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10月の読書メーターまとめ

Maki
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感想・レビュー
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703ナイス

10月に読んだ本
8

10月のトップ感想・レビュー!

Maki
265頁2段組。フランス革命前夜からJ.J.ルソーの時代の、あらゆる階級(貴族階級から修道女、下層階級から娼婦)の女性の生活様式の変化や意識などが描かれている。特に激動の時代に生きる女性の社会参加と権利闘争についてが興味深い。マリー・アントワネット、ロラン夫人、シャルロット・コルデーなどはそれぞれ数頁を割いてエピソードが語られる。どれも女性側からの視点中心で、興味の尽きない歴史読み物という趣。「年をとるということは18世紀においては、しきたりや礼儀に反すること」といった豆知識も散りばめられていて楽しい。
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10月のトップつぶやき!

Maki

ラニーニャ現象?いきなり寒くなって暖房を付けた9月末。写真はナポリのサンセヴェーロ礼拝堂にあるヴェールのキリスト像(撮影禁止なので公式サイトから拝借)。大理石なのにこのヴェールの透明感が信じられない。2020年9月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1022ページ ナイス数:456ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/163705/summary/monthly

ラニーニャ現象?いきなり寒くなって暖房を付けた9月末。写真はナポリのサンセヴェーロ礼拝堂にあるヴェールのキリスト像(撮影禁止なので公式サイトから拝借)。大理石なのにこのヴェールの透明感が信じられない。2020年9月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1022ページ ナイス数:456ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/163705/summary/monthly
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10月の感想・レビュー一覧
8

Maki
先月亡くなった美術史家ダヴェリオの著書全26巻の2巻目。序章が素晴らしい。「ルネサンス」とは19世紀に15~16世紀を判断するために発明したカテゴリーだが、もちろん当時の人はその時代がルネサンスであることを知らなかった…という当たり前の事を提起してから流れるようにルネサンス美術について語られていく。ヴァザーリが古代ギリシャ・ローマのマニエラに反対する芸術スタイルを強調するために「ルネサンス(再生)」という言葉を使ったりしていたが、近代性とリンクし、独立した文化的概念を指定するために使用されたのは→
Maki
2020/11/10 08:10

mituさん、こんばんは(こちら真夜中12時です)。そうなんですよ、文化的・芸術的な概念として区分したルネサンスという言葉が初めて出てきたのが『ソーの舞踏会』だと。その後ジョルジュサンドが何度か使ってフランス社会に浸透していった...というのがダヴェリオの言。私は未読なのですが、ジョルジュサンドの小説『魔の沼』にバルザックから借用した概念の「ルネサンス」という言葉が出てくるようです。

mitu
2020/11/10 08:32

Makiさん、こんばんは。時差7時間でしたっけ。誰か旅行中の知人でもいれば気にしますが、すっかり分断されまして。おやすみかもしれませんね。ちくまの別本で『ソー』を読みましたが、創元社全集を注文しました。未読の二作品もありますし、全集本は解説が面白いこともあり、文庫本とは別の楽しみがありますので。

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Maki
マネの『オランピア』、コクトーとアラゴンの対話、辻邦夫訳ということで表紙買い。ドレスデン美術館の所蔵絵画についてドイツ絵画から始まり、フランドル、スペイン、イタリア、フランス絵画と2人の対話は途切れることなく続いていく。ナポレオンが持ち帰ったルーヴルにあるヴェロネーゼの『カナの婚礼』を、イタリア側が何度も返却希望を出し、コクトーにまでルーヴルとの交渉を頼んでいたとは知らなかった。ラファエロとデューラーは共通点がなさそうだが実は絵の交換をしていたとか、ペストや戦争が人間の生命や芸術の創造を限定し→
Maki
2020/10/23 20:23

