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2024年3月の読書メーターまとめ

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読んだ本
10
読んだページ
3455ページ
感想・レビュー
10
ナイス
47ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ単行本を1989年直木賞受賞時から蔵書しているが、文庫版での再読も何年かぶり。ミッキーマウスや真犯人は記憶していたけど、そこまでの経緯が大事なんだよなぁハードボイルドなんだから。としみじみ読後の煙草が美味い。しおらしいヤクザなんて希少種はともかく渡辺さんが長身痩身のイケメンアル中だなんて初めて気づいて存外華やかな絵面の80's都内巡り。巻末オマケの『身許調査』も探偵対作家という古式ゆかしいお遊びでありつつ、副題「敗者の文学」。格好良い作家を格好良いまま亡くしたものだ。手向けにもまた紫煙を。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
10

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ネタバレ前評判が高い+司馬『播磨灘~』で秀吉・官兵衛を悩ませた宇喜多に興味あり借本。昨今よくある連作形式、表題作からちと演出過剰でチャラいな…と低速で読み進め。(痔か大腸がんであろうとされる「尻はす」に夢を見すぎではあるまいか設定にも)次第に慣れて良いラストでした。巻末に「高校生直木賞ルポ」があって、ひねくれ大人的には逆に異論は許さぬ感が無きにしも非ずながら。次世代の八丈島送りも読んでみたいような。…あと、相変わらず山本タカトの絵は美麗だなと。
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ネタバレ福岡出身作家読書おかわり。古い作品かと思えば2008年刊なので筆者のキャリア的には若書きではないのだろう。226事件頃の偽史ネタとしては真面目だが、眼目であろう凌辱描写がいかんとも巷のBL業界のパターンすぎて残念(一周回ってサドの大道芸じみた鶏姦が懐かしい…)。変わったフォントでも一応読めつつ、残り頁が減るのが嬉しい読書。皆さんそれなりエンドで何よりな「やおい」かなと。…あと再読するほどでもないけど、どうも口腔性交の見物人の立ち位置が判らず。少年の顔、を向けても敵方の尻しか見えなくないか?
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ単行本を1989年直木賞受賞時から蔵書しているが、文庫版での再読も何年かぶり。ミッキーマウスや真犯人は記憶していたけど、そこまでの経緯が大事なんだよなぁハードボイルドなんだから。としみじみ読後の煙草が美味い。しおらしいヤクザなんて希少種はともかく渡辺さんが長身痩身のイケメンアル中だなんて初めて気づいて存外華やかな絵面の80's都内巡り。巻末オマケの『身許調査』も探偵対作家という古式ゆかしいお遊びでありつつ、副題「敗者の文学」。格好良い作家を格好良いまま亡くしたものだ。手向けにもまた紫煙を。
が「ナイス!」と言っています。
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九博土産。展示は脾聚・肝聚だったので他のカラフルなのが見えるのは嬉しい。蛇っぽいのが趣味だけど、開けてみたらサナダムシがいたのだろうな(…死んだあと虫に薬をかけたら消えるって何の治療)。当時の処方で多用される木香は健胃だからともかく、船底草(=フナバラソウ?)とは。イケマの親戚ならちょっと毒か。他、長野先生の針史解説もふむふむと。病を虫として観念しつつ刺すのは人体(腹部)。なるほど本来の経絡治療とは何か違う日本人好みのイメージが紛れている気がするなぁ。今ならミャクミャク様かしら。大阪だし。
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福岡県人読書。旅先で全く読めなかったので帰ってから頑張ったが、まぁ眠いこと…<俗人・婦人は学理がよくわからない>からかも知らんが貝原先生、同じことを何度も書くな。とりあえず当時の鍼はまだ相当に痛かった(管鍼法の杉山和一より20年若くても、そうそう新流派なんて伝播してないか…)こと、大陸と比較した日本漢方処方の薄さ、陰<陽のメンタリティーなどなどは了解。他、この文庫カバーは博多織の柄かな?とか。
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福岡予習に出身作家読書、は有名どころで。時刻表トリックの名作、かと思っていたのにツッコミ処が(若き)有栖川御大と一緒で嬉しい。…という読書でいいのか知らんが。絵がはさまってて邪魔だなぁと思っていたけどアニメ原画なのな…解説二名も含めてサービス精神あふれる文庫、ではあるが。ミステリとしてはどうよ!?という点が印象的ではある。当時の東京ー博多は陸路16時間超。昔の新幹線で確か6時間超、今の飛行機で2時間弱。旅も変わったものだ。
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蒙古塚~唐津の序盤はダイレクトに旅予習。防塁跡も見る人が見れば石積みに芸があるのねとか松原に生える松露など、雨さえ降らなければ…と。虹の松原は二里の松原。続く平戸・長崎は今回の旅程外ながら、元寇から一気に大航海時代に飛ぶ司馬御大との旅路。「松露饅頭のように可愛い島(聖ペドロ島@横瀬)」とか言いつつ自分はあまり美味しそうに食べてない御大が可愛い。長崎も気になってきた。
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福岡予習。司馬『播磨灘~』〆の黒田父子像も『故郷物語』なる作者不詳の創作に典拠か、とちと残念ながら(あれが良かったのに…)。関ケ原期の官兵衛・長政の外交戦や九州群雄の状況がなんとなく整理される読書。東北も面白いけど九州もなかなか。新幹線と高速道路が使える現代でだってかなり広いのに皆あちこち動くものだ(特に薩摩)。でも如水になってからの官兵衛のキリシタン味はどこに行ったのかな、とか、利用されてる加藤清正大丈夫か、などとは思う。朝鮮土産の虎頭(産湯に利用する真似で邪気払い)って塩漬けかなぁ。
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福岡予習。北九州中心で旅先にはあまりリンクしない600頁超を頑張って読む。ボタ山や英彦山近辺も気になることは了解。個人的に博多よりも筑豊炭鉱・川筋男の方が趣味なのも判ったが、廃坑期は切ないものだ(プロレタリア文学で明るさを探すほうが無理があるか)。とりあえず全二巻読了。まぁ〆の福岡「文学者群像」を最初に調べるべきだった気もしなくもなし。畑正憲や加納朋子は蔵書あり、SFの野阿梓は帰ってあたるかなと。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレメインは水攻めと中国大返し。なるほど司馬の黒田官兵衛(と秀吉)にはこの構成しかなかろうな、と納得のフィナーレ。案の定、福岡予習はもとより名護屋城すらろくに出てこなかった…と悔しくも。家康に褒められても如水に内腑をえぐられる長政の図が無性に趣味なのでまぁいいとする。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/14(5517日経過)
記録初日
2008/01/01(5955日経過)
読んだ本
2291冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
745478ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
1948件(投稿率85.0%)
本棚
0棚
血液型
O型
職業
自営業
現住所
東京都
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