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5月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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206ナイス

5月に読んだ本
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5月のトップ感想・レビュー!

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なぜか密室殺人を解くことが特異な泥棒である榎本さんものの中短編集。このシリーズはゴチゴチの物理トリックと、道中の漫才が楽しくて良いですね。表題作は精緻すぎて解ける気がまるでしませんが、それでも充実感を味わえる中編でした。出だしの「ゆるやかな自殺」も一発ネタ的な馬鹿馬鹿しいトリック(褒めてます)が愉快でした。
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5月の感想・レビュー一覧
30

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シーラッハ、久しぶりに読んだけれど、面白いですね。ドライすぎるくらいにドライなところが好きです。タイトル通りに人々の罪を描いた短編が集まっていて、なかなかに重苦しいのですが、最後の短編だけスマートな漫才のようになっていたのが愉快でした。
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九連内朱巳と羽原健太郎のふたりを中心に、いろいろと企み合ったりすれ違ったりするお話。シリーズが進むに連れて統和機構側にも感情移入するようになってきていますが、この巻は特に「若者をうまくコントロールする中間管理職」のお話になっていたように思えました。大人の事情に振り回された少年少女を描いていたころとはだいぶ変わってきたのでしょうね。
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山田風太郎、短編も面白いなあ……。夏目漱石の『坊っちゃん』を囚人の物語にパロディした短編「牢屋の坊っちゃん」も愉快ですし、ドタバタっぽい悲喜劇の「いろは大王の火葬場」も良かったです。ですが、やはり読んでいて最も刺さったのは黒岩涙香と幸徳秋水を描いた表題作。暗号を巧妙に使ったストーリーテリングは絶品でした。素晴らしい。
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ノンシリーズ……かと思えば猫丸先輩も入っている短編集。ミステリを中心にSFチックな短編もあってバラエティ豊か。全体的にアイディアよりも見せ方に技巧を感じる本でした。様々な味わいが楽しめました。
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いわゆる「奇妙な味」の短編を集めた(それだけではないですが)アンソロジー。わりと「厭な」小説が多かった印象。不勉強ながら初読の作家が多かったですが、どの作品も総じてレベルが高く楽しめました。作家というのは多かれ少なかれ特殊な感性や価値観を持っているものだと思いますが、それにしても本書でのチェスタトンとスタージョンは際立っていますね。それぞれ10ページに満たない小品ですが、印象は鮮烈。ブラウン神父は読まなければ……(未読です)。
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はじめてのジュールズ・ハワード。様々な動物たちの性に対し真摯に取り組んだ一冊。競走馬の種付けの章などが特に興味深かったです。邦題は「秘められた」になっているけれど、性生活を秘めようとする動物はあまりいない気がします(カエルの生殖はなかなか観測できないそうですが)。隠匿というのは人間的感性なのかもしれません。
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間接的だったり直接的だったりしますが、主に震災との向き合い方を描いた短編集。どの短編もはっとするような上手さがあり、やはりたいへんな小説巧者ですね。しかし、これはちょっとむき出しにすぎるのではないかな……と思うものもあるけれど、おそらくは池澤夏樹という作家にとって必要な小説であったことは間違いないところでしょう。
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人によって、様々な自然体のあり方があると思いますが、谷川俊太郎の自然体は本当に言葉通りの自然な自然体だなあ、と(語彙力……)。わたしのようなグダグダと揺れ動く人間がこの域に達するには200歳くらいまで生きなければいけないのではなだろうか。
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兼続に使える直江四天王を中心に、宮本武蔵や佐々木小次郎、さらに加藤清正や福島正則といった大名たちをも巻き込んでいく長編。全体的にはスラップスティックコメディ風味ですが、ラストのミステリ的な上手さや独特の哀感・無常感は得難いものでした。/武蔵と小次郎が麻雀にはまって身を持ち崩す小説は他ではまずないでしょうね……。前田慶次はわりと『花の慶次』そのままでびっくりでした。
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たいへん細かく作り上げられた、ミルハウザーらしい短編集でした。とにかく描写の積み重ね方が圧巻で、なかなかここまで濃密な文章はほかではないのでは。改行の少なさもあって、1ページ1ページじっくりと取り組まなければいけない本ですが、その分満足感は高いものでした。お気に入りは推理ゲームを通してバランスの悪い家族への複雑で親密な思いを感じさせる「探偵ゲーム」。