→それに立ち向かったり逃げ回ったりしなければならない時代の芸術作品があるということを忘れてはならないなど、2人の示唆に富む対話に、まるで自分もそこで聴講しているかのように錯覚。美術史の評論家や専門家が書くものとは違って、こうした詩人や作家の書く美術論には彼らの「美的感覚」や「美的な経験・体験」を読者と分かち合うように、そこから読者である自分も同化できるように書かれているのが非常に印象的だった。対話に出てくる絵画はほとんどがカラーで挿絵になっているので便利。

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Maki
ソネット154篇の中から62篇と戯曲5篇の抜粋が収録。所々にある解説がドラマの流れや鑑賞のポイントを理解できるようになっていて非常に読みやすい。また有名な作品・セリフなどは原文掲載なので、シェイクスピアならではのソネットの脚韻と、一つの言葉の裏にある隠語(卑猥な言葉遊び)までも密かに味わえるようになっている。人間の欲望や心理の機微をあぶり出すように構成されたソネットや戯曲だからこそ、読む人の立場や心理状況に応じて「自由に解釈できる」柔軟性…これがシェイクスピアの魅力なのだと思う。
Maki
2020/10/21 21:51

欲を言えば…62篇に絞って収録するのならせめて全て「原文・対訳」にしてくれればいいのに…

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Maki
265頁2段組。フランス革命前夜からJ.J.ルソーの時代の、あらゆる階級(貴族階級から修道女、下層階級から娼婦)の女性の生活様式の変化や意識などが描かれている。特に激動の時代に生きる女性の社会参加と権利闘争についてが興味深い。マリー・アントワネット、ロラン夫人、シャルロット・コルデーなどはそれぞれ数頁を割いてエピソードが語られる。どれも女性側からの視点中心で、興味の尽きない歴史読み物という趣。「年をとるということは18世紀においては、しきたりや礼儀に反すること」といった豆知識も散りばめられていて楽しい。
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Maki
ライモンド・ディ・サングロ王子(1710-1771)、彼の名はナポリのサンセヴェーロ礼拝堂の装飾により永遠に語り継がれることになった。彼は貴族であり発明家、解剖学者、軍人、錬金術師、作家、学者…とヨーロッパ啓蒙主義の元祖。またフリーメイソン会員でもあったと言われている。あのサドもライモンドの本を読み、礼拝堂を訪れている。ライモンドは解剖学には特に関心があり、死体から血管を取り出したくて、自ら薬品を調合し召使二人に注射したとか、印刷所を所有して、そこでフリーメーソンに関する本を→
Maki
2020/10/12 21:17

→出版しては発禁処分になっていた、夜な夜な地下堂で人体解剖にふけっていたなどのおどろおどろしい逸話には事欠かない。しかし彼の一番の功績は、なんといってもサンセヴェーロ礼拝堂をつくったこと。サンセヴェーロ一族にふさわしい偉大で荘厳な霊廟を、最高の価値を持つ作品で豊かに埋め尽くすということで造ったもの。「人類の創意工夫がこれまでに考え出した最も特異なモニュメントの一つである」と評価されている。しかし18世紀って面白い人(サド、ライモンド、カサノヴァ、カリオストロ等々)がいっぱいいて読んでいて楽しい。

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Maki
読友さんからの頂物。ベルガモのコッレオーニ礼拝堂の表紙が目に留まる。イタリアの旅で美術紀行の本なのにヴェネツィアもフィレンツェもローマも出てこない。1章を費やして語られている観光都市はナポリのみで、ほかは観光地としてはあまり知られていないような小さな珠玉の町々と美術品の数々。著者の博識に驚くばかりだが、最終章のサルデーニャ島の風土病とマラリアの件などは免疫学者ならではの解説で、あの地の閉鎖的で排他的な「何か」を知るキッカケになったように思う。またエトルリアについてもページを費やしていて興味深く読んだ。
Maki
2020/10/06 21:52

著者は免疫学者なので美術は門外漢だと思うが、どの章も専門的かつ非常に幅広い知識と経験に基づいた美術紀行になっていると思う。ただ、あまりに「そつがない」というかどこを切り取っても完璧なので、旅自体のワクワク感や圧倒的な美術品を前にしての心に迫るもの・高揚感がない。そういう意味ではイタリア旅行が初めての人などにはオススメできないような気もする。

