フランス自身はあまり生活に苦労はしていないが、父親が貧しい生まれながら苦労して勉強して本屋になったので、このような感性になったようだ。なお、多くの男性作家がそうであるようにフランスもまたアルマン・ド・カイヤヴェ夫人という女性に長い間その創作生活を支えられ助けられてきた。こういう人については著者と同じ扱いで表紙に名前を書くべきだと思う。
捨てたいものの捨て方がわからない。あるいは捨てるのがすごく大変。それで死にたくなる。いつも少し片づけ頑張ると死にたくなれる。すごい抵抗がある。これを乗り越えられるのってやっぱり相当な金とか味方のある人だと思う。やっぱり今回もものすごく苦しい。やっぱり無理かもなー。無理せずに生きたいけど、無理しないで生きられる階級に生まれてないから、死ぬまで無理する。うまれたくなかったー
私は貧しい家に生まれ育って家族にもあまり面倒を見てもらえずに育ち、良い暮らしなど何にも分からずに歳をとった。生活につまずいたり人生が嫌になることが多い。いい暮らしをして育ってきた著者が本当に羨ましい。何を何度読んでも私はそのような経験を手に入れることはできないのだ。
本を読むことは自分にできる数少ないことの一つだけど、本を読んでも自分の人生を改善することはできない。
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