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再読。うーむ、やはり初読のときと同じで、あまり深追いしない、中途半端な印象は拭えなかったです。ミステリ的な意匠を使ったサイコ・サスペンスだと認識したのですが、ややあっさりとした風味でした。しかし、現実か幻想かはともかく、「薔薇の乙女」はちょっとどうなのだろうか……。あるいは甘美なノスタルジーに酔う老耄の表現だったのかな。
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企業ものを集めたショートショート集。ほぼ再読だった気がしますが、面白かったので問題なしです。お気に入りはタイトル通りに馬鹿馬鹿しい表題作やシニカルな「運命劇場」あたりかな。全体的に、経済成長が当然ずっと続いていくと信じられていた時代のなかで、そのような状況のいびつさ、居心地の悪さを描いている作品が多かったのが印象的でした。
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というわけで、こちらのエッセイも読んでみました。基本的な路線は『うつぼのひとりごと』と共通で、決して荒々し過ぎず、それでいてドライに過ぎることもない、読んでいてやはりしっくりくるバランスでした。こういう言い方は不遜かもしれませんが、普段は自分のなかで茫洋としていることがらが明瞭に言語化されている感じがして、良い読書体験だったな、と思いました。
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久しぶりに読み返し。やや厚めの本なので、それほど繰り返し読んでいるわけではありませんが、読むたびになるほど、と思わされるところはありますね。旅行記というよりは滞在記の色が濃く、観光だけでは見えない部分も描かれているのが特徴でしょうか。80年代後半のイタリア・ギリシャの様子(インターネットが発達して、イタリアの通信事情はおおいに変わったのでしょうね)や40代を迎える村上春樹の思いなども面白いです。
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短編集。時間や空間の繋がりが通常通りにいかなくなってシチュエーションが多かった気がします。あとは落語や古典芸能に材を取った作品もあり、小松左京としては定番の素材で目新しさは薄めですが、さすがにいずれの短編もきっちり楽しませてくれる一冊でした。
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なぜか密室殺人を解くことが特異な泥棒である榎本さんものの中短編集。このシリーズはゴチゴチの物理トリックと、道中の漫才が楽しくて良いですね。表題作は精緻すぎて解ける気がまるでしませんが、それでも充実感を味わえる中編でした。出だしの「ゆるやかな自殺」も一発ネタ的な馬鹿馬鹿しいトリック(褒めてます)が愉快でした。
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はじめてのA・E・ヴァン・ヴォークト。およそ1000人の人々を詰め込んだ宇宙船で様々なエイリアンと闘う長編。なにしろ1950年の作品なので時代を感じる部分もありますが、流麗な文体は古典的名作であることを感じさせます。/しかし、総合科学は万能すぎるような……。平均して強い、というよりはすべてにおいて超越しているように思える箇所もいくつか。ある意味、現代のいわゆるチート系異世界転生ものを想起しなくもないような。
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吉村萬壱のエッセイを読むのははじめて。小説ほど過激ではなく、落ち着いた筆致ですが、全体的な考え方や実感にはたいへんしっくりくるものがあり、読んでいて納得できる部分が多かったです。実はタイトルで二の足を踏んでいた『生きていくうえで、かけがえのないこと』も読んでみようかな。
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はじめての岸政彦。社会学というタイトルですが、晦渋さはないので安心して読めました。断片を集めた不揃いなもののなかにも、むしろそういうものにこそ大切なものがあるのではないかなあ、と思いました。良い本でした。
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表題作は戦時中の日本の情景がやまびこのように映される世界を描いたSFで、ちょっと小松左京っぽい雰囲気も感じられました。バンドを巡る人間関係を描いた「空蝉」は比較的実験的なところの少ない、地味ながらも深く染み込んでくるような短編。神社の神様の一人称がとぼけた味わいのある「阿呆神社」は乙一作品に通じるものがあったかな。いずれもミステリ的な演出を上手く使った短編になっていました。
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ドラマを機に復刊。喜ばしいですね。この調子で『忍法相伝73』とかも……。いや、それは無理かな。それはともかく本書。徳川家が家綱から綱吉に代わったころのお話で、根来衆が全国を渡り歩いて隠密調査をする連作短編っぽい長編。個々のエピソードはなかなか面白いですし(ドラマに向かなさそうな話が多かったような……)、まとめ方もさすがに上手いですが、ちょっと噛み合ってない部分もあるように思えて、シリーズのなかでは水準くらいでしょうか。でも、やっぱり面白いですよね……。
チェケ
2018/05/13 11:14

