5、「悪い仲間」安岡章太郎 2016 10 12
若い。とにかく若くて、青い。主人公は久しぶりに会った友人から「飼葉の枯れ草みたいな甘いにおい」を嗅ぎ取る。でも僕はこの短編全体からそういったにおいを嗅ぎ取った。僕は高麗彦の真似をする主人公より、従姉をからかう主人公のほうが好きだ #群像の感想
でも主題からしてそういう小説じゃないし、全体のテーマの統一とか、完成度とかいろいろあるんだけど、僕が読むとこういう感想になっちゃうんだよな
族長の秋 ラテンアメリカの文学 (集英社文庫 カ)/ガブリエル ガルシア=マルケス
族長の秋を読んでるけど、この小説もしかして改行なしの一段落で書いてあるのか…
個々の(特に大統領の残虐、非人道的な)エピソードはおもしろいんだけど、全体としてはそれほど感激しなかった…『百年の孤独』や『コレラの時代の愛』のほうが好み
『族長の秋』が決しておもしろくないわけではなく、『百年の孤独』や『コレラの時代の愛』がおもしろすぎたせいで自分でハードルを上げすぎたような感じはした。複数の語りや改行なしの文章はそれほど苦じゃなかったし
4、「ユー・アー・ヘヴィ」大岡昇平2016 9 26
俘虜体験記だけど、凡そ「俘虜体験記」というイメージからは遠い。主人公は米兵やフィリピン人と英語で会話を交わしているし、本編は俘虜になるところから始まる。なにより主人公のセリフの字面に反して陰鬱、悲惨な雰囲気が全くない。 #群像の感想
1、「岬にての物語」三島由紀夫
文章の密度が濃い。「湾口の上ではいつも幾片かのちぎれ雲がそのあてもない旅路のひとときをしずかに光りながら憩んでいた。」とか上手すぎる。ラスト、主人公はおそれたのかな… #群像の感想916
2、「トカトントン」太宰治
身につまされる話で、現代にも通じる。特に小説を書いている人には沁みる。「虚無(ニヒル)をさえ打ちこわしてしまうのです。」の箇所で、文字を追う目が止まった。太宰にとってもこの手紙はウソだけど、中身はウソではないということか。 #群像の感想918
太宰のトカトントンを読んで、耳をすませばの中で雫が「本を読んでもね、この頃、前みたいにワクワクしないんだ。こんな風にさ、うまくいきっこないって、心の中で、すぐ誰かが言うんだよね」って言うところを思い出した
・
「大佐に手紙は来ない」(ガルシア=マルケス)を読んだ。
孤独感や閉塞感が作品全体に漂っていて抜群に上手い。それでも妻との会話等でただ暗いだけの小説にはなっていないのもいい。全体を通して大佐の期待感がかえって哀しい。幻想的な小説のほうが好きだけどこの小説のリアリズムは良かった
「火曜日の昼寝」(ガルシア=マルケス)を読んだ。
10ページの短編でもガルシアマルケスの小説の雰囲気はしっかりと出ている。困窮の中で、女は村を非難しているのかなと思った。
「最近のある日」(ガルシア=マルケス)を読んだ。
これは歯医者が憐れみを見せたという話?「歯医者は彼のやつれた目を見て、村長が幾晩も絶望的な思いで過ごしたのを知った。」の一文で小説全体が締まっているし転換もされているようで感心したけど、さすがに短い
右手@創作、読書@migite1924 9/22
3、「鎮魂歌」原民喜
詩的な表現にとにかく圧倒される。広大な表現と語りで、他の小説ならなんでもないような単語にも力が込められていく。すごい、すごいと読み進めていくが、しかしその表現の永遠性と文章の鋭さに僕は息苦しさを感じた。
「大佐に手紙は来ない」はとても優れた中編小説であると思うけど、続く8作は幻想的な雰囲気はあるもののリアリズム小説として書かれたものが多く、あまりしっくりこなかった。短編集ならエレンディラのほうが好み・
右手@創作、読書@migite1924 9/24
最初はもの悲しいストーリーと春樹の文体が合わさって楽しく読んでいたが、次第に詩的な小説が増えてくると、その小説の全体像を上手く掴むことができなくなった。だから僕はこの「インテリジェントで、優しく、そして夜の闇のように深い、奇妙な味の短篇集」をどうとも評価できなかった。
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