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2024年3月の読書メーターまとめ

愛玉子
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感想・レビュー
13
ナイス
1206ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月のお気に入られ登録
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

愛玉子
職業で、経済力で、性別で、私たちは生きている間少しも平等ではなく、でも死だけは不条理に平等に全ての人に訪れる。大切な人との別れ、もう戻らない時間、悲しみや後悔、大切な誰かがいれば必ず味わうことになる痛みもまた、平等に。死と否応なく向き合う葬儀社を舞台に綴られる物語は、どうしても辛く重いエピソードが多いけれど、死を見つめることで見えてくるのは、生きてもがいて、欲しかったものを手に入れたと思ったら零れ落ちて、それでも確かに手の中に残るもの。迷って悩んで選んだ道はきっと次に、未来に繋がる。静かなエールが温かい。
Tomo
2024/03/16 23:57

死を扱った話はどうしても重くなるよね。信念を持って仕事をしている主人公も、夫に見切りをつけた友人も、この後どうか幸せになってねと祈りたくなったよ。

愛玉子
2024/03/17 21:36

Tomoちゃん、毎話どなたか亡くなるものね😢でもそっちに引きずられ過ぎない、読んでいて勇気をもらえるようなところが良いなぁと思ったよ。サクマも楓子も、幸せになってほしいよね。というか、なれると思う(๑•̀ㅂ•́)و✧

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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

愛玉子

私が食べたのは白柳ネーブルのタルトです🥧とっても美味しかった💕ଘ(੭ˊ꒳​ˋ)੭✧2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3588ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/18707/summary/monthly/2024/2

私が食べたのは白柳ネーブルのタルトです🥧とっても美味しかった💕ଘ(੭ˊ꒳​ˋ)੭✧2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3588ページ  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/18707/summary/monthly/2024/2
愛玉子
2024/03/03 10:21

すだちさん、令和ブルガリア〜は主人公の推し小説の部分が賛否両論ですね💦そこが楽しめたら面白いと思います✨ネーブルは大変美味しかったですよ💕イラストはLINEカメラアプリのフィルター(無料)なのです(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

愛玉子
2024/03/03 10:23

Tomoちゃんはやっぱり新刊本早いね❣️そして被ってて嬉しい💕キルフェボンはなんでも美味しいよね🍊🍓🍐特にフルーツ系は最高✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。今月もよろしくね〜❤️

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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

愛玉子
圧倒的な美貌と卓越した身体能力、華やかで自信家で、まるで王のように悠然と皆を傅かせていた青年はなぜ、自死したのか。彼の起こした漣は知らず周囲に波及し、他者の人生を波立たせる。人はみな修行者(スラマナ)であり、天使祝詞(アヴェマリア)を無心に唱え、最大の努力(ジハード)を自らに課す。成就しない祈り、聞き届けられない願い、それでも真摯に繰り返す端正で強靭な反復運動。生まれた意味とは、生きる意味とは。京都を舞台に、競泳、宗教、文学など多様な題材を縦横無尽に織り込み、メタファーを散りばめた絢爛な美文に陶然とする。
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愛玉子
この『目でみることば』シリーズは息子が小さい時に大変お世話になった訳ですが、今もたびたび読んでいます。今回はなんと日本を飛び出し(いや飛び出してはいない)世界のあれこれを比べる一冊。表紙のじゃんけん(え、じゃグーは出さない方がいい…?)、サクサクのショートケーキ、ドーナツの穴、マイト兄弟食べ比べ、美味しそうな食べ物の話題が気になりつつも、レジメンタルタイは英国は右上がりだけど米国は左上がりとか、車のナンバープレートに「18」を使わないドイツなど、どこから読んでも発見が。多様な文化は平和の証、私も同感です。
Tomo
2024/03/26 21:40

中世騎士による執事団のおもてなし‼️😳お姫様になった気分を味わえるかな?(ღˇᴗˇ)。o♡🏰👸

愛玉子
2024/03/27 21:07

Tomoちゃん、ゲストの皆さまはプリンス・プリンセスなのですって🏰✨行ってみたーい‼️

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愛玉子
町田康がパンクなら、こちらはラップかな。ストーリー云々よりも一瞬一瞬の感情のうねりを捉えたという印象(それをバイブスと言うらしいよ)。『さくら』の章の冒頭の長文は良いな、好き。最初の方にそれがあったからスルスル読み続けられた、というのもあるかも。ただ、居場所のないボクらの無軌道なアオハル・季節のクスリと暴力を添えて、みたいな作品は「ウチの子と大して年変わらんやん…」みたいなオカン目線が邪魔するから「楽しむ」のはちょっとキツい。『限りなく透明に近いブルー』を思い出したけど、エロが一切無いのはとてもよかった。
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愛玉子
タイトルだけだと陰鬱で恐ろしげな雰囲気だけれど、美しい花の絵に惹かれて表紙をめくると、そこにいた蛇はとても愛らしく満ち足りた表情なので、楽しくてフフッとなる。水たまりに入ると動物たちは他の(多分憧れの)動物になれる、らしい。群れを離れた馬は、なりたかったものになれるのか…。こんこんと湧き出る泉ではなく、水たまりというのが良い。仮初の水鏡に映る姿は、ほんとうの自分。誰かに憧れること、自分と深く向き合うこと、どちらもきっと大事。優しく幻想的な物語を彩る鹿児島睦さんの器も美しく、装丁も素敵で手元に置きたくなる。
Tomo
2024/03/24 00:42

