青空文庫の芥川龍之介379篇を読了しました。1年がかりでようやくです。ただし、他の文庫等ですでに感想を書いているものははぶきました。また、青空文庫は作業途中ですので、随時追加していくつもりです。
モロッコにはまだ行ったことがないが(もちろん、ぜひ行ってみたい国の一つ)本書を読んでいると、ほんとうに異文化真っ只中という感じである。それでこそ旅の醍醐味ではなかろうか。
⇒だろう。サラ・マキナは、あるいはタクトはほんとうに実在するのだろうか。それらはAIが見せる幻影なのではないかという疑いは消えないのである。これからも注目して行きたい作家の登場かと思う。お薦め!
⇒そんなこともない。また、京都の観光案内と美味いものガイドのようなプロット展開にも抵抗があるし、人物造型も主題もとうとう曖昧なままだ。それこそが本書の味わいだと言われれば、あるいはそうであるのかも知れないが、少なくても私には伝わらない。酷評になってしまいました。乞ご容赦。
多摩美大の図書館、独特ですね。あんな空間で読む本はどんなだろう。そういや昨日上野毛の多摩美大前を通ると校舎が取り壊されてました。どの建築もいつかは寿命(意図せずとも)が来るのかと思うと見れる時には見ておきたいもの。。。
特盛さん、私は多摩美大には行ったことがなく、したがって実物は見ていません。ぜひ見てみたいものです。また、日本の建築物は耐用年数が短いのが残念です。もっとも、法隆寺などというのもあるにはありますが。
ヴェネツィアさん こんにちは グスタフ・クリムトは、とても好きな画家の一人! そして長田弘も好きな詩人の一人! レビューを拝読しまして、此の詩画集は読みたいなぁ~と思います。 📝させて頂きますね!🍀 寒暖差が在りますので、呉々もご自愛下さいね!💫 何時も、有り難うございます!🙋 宵待草
文章を読んでいるのに、まるで映像作品を観ているかのように情景がありありと浮かんでくる。その”画質”の鮮明さに驚いたのが、芥川作品でした。きっと100年後も読み継がれていることでしょう!
何年か前に南フランスを旅行した時にラスコーのごく近くまで行った(その時の主たる目的地はロカマドゥールだった)のだが、通年では公開されておらず(とはいっても、公開されているのはレプリカの洞窟なのだが)見ることができなかった。かえすがえすも残念。
篇中に「カラスのつぶやき」というコラム欄が設けられているのだが、3の「あの作品の、あのカラス」にはちょっと驚く。ポーの「大鴉」くらいなら私でも思いつくが、この人は映画からテレビ・ドラマまでカラスの登場する作品を偏愛しているのである。もはや「病膏肓に入る」か。
この作品が例外なのか、あるいは最近の傾向がこうなのかはわからないが、積年のファンとしては以前のような作品(私が最も高く評価するのは『弥勒』である)を望むのだが。
ヴェネツィアさん、おはようございます😊たんじょうびのおくりもの、も面白かったです(#^.^#)読みたい本に登録させて頂きました📚他の1945シリーズも気になります✨✨✨
『不思議の国のアリス』は、邦訳が1000種類くらいあるとのこと。私も一頃集めていたが、この読書メーターに登録できたのは、わずかに29種類。そんなにあるなんて知らなかった。なお、本書の国際子ども図書館は世界に誇れるもの。今後も一層充実していくことを切に望む。
⇒重きを置かないようであること。色合いはどれも地味なのである。デザートにしてさえそうだ。あるいは、これはあくまでも基本に忠実な三谷氏のお料理の特質(同時にそれはやはりフランス料理そのものの、であるように思う)であるのかもしれないが。
⇒などと、なかなかに大胆かつ直接的な表現である。芥川によれば「原文が無邪気に堂々と言ひ放つてゐるのを其儘訳出してあるから、近代の小説中に現はれる Love scene よりも婬褻の感を与へない」ということになるのだが。
⇒スーツに移っていった。すっかり若者文化からは取り残されたのである。思えば若者たち(男)はそろいもそろってVANとKENTを着ていた(JUNやEDWARDというのもいたが)。やがて、価値観は随分多様化されていった果てに今日があるのだろう。
子どもは読者対象に考えてはいないと思われるが、小学校高学年以上なら楽しめるかも知れない。なお、本書は1942年の初版以来、長らく絶版になっていたらしいが、1979年にめでたく復刊したとのこと。
およそ住めそうもないのはニキ・ド・サンファル(彫刻家・画家)のトスカーナのお部屋。前衛そのもので落ち着かないことこの上ない。住みたいお部屋は、もう数限りなくある。ヴェルサーチの絢爛豪華な部屋は現在5つ星ホテルになっているそうなので宿泊が可能だが、なんだか成金っぽい雰囲気がして、私はあまり好みではない。ヘンデルとジミー・ヘンドリックスが時を超えた隣組で、現在は半ば同居して共に博物館になっている。
わずかにメキシコ・シティとグアナファトそしてオアハカの紹介記事がほんの少しだけあるが、せっかく魅力的な街なのにもったいないと思う。街中の写真を交えながら、それぞれの街や地方の特質を語っていった方がいいだろうに。
