無くなるのが怖いから長時間労働にも耐えられる、とあったが、耐えられるのは適正があった人だけなので、主人公のような人こそ上に立つべきだと思う。 私は主人公の元で働きたい。

100年前の作品なのに今にも通じる部分があった。 近代文学は自分には難しく、あまり読んでこなかったが、この作品は読みやすかった。 譲治とナオミの関係は今ではアウトだろう。 ただ愛を語るとなると、誰もが痴人の一面を覗かせるのかなあとも思う。