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Maki
第3部は1831年スタンダール48歳、トリエステ駐在のフランス領事に任命→チヴィタヴェッキア駐在の時の手紙から始まる。それまでの風来坊からキチンと仕事に就いたのに、今度は「退屈で死にそうです」と友人たちに手紙を書きまくる人生に変わり、最期は病気と闘いながらも(一時的に記憶喪失・失語症になり、脳出血の発作など)ある夫人と束の間の恋愛を楽しみ、そして1842年に病気の休暇でパリ滞在中の3月に路上で倒れてそのまま死去。59年の人生に幕を閉じた。この巻ではバルザックへのお礼の手紙(『パルムの僧院』の書評を記事に→
Maki
2020/10/05 21:13

→①書いてくれたことに対する返信)があって、なんと3パターンも書かれていた。よほど嬉しかったのだろうと思う。その他にもミラボー像を造るから「手のモデル」になったということや、エトルリア遺跡の協会員なので、発掘された様々な壺などを自由に知人・友人への「贈り物」にしていたことなども知れた(その発掘品は今頃どこにあるのだろう…)この最終巻では第1巻、第2巻の若さあふれる情熱的なスタンダールはもうどこにもいなくて、老化と病気に苛まれていく姿を追う少々悲しい読書になったが、→

Maki
2020/10/05 21:17

→②退屈で死にそうになりながらの状況で、あの『パルムの僧院』が書かれたのだと考えると、ファブリスやサンセヴェリーナ夫人の「情熱」はやっぱりスタンダールの中に残っていたようでさらに感慨深い。

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Maki
第2部は「ナポレオンとともに没落した」1814年4月15日、スタンダール31歳の時の手紙から始まり、その後ミラノでのオペラとサロン通いの楽しい日々、恋愛を経て、スパイ容疑を受け、泣く泣くパリへ戻るまでの16年間の書簡を集めたもの。バイロンやロッシーニ、ミラノの自由主義者たちとの交友など実りも多く、執筆もそれなりにしていたが、実際の彼は北イタリアをめぐる複雑な政治情勢の中で、恋愛に悩みながら、金も身寄りも職業もなく、教会の焚書リストに名前を連ねた「得体のしれない外国人」として生きていた、その危うさと孤独。→
Maki
2020/10/02 19:30

→スタンダールを魅惑したミラノは、また同時にスタンダールを追放したミラノでもあった。オーストリア政府からスパイ容疑をかけられた時の、彼の手紙には困惑と嘆きに満ちていて、読んでいて辛い。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/12/30(3254日経過)
記録初日
2010/01/21(3962日経過)
読んだ本
663冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
181603ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
513件(投稿率77.4%)
本棚
7棚
性別
血液型
O型
現住所
海外
自己紹介

イタリアと関わって2020年でちょうど23年。
ここまで長かったような
あっという間だったような・・・
フィレンツェ、ボローニャと住んで
2001年からミラノに落ち着きました。

’70年代後半にメキシコ・シティにも
住んだ経験あり。

アイコンは大好きな画家G・ボルディーニの
「Cappellino azzurro/青い帽子」です。
ボルディーニは19世紀パリで活躍した
イタリア人画家。

19世紀のイタリア、フランスの
歴史、芸術、美術、文学に興味有り。
目下スタンダールとバルザックに傾倒。

彼らが訪れたり住んでいたりした場所を実際に
辿ってみる事に非常な喜びを感じ、
イタリアとフランス各地に出没。

本を読むのが好き。

伊語を経て仏語を勉強中。
やっぱりフランス文学を原語で
味わってみたいから。
そのうちバルザック「人間喜劇」を
原語で読む予定(は未定・・)ですが
現在東京創元社発行のバルザック全集
全26巻からぼちぼちと・・・

将来は美しいモロッコ革装丁の
古書に囲まれた書斎でゆっくりと
地中海を眺めつつ本を読みながら時間を
過ごすのが夢♪

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