⇒作家的慧眼というべきか。この危うさは、その後のアメリカのたどった現代史が証明することになる。訳者も指摘しているが「パパ大好き」や「うちのパパは世界一」のよって立つ基盤は、実はきわめて脆弱だったのである。私たちはそれを知らずに憧憬したし、アメリカ人たち自身もそれに気が付かなかったのである。【ガーディアン必読1000冊】406/1000。
槍ヶ岳山荘の頁でも堂々と公表されてましたhttps://www.yarigatake.co.jp/climbing-info/about/ 明治44年の表記の謎が解けてスッキリ✨老成……幼少から大人向けの観劇ばかりしてたからですかね💦だとしたら三島も😅
ヴェネツィアさん、おはようございます😊是非、お友達になりたいです(笑)もちろん、可愛いお化け限定です(#^.^#)読みたい本に登録させて頂きました📚
私は山に行くのは好きだが、如何せん高所恐怖症のために槍ヶ岳に登ることは絶対にありえない。新保高温泉から向かった西穂高岳(初心者向きと思われる)でさえ、頂上まで行かずに上高地に降りたくらい。でも、お陰で私もカモシカに遭遇したのだが。
ヴェネツィアさん おはようございます。 此の絵本は、気に入りの蔵書絵本の一冊です。 共読本が加わり、嬉しくレビューを拝読しました!🍀 切り紙や貼り紙やゴム印を併せての、手法も素晴らしいと思って居ます。 絵本は良いですよね!💕 何時も有り難うございます!🙋 未だ未だお寒い日々ですので、呉々もご自愛下さいね!💫 宵待草
昆虫記はこの第7巻で終了。次の最終巻はファーブルの伝記。昆虫記を通して(とはいっても奥本大三郎編だが)ファーブルのあくなき好奇心と、実験精神、そして昆虫たちの生態の不思議を大いに楽しめた。
⇒多数出た。また、天草からは大勢の流民が北薩へと流れていった。読んでいて、茫然とする思いである。整理された事件史が並べられた歴史とは違う脈動がここには(おそらくは他の地でも)あったはずである。
女性のファッションの紹介のほとんどは江戸後期のものなのだが、それも無理はないか。なにしろ、元禄期の美意識は大いに違っていたから。西鶴の『好色五人女』巻3「中段に見る暦屋物語」の第1章「姿の関守」に当時の美人がつぶさに描かれていて興味深い。
ハッピーエンド(?)めいた終わり方だが、作家自身が朱里を可哀想になったせいか。テーマも当初は震災を大きく背負っていたのだが、最後にはその問題は霞んでおり、書いているうちに幾分構想が変わったようにも見える。
⇒している。集合住宅群も例えば"ROKKO HOUSING"のように実に見事。公共建築では表紙の「光の教会」セビリア万博の日本館などは、まさに圧巻。また"INTERNATIONAL LIBRARY OF CHILDREN'S LITERATURE"も世界に誇れる偉業である。今回、新たに注目したのは水との調和を図った"WATER TENPLE HOMPUKU-JI"。他にも海外に水の意匠を活かした建築物がいくつか。これはもうもろ手を挙げて推薦!
とっても珍しいスイス文学。原典はドイツ語だろうか。おそらく世界で広く愛されている物語だろうが、日本で最も有名なのではないだろうか。『フランダースの犬』ほど極端ではないにしても。
ヴェネツィアさん こんばんは!🌃 興味深いレビューを拝読しました!💫 私は短歌を詠む折りには、長く旧仮名遣いをして来ました。 『ゐ』『ゑ』『ぢ』『づ』は、当たり前に詠み込んで居ます。 読みたい本を積むばかりですが、📝させて頂きます!🍀 何時も学びを頂く良書のご紹介&熟読されたレビューを有り難うございます!🙋 宵待草
宵待草さんは旧仮名遣いですか。それは今どき希少な。芥川も「明星」をこの仮名遣いの項目で引き合いに出していました。浪漫派にして、歌の伝統を護るということなのでしょう。
⇒によってスーパーヒューマンが誕生したら…やがて我々ホモ・サピエンスは、かつてのネアンデルタール人のように駆逐されていくだろうというもの。感覚的にはAIの危機ほどは起こりそうもないような気がするのだが。もっとも、ゲノム操作は思ったよりもはるかに進んでもいるし、頻繁に、かつ日常的なレベルで行われているようだ。
ヴェネツィアさん、こんばんは。『ルピナスさん』を取り上げて下さり、とても嬉しいです。子供時代に出会って深く心を捉えられて以来、私にとって特別な本です。バーバラ・クーニーの作品では、詩人のエミリー・ディキンソンを描いた『エミリー』も素敵ですよ(文はマイケル・ビダード)。
2011年4月からの参加で、13年目にはいりました。一番よく読んでいるのは日本文学、次いでは翻訳文学です。読むジャンルの幅は広い(半ばは意識的にそうしています)のですが、何でも手当たり次第に読むというわけではありません。特に誇れるものはありませんが、連続読書日数は初日から4724日(2024年3月6日現在)、冊数は6185冊になりました。虫垂炎で入院中も、海外旅行中も毎日読んできました。さて、どこまで伸ばせることやら。
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本書は第164回直木賞を受賞。篇中では、読者の支持は概ね表題作に傾きそうだが、私はしいて言えば「はじめましょ」を採る。