イギリスで保育士として暮らしている日本人女性が20数年ぶりに帰国し、保育現場、労働争議等を取材したルポルタージュ。英国との比較は出てくるけど、単なる「出羽守」ではないところが見事。草の根から政治を、社会を変えていくという運動が日本ではなぜ出てこないのかという課題が重い。

イギリスで保育士として暮らしている日本人女性が20数年ぶりに帰国し、保育現場、労働争議等を取材したルポルタージュ。英国との比較は出てくるけど、単なる「出羽守」ではないところが見事。草の根から政治を、社会を変えていくという運動が日本ではなぜ出てこないのかという課題が重い。

初代ナポレオンから四世までの生涯について。恥ずかしながら初代ナポレオンに息子がいたことを知らなかった身。ジョセフィーヌと離婚してマリー・アントワネットの姪と結婚してできた子供と。ドイツ貴族になったものの若くして亡くなった。長生きしてたら世界の歴史は少し変わったものになっていたのかも。三世の子ども四世がイギリス軍に入隊し、南アフリカで戦死したという悲劇。コンパクトながら色々知れて面白く読めた。

世界哲学史の最終巻。8巻も相変わらず、何を書いているかもよくわからずに読んでるきらいもあったけど、読んでるだけでもなぜか楽しい。第四章のフェミニズムを取り上げたところはすっと入ってきた印象。別巻も買わないと。