梨木さんの物語と鹿児島さんの器、どちらも素敵だよね!動物たちの表情もいいよね。私もいつかお迎えしたいと思っているよ(ღˇᴗˇ)。o♡

愛玉子
2024/03/24 19:36

Tomoちゃん、物語、器、装丁の全てが美しいよね✨鹿児島さんの器は写真集でしか見たことないんだけど、実物を見たいよ〜💕この本は自分の本棚に飾りたいなଘ(੭ˊ꒳​ˋ)੭✧

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愛玉子
キラキラセレブ生活を楽しむ梨沙。愛犬との暮らしを描いたマンガ『保護犬さくら、港区女子になる』がSNSで話題となり、書籍化の話が舞い込む。人気が出れば一億円稼ぐのだって夢ではない。だが、彼女には重大な秘密があった…息をするようにその場しのぎの嘘をつき、嘘を嘘で塗り固めていく梨沙があまりに考え無しで、いやそんなんバレるに決まってるやん!ちょ、何してんの?バカなの?と突っ込みながらの読書になりました(ごめん、楽しかった)。読後感は良。感想は、とにかく犬は可愛く賢く最高、でも軽い気持ちで飼ってはいけません、かな。
Tomo
2024/03/22 20:25

私も今犬の本を読んでるよ〜🐶「とにかく犬は可愛く賢く最高」 に異議なし❣️😆

愛玉子
2024/03/22 20:34

Tomoちゃん、同時にコメントしてて嬉しい✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。Tomoちゃんの犬本も楽しみにしてるね੯‧̀͡u\🐾この作家さん、ものすごい犬好きだと思う😂表紙も可愛くて良き💕

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愛玉子
子どもが欲しいが望めない裕福な夫妻と、貧困から抜け出すために代理母になる決意をしたリキ。双方に利益があるはずの契約は、しかしそう簡単に割り切れるものではなかった。夫妻が「プロジェクト」と呼び、リキは「取引」と感じたそれは、私から見れば札束で頬を叩いて女性を『産む機械』にしてしまうシステムであり、臓器売買や人身売買と変わらない(でもリキも搾取されっぱなしではない)。登場人物たちはみな浅慮で利己的で傲慢で、それはつまりとても人間ぽく、彼らの揺れ動く感情に振り回されながらひたすら頁を繰り続けた。ラストは鮮やか。
愛玉子
2024/03/20 21:03

妻の友人りりこは、だいぶクセつよながら唯一情緒が安定している印象なのだけれど(「子供の人生は子供自身のものだよ」というセリフが印象深い)画家の仕事が順調で実家が太い、というバックボーンがあるが故に安定できるし、自分の「好き」を貫くことも可能なのだよなぁ、と思う。

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愛玉子
英国コーンウォール地方、古い伝承が語られ今も精霊が住まう場所(私の脳内では『バスカヴィル家の犬』の風景で再生される。荒野には風が吹き渡り、小さな池は底なし沼かもしれない)。そこで暮らす人々のささやかな日常は確かに現代のそれなのに、ごく当たり前に幻想や精霊が入り混じる。どこかもの寂しく孤独を滲ませた世界は、そこに住む人々を不完全なまま、だが仄かにあたたかく包み込む。夫に会うためにダイビングベルに乗る老婦人の話『潜水鐘に乗って』、石化する前の時間の過ごし方としてはきっと悪くない『石の乙女たち』が印象に残った。
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愛玉子
職業で、経済力で、性別で、私たちは生きている間少しも平等ではなく、でも死だけは不条理に平等に全ての人に訪れる。大切な人との別れ、もう戻らない時間、悲しみや後悔、大切な誰かがいれば必ず味わうことになる痛みもまた、平等に。死と否応なく向き合う葬儀社を舞台に綴られる物語は、どうしても辛く重いエピソードが多いけれど、死を見つめることで見えてくるのは、生きてもがいて、欲しかったものを手に入れたと思ったら零れ落ちて、それでも確かに手の中に残るもの。迷って悩んで選んだ道はきっと次に、未来に繋がる。静かなエールが温かい。
Tomo
2024/03/16 23:57

死を扱った話はどうしても重くなるよね。信念を持って仕事をしている主人公も、夫に見切りをつけた友人も、この後どうか幸せになってねと祈りたくなったよ。

愛玉子
2024/03/17 21:36

Tomoちゃん、毎話どなたか亡くなるものね😢でもそっちに引きずられ過ぎない、読んでいて勇気をもらえるようなところが良いなぁと思ったよ。サクマも楓子も、幸せになってほしいよね。というか、なれると思う(๑•̀ㅂ•́)و✧

