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3月の読書メーターまとめ

ぱせり
読んだ本
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感想・レビュー
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219ナイス

3月に読んだ本
18

3月のトップ感想・レビュー!

ぱせり
私はこの本の雰囲気が大好きだ。ミステリでもミステリじゃなくても。凝り過ぎたホテルは芝居がかっていて、素敵というより、そこはかとなくいかがわしさも感じて落ち着かない。この落ち着かなさにぞくぞくする。よくできたテーマパークだろうか。いいや、むしろ不思議なカーニバルに迷い混んだ。奇妙で非日常な気分を存分に味わった。
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3月の感想・レビュー一覧
18

ぱせり
とても美しい絵本。絵も色も、そして文章も。読んでいると自分が、先祖たちからの奇跡のバトンを引き継いできた、奇跡の存在に思える。遠い過去から無数に枝分かれした細い道の最良の一筋を選んで進んできた、かけがえのないひとり。その道筋は、大きな叙事詩のようだ。
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ぱせり
読む前に事件のあらましや犯人まで知っていたとしても、物語の全体が見えているとはとても言えなくて読書を楽しむための障害にはなり得ないと思う。物語にたちまち引き込まれて夢中になってしまった。回想形式の文章に籠る哀愁、不思議な伝説、神秘的な雰囲気を称えた人物。何よりも、ジプシーが丘の家の佇まいが素晴らしい。
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ぱせり
ワイマール文化咲き誇るベルリン。ひっそりと台頭してくるナチス。強い力に押されてみんな揃って暗いひとつの方向に向かってずるずると進んでいく時代に、ひとり横歩きしているノリスは、不気味で滑稽だ。図々しくて、したたかだ。だけど、奇妙に輝いている。そんなはずはないのに、一瞬、それが何かの希望であるかのように思えた。
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ぱせり
何のこともない日々が、寸断されることなくこれからも続いていくと思えることは幸せだったのだ。最後に印をつけた町の地図からの思いがけない発見。まるで町が、ソエに、ありがとう、と言ったように感じた。しるしのついた地図は、ソエを(そして町を)力づけ、守ってくれる小さな灯のように思える。
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ぱせり
静かに火をみつめることは梨木香歩さんの「滞り」に似ていると思う。滞ることは悪いことではない。あちらとこちらが混ざりあう場所でもある。八ヶ岳の山荘は「滞り」そのもののよう。形ある「滞り」)「ついでに自分の心にも、ミズナラを一本、育てたい。考えが暴走するのを食い止め、やがて澄んだ水の一滴を生み出すような」
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ぱせり
心に残るのは動物園での死に関して。「動物の死に数多く直面しそれを見つめてきた私たちにとっても、死は決して慣れてしまうような性質のものではありません」 救うことのできない重い病気をかかえた動物について書かれた言葉も心に残っている。人には到底及ばないような知恵が動物たちには備わっているのではないかと思う言葉など。
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ぱせり
ずっと時間が着々と流れているのを感じながらここまで読んできたので、シリーズ最後に、ふいに過去に戻った感じだ。この物語のテーマが「回想の殺人」であるように、この物語そのものが(シリーズの)回想のようだった。ミス・マープル、いついつまでも、このまま元気で暮らしていて欲しい、と思う。
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ぱせり
『カリブ海の秘密』の後日談で、懐かしい登場人物のその後の消息を知れたのは嬉しい。ことにもっともっと知りたかったあの人のことを今、いろいろな角度から知ることがてきたのはうれしかった。やはりただ者てはないのだ。亡き後のあれこれの仕掛け。どんな思いでこんなにも周到に準備したことかと。もう会えないのは寂しいことだ。
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ぱせり
M高校に限らず、大勢が集まる場所なら、少し変な「気」がこごった場所ができても不思議じゃない気がする。逆に正のエネルギーもまたどんどん湧いてくる場所であるかもしれないのだ、学校は。「後からくるものたちはいつだって、ずっと賢いんだ」良い言葉だ。そして、ヒーローが悲壮な使命感を一人で抱え込む必要もないんだ。
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ぱせり
犬共同体の厳格な上下関係など、むしろ人間の社会そのもののように思えて、もしや、私たち人間、いつのまにかオリンポスの神々の悪戯で、犬の知性を与えられていたかと思ったくらい。犬たちは一生を終えた時、幸せな死を迎えることができたのか。幸・不幸に「知性」はどんなふうに関わるのか。幸せってどういうものなのだろうか。
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ぱせり
私はこの本の雰囲気が大好きだ。ミステリでもミステリじゃなくても。凝り過ぎたホテルは芝居がかっていて、素敵というより、そこはかとなくいかがわしさも感じて落ち着かない。この落ち着かなさにぞくぞくする。よくできたテーマパークだろうか。いいや、むしろ不思議なカーニバルに迷い混んだ。奇妙で非日常な気分を存分に味わった。
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ぱせり
くすくす笑いながら読んだこの本には、「右手の肖像」「家族の戦争」「あとがきにかえて」など、戦争によって失われた人たちの影が見え隠れしている。遺された人たちが懸命になって生きてきた道筋も。だから、この今、笑って過ごす日々を手放さないことは、きっと亡くなった人たちの供養でもあると思うのだ。
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ぱせり
「ふたつの海」が多重的に浮かび上がってくる。いくつもの「ふたつの海」が「いちじくの館」という一点に合わさっていくのを不思議な気持ちで味わう。読み終えて思い出すのは多くの鮮やかな風景。その風景の中に喜んで溶け込んで生きようとする小さな人びとの姿。人の思いが風景のなかに溶けこんで風景が人そのものになる。
ガーネット
2021/03/09 09:28

