また香港に行きたいと思った。独特な匂いがする店とか汚なくて狭い通りがあると思ったら、洗練されたホテルやビジネス街にパリッとしたオフィスワーカーが歩いてたりと、カオスでエネルギッシュな感じが好き。マカオもいいね。紀行文って旅欲をかき立てられるから好きだ。

また香港に行きたいと思った。独特な匂いがする店とか汚なくて狭い通りがあると思ったら、洗練されたホテルやビジネス街にパリッとしたオフィスワーカーが歩いてたりと、カオスでエネルギッシュな感じが好き。マカオもいいね。紀行文って旅欲をかき立てられるから好きだ。

全体的に寂れててじめーっとした雰囲気が漂うラブホテルにまつわる連作。廃墟になった状態から時代を遡るように話が進むから、よけいにやるせなくて人生負け組感がひしひしと伝わる気がする。

メインの登場人物はほぼみんな人間性が終わってて、人付き合いが壊滅的。栄利子は異常すぎ。実際にいたら即入院を勧める。翔子みたいな人は結構多いと思う。真織が言ってた「どんな関係も形を変えたり、嫌ったり嫌われたり、距離を測ったり、手入れしながら、辛抱強く続けていくしかない」っていう意見は共感。男も女も、一滴の濁りもない美しい友達付き合いなんてないよ。