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愛玉子
これでシリーズ完結ということだからか、新たな登場人物に加え今まで登場した人も全員(名前だけでも)出す勢い、時の流れは早くイベントも盛りだくさん、とにかく出来事だけを並べて終わってしまった印象。百花ちゃんのモノづくりが楽しみで、会社としてやるならそれだけでは足りないのはもちろんわかるのだけれど、そこの部分が薄かったのが残念(でも魅力的なアイデアって、そう簡単に湧き出るものでもないよね…)。でもみんな川越に揃ったことだし、『川越シリーズ』みたいな感じでまた新たに始められるのではないかしら、なんて期待してます。
Tomo
2024/03/13 20:26

走馬灯のような感じだったね😆和紙がテーマだとそろそろネタ切れというのもあるんだろうね💦ほしおさんは川越の観光大使をされているから、新シリーズもありそうだね✒️

愛玉子
2024/03/13 21:14

Tomoちゃん、ほんと走馬灯!章をまたいだら一年半経っててびっくりしたよ😂ラブ要素は私も無くて良かった派ʕ•ﻌ•ʔฅ全部盛りの新シリーズ…は無理でも、番外編くらいならありそうだよね📖✨

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愛玉子
一月一日から十二月三十一日まで、Twitter(現X)に投稿したその日の空の様子を纏めた、詩集のような一冊。一日として同じ日はない、こんなにもたくさんの美しい朝の空。一、二行の端正な短文を読むうちに、ゆっくりと季節は移ろう。「和紙をいちまい貼ったようにやわらかく霞んでいます」「どこまでも薄青のさわやかな空に、フエキのりをこぼしたような月が浮かんでいます」「清らかなものを清らかなまま永遠に預かってくれる、青空です」「眠ったままたどりついた終点のような白い空です」最後に空をゆっくり見たのは、いつだったろうか。
Tomo
2024/03/09 21:47

愛玉子ちゃんが書いてくれた言葉を読むだけでも、空を想像して一息つけた気がしたよ(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

愛玉子
2024/03/10 10:13

Tomoちゃん、ありがとー❤️こんなにたくさん空を描写できるって、やっぱり歌人の方の表現力はすごいと思ったよଘ(੭ˊ꒳​ˋ)੭✧ずっと「あずま」さんだと思ってたことは秘密ね🤫

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愛玉子
『ガザを「世界最大の野外監獄」と言うのは間違っています。監獄でこんなことは起きないです。もはや絶滅収容所です』最近の情勢を受けて緊急出版された、京都大学と早稲田大学での講演をまとめたもの。つい数日前も、トラックに支援物資を取りにきたガザ市民にイスラエルが発砲し死者が出た。アメリカ副大統領が「人道的大惨事」と強い口調でイスラエルを非難したものの、そこには大統領選を控えた自国の事情が絡んでいる。単純でハッピーな結末などない、でも何か出来ることを、せめて知ることを、考えることをしたいと思う。ガザが消滅する前に。
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愛玉子
「パレスチナ問題とは、この漸進的ジェノサイド、終わらぬナクバの問題である」ナクバとは「大破局」を意味するアラビア語で、イスラエル建国に伴う民族浄化を指す。お互いに相手を「非人間化」する政治的装置が、民族浄化を可能にしてしまう恐ろしさ。「ガザ、世界最大の野外監獄、無期懲役ときどき死刑、罪はパレスチナ人であること」「地獄とは人が苦しんでいる場所のことではない。人の苦しみを誰も見ようとしない場所のことだ」絶望しかない場所。しかし岡氏は、こうも語る。「パレスチナに希望があるとしたら、それは、私たち自身のことだ。」
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愛玉子
普段はおそらく何の問題もなく社会生活を送っている人々なのだ。不意に風景がぐにゃりと歪むような違和感。描き方によっては愛おしさや切なさすら感じられそうな日常が、不快に積み重なっておかしな方向へと捻じ曲がっていく。彼女は誰だったのか、彼は何をしたのか、何がそこに埋められているのか…見当がつくものもあれば、全くわからないまますっぱり終わるものもあり、不穏な気持ちだけが残る。隣にいる人がどんな闇を抱えているかなんて、知りようがない。あられもなく沁みだしたその時初めて恐怖を覚え、そしてその時にはもう、手遅れなのだ。
愛玉子
2024/03/02 19:02

あとから思い返せば、荒野さんお得意の美味しそうな食事のシーンもあったのだけれど、あまり覚えていないよ…(´ㅂ`;)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/04/13(5492日経過)
記録初日
2009/04/13(5492日経過)
読んだ本
1744冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
507965ページ(1日平均92ページ)
感想・レビュー
1169件(投稿率67.0%)
本棚
16棚
職業
事務系
URL/ブログ
http://booklog.jp/users/kamonohasi
自己紹介

無人島に何かひとつだけ持って行くなら
『国立国会図書館』

司書の方と新刊の補充も込みでどうかひとつ。

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