これは高校生向けの講演だけれども年齢関係なく読んでほしいと思った。 面白かった。 「はじめに」から面白いし、何事も鵜吞みにして妄信しているだけでは役に立たないということは納得。 言葉は人類最大の発明であると共に大きな欠陥があるということも納得。 言葉はデジタルであるということは気が付きもしなかった。 言われてみれば納得した。 発信する方も欠けているし受信する方も自由に解釈できる事も納得できた。 最高なのは「すべての読書は誤読である」のくだりかな。

囚われのシャーロック・ホームズはどこに？ ホームズは散々な扱いになっていて驚いた。 主役がアテナ・クラブだから仕方がないけれどもね。 ベイカー・ストリート・イレギュラーズが事務所を持っていたことにも驚き。 欧州旅行編から各々の特性に合ったアクションシーンが増えて面白かった。 よくわからないのがメアリの特性で、ホームズに似ているのかな？ 最後はお墨付きもつき、各自の活計の道もできて順調のようでよかった。

これは高校生向けの講演だけれども年齢関係なく読んでほしいと思った。 面白かった。 「はじめに」から面白いし、何事も鵜吞みにして妄信しているだけでは役に立たないということは納得。 言葉は人類最大の発明であると共に大きな欠陥があるということも納得。 言葉はデジタルであるということは気が付きもしなかった。 言われてみれば納得した。 発信する方も欠けているし受信する方も自由に解釈できる事も納得できた。 最高なのは「すべての読書は誤読である」のくだりかな。

仙台のエルフ登場だ。 やはり伊達者だったけれども、やんちゃのほうに大振りしていて傾奇者だ。 祭神様自らがUMAになっていたり、小柚子ちゃんの怪談が妙に所帯じみていたり。 各地のエルフの蚊に対するリアクションが性格が出ていて面白い。 最後は小柚子ちゃんのお願いで珍しく小糸の学園祭に行くが予想通り迷子になっていた。 次巻でどう解決するのか楽しみ。

このシリーズ読むとほっこり落ち着く。 今回気に入ったのは、90話「キュウリのサンドイッチ」、91話「宿と地のもの」、94話「お祝いの手料理」、95話「恥じらいと装い」、96話「下駄と昼酒」、98話「内緒の仕事」かな。 個人的にはキュウリが苦手なんだけれども、90話読むと食べてみたくなってしまった。 91話は旅先でその土地のおいしいものに出会えると嬉しいよね。 94話はコンジュとセンの関係がよいな。 98話は石貫會の会長、副会長の幼少時のお話がよかった。

待っていた最新話。 個人出版だから大変なことは理解しているので、早く収益が上がり軌道に乗ってほしいのでKindle Unlimitedでなく購入している。 ルパンの共犯者脱獄は成功し、阻止に失敗した副部長たちは退場してルノルマン部長が復帰する。 ルノルマン部長が犬猿の仲の副部長たちを退場させるためにとった手段はルパンと同じような策略だね。 「813」の小説は新潮社文庫の堀口大學訳版だった記憶があるが、なんせ世紀の変わり目ぐらいの頃に読んでいたのでもう忘れている。

ホームズ引退後のお話。 おもしろかった。 マイクロフト以下ダゴンクラブメンバーが同時期に殺されてとんでもないことになった。 殺害犯人を探していくとドイツ大使館につながり、どうも大使がモリアーティ教授が邪神化したルルロイグに憑依されているらしい。 罠にかかってU-19（時代的には合っているがちょっと早い）で連れ去られる二人。 最後はルルロイグ対ホームズと思いきや邪神対邪神になった。 「あとがき」もよかったし、訳者の解説に「ホームズ鬼譚~異次元の色彩」への言及があったのもうれしい。

待望の2巻目。 魔女のような外見のギルドマスターの正体が判明して、またもやこき使われるおっちゃん。 ダンジョンの暴走から街を守るために能力を徐々に顕わにしていく。 ダンジョンには入らない平凡な中年冒険者はもう通用しない。 転生ものでなく普通にファンタジーとしておもしろいのでこの先どうなるのか楽しみ。 3巻目はいつになるのかな。

ヴィクトリア朝京都と聞いて面白そうだと購入。 ホームズの名前は本間はないので、昔の翻案調でも転生でもなく、土地と風俗を京都に変えた世界。 ベイカー街が寺町通に、スコットランドヤードは京都警視庁になり、テムズ川は鴨川に、御所には女王が住う。 ホームズはスランプに陥り、アイリーン・アドラーが探偵として脚光を浴びている。 ロンドンは心霊世界の架空の都らしい。 「Re:CREATORS」の逆でドイルのホームズ物をやめたい気持ちが創作物の世界に影響を及ぼしてヴィクトリア朝京都が発生したのかな。

連載12年ってそんなに経っていたのか。 話のネタ作りは本を読んで内容を理解することから始めるのだと思う。 だから12年で6冊というのも納得できる。 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の回で、「火星の人」10周年記念でリストアされたという火星滞在ログ（短編のPDF）が作者のXにあったのを思い出した。