忍法相伝73は一応2013年にミステリ珍本全集という企画で復刊されてますよ。ただ、3000円という高値ですが…

hirayama46
2018/05/13 12:34

あ、あれはまだ新刊で購入可能だったのですね。すでに品切れしているものかとばかり……。しかし、ネットで読んだ方の感想を見るに、3000円出すのはだいぶ冒険だな……という気持ちはあります。

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読み返し。そういえばこの本ではすでに「僕」と「鼠」は直接関わっていないのですね。一作目からスタートしてどのような岐路を歩んだか、という鼠と僕の距離感に着目してシリーズを読み返すのもいいかもしれません。
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宮内悠介による「くだらない話」を集めた短編集。そういうテーマにおいても、宮内悠介の生真面目さがちょくちょく顔を覗かせるあたりがらしいなあ、と思います。軽く書いているけれどしょっちゅう鬱になっているあとがきからもそれが伺えるような。どの短編もひねりが利いていて楽しいもの揃いですが、その中でもお気に入りは馬鹿馬鹿しさは薄めながらもイカサマゲームものとして秀逸な「星間野球」かな。
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おおインモラル。とにかく設定から展開やら色々とすごく過剰ですが、そのやりすぎなところが愉快ですね。お気に入りは巨大ミキサーが少女をぐちゃぐちゃにしまくるそのままなタイトルな「少女ミキサー」、残酷さにおいては本短編集でも随一な「少女ビデオ 公開版」あたり。
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はじめての赤松明彦。うーん、ちょっとぼくには難しかったです……。西洋哲学の基礎を知っている人向けなのかもしれません。あと、インドの固有名詞はパッと見で憶えにくいので、そのあたりのハードルもやや高かったです。
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はじめてのアレハンドロ・サンブラ。対象との独特の距離感を持った文章が不思議に心地良く、読んでいて楽しいですね。物語としては決して明るい作品ではないのですが、余韻のある筆致で、いいものを読んだな、という気持ち。
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若い頃は最先端だったもののすっかりいまは……だった高橋源一郎が最新のデジタル機器に触れていくエッセイ。様々な技術に親しむことで、現代文化に対する考察も交わされるあたりの手付きはさすがに上手いです。熟練。
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超然からさらなる段階に進んだはずが、なぜか自慢親父になってしまい……? そこから異様な驚きの展開の連続にくらくらします。なんだかもう、本当にすごいというか、語る言葉がない……。
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やっぱり牧野修の電波サイコホラーは良いな……。心が落ち着きます。アクションやスプラッタやスケールの大きい神話的なエピソードも盛り込んで贅沢な一冊になっています。素敵。
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再読。前に読んだのがずいぶん昔なのでだいぶ記憶は胡乱ですが、だいぶ違った感興が持てた気がします。人間は一日一日と老いいく存在だからかもしれません。/死というものはもちろんだれにも直接には書きえないものですが、その周辺をひたすらミクロにミクロに描いていくことで、死の近似値のようなものを提示している試みでしょうか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/04/29(3343日経過)
記録初日
2009/04/28(3344日経過)
読んだ本
2219冊(1日平均0.66冊)
読んだページ
646634ページ(1日平均193ページ)
感想・レビュー
2119件(投稿率95.5%)
本棚
0棚
血液型
O型
現住所
千葉県
外部サイト
自己紹介

 現在更新休止中な場末はてなダイアリーはこちら。主にアニメの感想です。
http://d.hatena.ne.jp/hirayama46/
  ぼちぼちとつぶやいているtwitterはこちら。よくわからないことばかり言っています。三人くらいにしかわかりえない冗談を言ったりします。でも、絡んでいただけると喜びます。
http://twitter.com/hirayama46

 マンガはブクログに登録しています。感想は書かないことが多いです。
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