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2021年12月の読書メーターまとめ

ぱせり
読んだ本
18
読んだページ
5335ページ
感想・レビュー
18
ナイス
198ナイス

2021年12月に読んだ本
18

2021年12月のお気に入られ登録
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  • kiritotirik

2021年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱせり
ミステリで、少女の成長の物語で、差別の物語でもあり。湿地が、長い年月にわたり、孤独な少女を、守り、育て、教育した。湿地は酸鼻な泥の世界でもある。町の暮らしに馴染んだものには受け入れがたいこともあるけれど、それでも、そこは再生につながる場所なのだ。
が「ナイス!」と言っています。

2021年12月の感想・レビュー一覧
18

ぱせり
左右のページの二人のタイプの違う青年の家づくり。左ページの物語だけなら、森のはずれに小さな家が建つ、心楽しい絵本と思ったはず。右ページの物語だけなら、一つの町はこのようにして生まれるのだね、と楽しく読んだことだろう。左右に二つ並べると、心はザワザワしてくる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
始まりは高齢術のテーブル。雪に閉じ込められた田舎。意外だったのに、あの人が犯人だとわかったときには、ああ、やっぱり、と思った。丁寧に張られた伏線がきちんと回収された満足によるのかもしれない。すっきりと気持ちのよい終わり方であるのに、なんだか寂しい。このどんづまりのような田舎の冬景色のせいもあるかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
著者の子どものころ住んでいたアパートの屋上に捨てられていたたくさんの畳を、子どもたちはカードのお城のように組み立てて小さな基地を作る。仲間たちが帰っていった後の誰もいない畳の小屋に、子どもの著者が一人きりで座るところ、好き。「仄暗くてせまく、懐かしい空間」に、読んでいる私も誘われてほっとしている。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
さて、これはいつの昔の物語だろう。クリスマスの「むかし」は、私たちに手が届く姿になって現れる。なんてしずかで、満ち足りているのだろう。いい夢をみているみたいだ。私は何を読んだのだろう、見たのだろう。どこの街の家にも村の家にも、たとえ馬屋がなくたって、今夜、旅人たちは訪れる。
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ぱせり
お母さんを残して初めて一人で出かけて行くハンシは最初少し泣きたくなったけれど、帰るときには、山の家族と別れるのが辛くなっている。町に帰らなければならないことを嘆くハンシに、おじさんは、夏の山の楽しさを話して聞かせる。ハンシが過ごした冬も、これから迎えるはずの夏も、ため息が出るくらい素敵だ。
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ぱせり
ホテルは、モスクワ市街の縮図であり、外を吹く嵐を、渦中よりもはっきりと見極める窓でもあった。帝政時代の貴族と、ボリシェビキ政権の時代の権力者たちが、着るものが違うものの、そっくりに見えた逸話を思い出す。ホテルの屋根裏に軟禁された伯爵だが、まるで御殿の殿様のように優雅で自由なのが印象に残る。
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ぱせり
物語というよりもある日の一場面の切り抜きみたいな感じで、物語の外でも(始まる前も後も)丸顔の素朴な人たちが、このまま地道に生活しているにちがいない。いつかゴフスタインが木ぐつの船に乗せて海に流したブーケが、「今日という日に」届いたようなうれしさ。丘の上の風車(ミル)が回り、鳥が飛んでくる。
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ぱせり
お気に入りのクリスマス料理は、作者による「はじめに」だ。幸福なクリスマスの思い出があるって素敵だ。子どもたちが素晴らしいクリスマスを過ごせるように骨を折ってくれた大人たちの存在に思いを馳せることも素敵だ。それを語ってくれることで読む者も照らされるように幸福な気持ちを味わう。
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ぱせり
児童文学の主人公はもちろん子どもだが、著者は大人たちについても(大人についてこそ?)多く語っている。大人の姿を追いかけると、作者の願いや訴えが見えてくる。この本を手に取ったなら、まず取り上げられている作品を一冊先入観なしに味わってみるのがいいと思う。それからこの本を読む。著者と読書会をしているような気持ちで。
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ぱせり
