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2021年12月の読書メーターまとめ

田中寛一
読んだ本
7
読んだページ
1760ページ
感想・レビュー
7
ナイス
282ナイス

2021年12月に読んだ本
7

2021年12月のお気に入り登録
4

  • ジニー
  • Kazuki Edoya
  • あっちゃん
  • サワ

2021年12月のお気に入られ登録
2

  • ジニー
  • Kazuki Edoya

2021年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

田中寛一
いいね。こいう物語は好きだ。エスキースって初めて知った。「下絵」。オーストラリで描かれた「エスキース」がこの物語の「エスキース」。4つの章のタイトル?って思ってたけど、なるほどこうなるんだ。バラバラに思えた各章も、ものだけにとどまらず、全てがつながっていた。下絵からさらに完成されたものに作り上げられていくのが普通なのだろう。私達もいくつもの段階で自分の人生のエスキースを描いてきて、次第に右へ左へ前や時には後ろに揺れながら今を描いている。さてこれからどんなふうに仕上げようか。
が「ナイス!」と言っています。

2021年12月にナイスが最も多かったつぶやき

田中寛一

初めて献本に当選しました。「ワンダフル・ライフ」が届きました。クリスマスの日に届くなんて、すごい。

初めて献本に当選しました。「ワンダフル・ライフ」が届きました。クリスマスの日に届くなんて、すごい。
いつでも母さん
2021/12/26 08:17

わぁ✨おめでとうございます!

田中寛一
2021/12/26 09:11

当選することもあるんですね。

が「ナイス!」と言っています。

2021年12月の感想・レビュー一覧
7

田中寛一
超高級ホテルに集う人々の姿、人生が楽しかった。客室数が300近くもあれば、いろんな人もいるものだ。ホテルの中だけでこれほど楽しい物語が描けるなんて。でも、私はいつ頃から迷い込んでいたんだろう。女優に惹かれたから?新人作家の活躍が気になったから?スリの行方が気になったから?それとも・・・。終末になって、本編に描かれた内容は数十年のときが折り重なっていたなんて。そしてそして、あの人は、この人と・・・。何ということだ。ホテル最後の夜に、夢でも見てたようだ。
が「ナイス!」と言っています。
田中寛一
この本の最初の質問。「今日、あなたは知らない空を見上げましたか。」毎日のように見上げている空。わずかに見える青空もあった。でもそれを夜に思い出しているだろうか。「『うつくしい』と、/あなたがためらわずに言えるものは何ですか。/好きな花を七つ、あげられますか。」はて、なんと答えよう?この絵本にはこのような問いかけが次々に出てくる。ページをめくって、質問に出会って答えるのに時間がかかる。読むたびに手が止まり、読むたびに答えも変わっていきそうだ。それでよいのだろうが、何気なく過ごしている自分に驚いてしまう。
yuppi
2022/03/18 10:34

二人の最後の共著『風のことば 空のことば ~語りかける辞典~』もいいですよ。

が「ナイス!」と言っています。
田中寛一
いいね。こいう物語は好きだ。エスキースって初めて知った。「下絵」。オーストラリで描かれた「エスキース」がこの物語の「エスキース」。4つの章のタイトル?って思ってたけど、なるほどこうなるんだ。バラバラに思えた各章も、ものだけにとどまらず、全てがつながっていた。下絵からさらに完成されたものに作り上げられていくのが普通なのだろう。私達もいくつもの段階で自分の人生のエスキースを描いてきて、次第に右へ左へ前や時には後ろに揺れながら今を描いている。さてこれからどんなふうに仕上げようか。
が「ナイス!」と言っています。
田中寛一
AIとかロボットとか、進歩は目覚ましい。外科手術用ロボットのミカエルとその扱いの第一人者・西條の物語。最小限の切開でロボットを動かし、拡大して見ながら手術が行えれば、多くの患者が救われそうだ。そんな西條の前にドイツから真木が入ったことで、物語は一気に不安に包まれ始める。ロボットを使うのか、外科医の手だけに頼るのか。医療の発展と病院の発展、患者の命をどう救うのか。医師のプライドと救命のための最善の方法は?生きるとは?向日葵の種は偉大だった。
が「ナイス!」と言っています。
田中寛一
中に出てくる母親からの小包はたしかにダサいものだった。でもこの6編の話はみんな素晴らしく感動するものだった。我が家でもよく子どもたちに小包をするが、これに近いようなところもある。「最後の小包」なんかは弓香さんとともに涙を流すしかなかった。送られてくるものは、大したものではないけれど、そのものへの思い出やお母さんの気持ちまでが、小さな箱に一緒に詰められている。タイトルを見たときは「えぇーっ!」て思ったけど、読んでよかった。
きゃり
2021/12/14 17:26

このタイトル前から気になっていました。ステキなレビューに心動きます。ポチしまーす!

田中寛一
2021/12/15 13:25

ポチ、大変ありがとうございました。 素敵な話でした。

が「ナイス!」と言っています。
田中寛一
海松子のちょっと変わった生き方。人の特徴から密かにニックネームをつけて、自分の中だけで楽しんでいるふうでもある。友達はいないというが、「ものまね師」萌音がいつもそばにいてくれ、海松子の相談に乗ってくれたりアドバイスをしてくれたり、頼りになる存在だ。メニューの分析力とか、臭覚の敏感さを生かす仕事が向いてるのではないかと思う。教員は厳しい。一人凧揚げが好きなんて、面白いね。友達と一緒でなくても楽しめるものがあるのは強い。そんな海松子に想いを寄せてくれる人もいるのだから、嬉しいね。
が「ナイス!」と言っています。
田中寛一
川にかかる一つの橋を巡る4短編。「わたれない」は子育てを始めた主夫。今の働き方改革か。わからないことばかりの子育てにアドバイスをもらえるのに、ひょんな事から橋が渡れなくなる。「ながれゆく」の天の川にかかる橋でこれほどの物語が作り出せるなんてすごい。「ゆれながら」未来の人間社会! 性の快楽と子孫繁栄。「ひかるほし」高齢者問題。家や土地を守ると言っても認知症になってしまえばどうにもならなくなる。各短編から今の自分の立場や意識を変える勇気を持てば、生き方も変わっていくのだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/19(4481日経過)
記録初日
2012/01/22(4478日経過)
読んだ本
1304冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
361052ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
1304件(投稿率100.0%)
本棚
36棚
性別
現住所
岡山県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.can-chan.com/
自己紹介

 「和顔愛語」(なごやかに、やさしい言葉を)をモットーに日々の生活を過ごしたいものと願っています。本に触れながら、そんな気持ちを持ち続けたいものです。
 ちょっとした感動ですぐ涙が出てきます。

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