「人の思いが風景のなかに溶けこんで風景が人そのものになる」の一文に、あぁ確かにそのような風景があるなぁ、この表現はじわぁっとしみてくるなぁと思いました(*´꒳`*)

ぱせり
2021/03/10 13:41

ガーネットさん、ありがとうございます♡♡♡

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ぱせり
しょっちゅう喧嘩するから、「そんなに喧嘩ばっかりするなら少し離れていなさいよ」というのに、不思議に一緒の空間にいたがった。肌をひしっとつけあうほどに。離れたらどうかなっちゃう、どうか離さないで、といわんばかりに。それは、いつかどこかにいた小さなきょうだいのことだけれど、本のページを繰っていると、思い出す。
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ぱせり
火災によって失ったものは膨大だった。それでも、(とっても乱暴な言い方だけれど)火は図書館を焼き尽くすことは到底できないのではないか、と思えてくる。図書館を育て守り、その灯を決して消さない、という人々の強い思いが、図書館という大きな箱の正体かもしれない。図書館は、ただの箱ではない。
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ぱせり
魔法の林檎の木、近所の人たち、作物や家畜、森からやってくるお客、移り変わっていく自然や、季節ごとの行事、家族のこと、収穫と料理……どのページを開いても、ちょっとそこの隣村という感じで、バーリー村、ムーンコテージを訪れることができる。こんな感じの隠れ家的な本が一冊、手許にあるっていいものだ、と思う。
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ぱせり
初対面の印象ってあてにならない。あの人とはもう二度と会うことはないのだろうと思うと、共有できたわずかな時間がことのほか名残惜しくなる。巻末の解説(穂井田直美)で「クリスティーは、ミス・マープルを通して、老いを迎えた女性について、ひとつの生き方を描こうとしたのではないか」と書かれていて、なるほど、と思う。
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ぱせり
手記のなかのイトウの恋、現在の久保とシゲルが徐々に惹かれていく様子がリンクしているようでおもしろい。イトウと田中シゲル、手記のなかと外の二人の母への思いも、どこか繋がっている。「この人がつまんない女を好きになんなかったのがうれしいってことなの」彼女の「うれしい」という言葉がうれしい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(4430日経過)
記録初日
2008/01/05(4851日経過)
読んだ本
2254冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
562036ページ(1日平均115ページ)
感想・レビュー
2227件(投稿率98.8%)
本棚
89棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/
自己紹介

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積読本は、ほんとは積読本ではありません。
大好きな本の表紙が見えるところにあると嬉しいな、と思って並べています。



-わたしの宝本- 
「にぐるまひいて」 ホール/クーニー
「リトル・シューベルト」 ゴフスタイン
「ジョー アンド ミー」 プロセック
「こうちゃん」 須賀敦子/酒井駒子
「少女ソフィアの夏」 トーベ・ヤンソン
「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「プラテーロとわたし」 J・R・ヒメネス
「夜と薔薇」 森雅之

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