子どものときにそばかすに出会った。初めて読んだ上下二段組の本に戸惑ったけれど、この本を読むことは大人になったようで誇らしかった。そのうちに何も考えず夢中になって読んでいた。大好きな本でした。今、古典新訳文庫ですごく久しぶりにそばかすに再会して、子どもの頃の読書の嬉しさを思い出しています。
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ぱせり
私は釣りをしたことはないけれど釣り人の話は好きだ。軽い下ネタなどで笑わせもするが、一方で(同時に?)おおらかなロマンチックがあるのが好きだ。夢中で釣っているように見えるが、魚が釣れる川や池が住まいの周りからはどんどん姿を消していくことを嘆いてもいる。1968年に。
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ぱせり
著者も、五足の靴を追いかけて、九州を旅する。五人の生い立ち、五人の立ち寄り先の歴史・地理・風俗などをからめて、著者自身の一足の靴の紀行文にもなっている。五人の後ろに立つ森鴎外の幻。隠れキリシタンのこと。五足と著者との間に横たわる戦争と原爆。変わらないこと、すっかり変わってしまったことなど。
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ぱせり
「まんまと嵌る」……「嵌る」の、入れ子細工なのだ。そして「誰か一人でも信じる人間がいるかぎり、本当でない物語などありはしないのだ」という言葉が、たくさんの言葉の羅列のなかから浮き上がって来てすうっと胸に落ちる。それなら嵌ってみようじゃないの、素直に。入れ子のいちばん外側での読者は気持ちよくつぶやこう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
不思議だけれど、不気味ではない。物語を夢中で追いかけながら、同時に、急がなくていいと思ってもいる。この雰囲気に酔い、ここに私はまだしばらく留まっていたいと思うから。かわいらしいだけでも、美しいだけでもない。ましてユメユメしいとか。ほんの少しだけの毒をたらすとこの景色はこんなにも忘れがたい色合いを見せるのだ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
ミステリで、少女の成長の物語で、差別の物語でもあり。湿地が、長い年月にわたり、孤独な少女を、守り、育て、教育した。湿地は酸鼻な泥の世界でもある。町の暮らしに馴染んだものには受け入れがたいこともあるけれど、それでも、そこは再生につながる場所なのだ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
始まりのことばは、「ぼくのからだのなかには 木がいっぽん はえてる」言葉が祈りみたいに思えてくる。「ぼく」の木にもいつかりんごがなる。小鳥もりすも虫たちも喜んで集う木になるように。風に吹かれ、雨を受け、日陰を作る木になるように。大きく育ちますように。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
スキー界の先駆者、猪谷六合雄。常に発見したり考え出したり、実現に向けて努力する人だった。世間からどう思われるかということよりも自分にとって意味あることに、思う存分夢中になった。その結果が後に名前とともに残るなんて考えてもみなかったんだろうけれど。遊んで遊んで遊び倒した人生、と(敬意をこめて)言いたいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
クリスティーがメアリ・ウェストマコット名義で発表したこの作品は、ミステリでもスリラーでもない。読み応えのある「文学」でした。逃げてもにげても追いかけてくる恐ろしい「獣」。ことに、激しい苦痛を経験し、ずたずたにされ、むさぼり食われてしまっても、やっぱり、幸福だったのだと思うから、なおさら恐ろしい『獣」。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(4826日経過)
記録初日
2008/01/05(5247日経過)
読んだ本
2495冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
625077ページ(1日平均119ページ)
感想・レビュー
2468件(投稿率98.9%)
本棚
90棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/
自己紹介

読みたい本・読んだ本の記録として、読書メーターを使っています。いまは、いただいたナイス(ありがとうございます)のチェック・お返し等、一切しておりません。申し訳ありませんが、どうぞご了承ください。



積読本は、ほんとは積読本ではありません。
大好きな本の表紙が見えるところにあると嬉しいな、と思って並べています。



-わたしの宝本- 
「にぐるまひいて」 ホール/クーニー
「リトル・シューベルト」 ゴフスタイン
「ジョー アンド ミー」 プロセック
「こうちゃん」 須賀敦子/酒井駒子
「少女ソフィアの夏」 トーベ・ヤンソン
「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「プラテーロとわたし」 J・R・ヒメネス
「夜と薔薇」 森雅之

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