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7月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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7月に読んだ本
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7月のお気に入り登録
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  • ミヤザワ
  • シャルシェ@アルデラ民

7月のお気に入られ登録
4

  • ちゅんさん
  • ドディス
  • シャルシェ@アルデラ民
  • ミヤザワ

7月のトップ感想・レビュー!

hirayama46
殺し屋さんたちの生き方を描いたシリーズの3作目。今作は「兜」というコードネームの殺し屋さんに焦点を当てた連作短編集。社会問題への意識を含みつつも、たいへん楽しい娯楽作に仕上がっている、伊坂幸太郎のいつもながらの熟練の筆致であります。上手いなあ……としみじみと思いいってしまいます。
が「ナイス!」と言っています。

7月の感想・レビュー一覧
31

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はじめてのフリオ・リャマサーレス。とにかく全編死の香りにずっと包まれていて、ともあれば陰鬱になりそうですが、暗闇の真ん中にあってもどこか静謐な透明感もあり、ただ辛気臭いだけではない小説でした。
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中編をふたつ収録された本でしたが、なんだか両方とも不思議な読み心地だったなあ……。ミクロとマクロ、日常と非日常、おおらかで繊細、不穏で平和、いろんな対比に満ちていたように思えます。しかし、その対比がなにを意味しているのかはよくわからなくて、やっぱり不思議な感じ。/そんなこんなで掴みどころがわからなかったけれど、池澤夏樹の文章と感性はすごく好きだな……と思いました。
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本書の前に出版された短編集『宇宙船〈仰天〉号の冒険』と同じく挿絵は横山えいじ。こちらもバラエティのあるSF短編集ということで雰囲気としては地続きな感じ。安定しております。お気に入りはセンチメンタルな「夢の神々結社」「"ヒト"はかつて尼那を……」の二編かな。B級感となんとも言えないクールなオチが印象的な「魔窟萬寿荘」も良かったです。
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1950年台後半、まだ忍法帖に着手していない時期の連作短編集。江戸後期の吉原を舞台に歴史上の有名人もゲスト出演する、ミステリ風味の強めの一冊。いずれもひねりの効いた短編揃いですが、ただ、書かれた年代が古めなので、前提となる知識が現代の視点から見るとちょっと高めかな、と思いました。わたしが無学なだけかもしれませんが……。吉原の文化や、わりとマイナーな偉人がさらっと出てくるので戸惑うこともしばしばでした。
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断筆解除後、最初の短編集。溜め込んできたものを爆発させるかのような勢い重視の短編が多く、完成度を重視する方は別の本から読んだほうがいいかも。やりすぎな駄洒落や下品なネタ、それに追われるものを描いたホラー風味やセンチメンタルな心理小説など、色々な要素がごった煮で、楽しい一冊ではありました。ただ、七福神ものはよくわからないというか、あまりピンとこなかったかな……。
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はじめての古山高麗雄。前半は第二次大戦を材に取った小説、後半は身辺雑記的なエッセイを収録。エッセイも味わいのあるよいものでしたが、やはり短編群における、戦争に対する諦念を抱えていてかつドライなれど、不思議な軽さと品のいいユーモアが印象的。己の経験した戦争をこういう語り方をするのは独特ですね。興味深く読みました。
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読み返し。表題作をタイミング良く(と言っていいのだろうか)、あまり調子の良くない夕方に読んだので、なんだかひどくしっくりきました。この日常的かつ非情緒的な喪失感が不思議と落ち着くのです。
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はじめての壱日千次。まだ出版から1年経っていませんが、いわゆる「バブみ」ブームが落ち着いたいまではやや懐かしささえもありました。流行りものは難しい……。極北を目指そうとして固定観念にとらわれてしまっている部分もあり、そのあたりもやはり難しいですね。「年下の母」に比べて「年下の姉」というのは概念としてインパクトが弱めのせいか、雛さんの魅力が綾音さんほどではなかったのも惜しかったです。
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なんだか麻耶雄嵩らしくないライトミステリだなあ、と思いながら読んでいたのですが、ラストの「夏の合宿殺人事件」を読んで腑に落ちました。なるほど、これはたしかに「麻耶雄嵩の書いたライトミステリ」だったのだなあ、と感じました。メルカトルや香月ものとはだいぶテイストが違いますが、通底するものはたしかにある、そんなちょっとひねくれた小説でした。/性格はいささか異なるけれど、ももとあおは頭の中でアイカツフレンズのあいねとみおの姿のイメージでした。このふたりもベストフレンド……と言えなくもない、ような。
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老いと死の影が色濃い日常を淡々と描いた私小説風の連作短編集。とにかく文章の老練さがただごとでなく、風景描写のひとつひとつにも技工を感じさせます。始終現実に根を張ったことしか描いていないにもかかわらず、一種の幻想文学のような読み心地になっていました。すごい人だなあ。
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医師と作家の兼業を営んでいた南木佳士のターニング・ポイントとなった本を紹介しながら、これまでの半生を振り返った一冊。出てきた本が読みたくなる……ということはほとんどないのですが、ある個人がどのような書物によって影響を受けるか、というのは興味深いものでありました。本というものは知識だけでなく、ときに薬効もあるものです。
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はじめてのレベッカ・マカーイ。カバーの紹介文でも知的・知性という言葉が使われていますが、たしかに全体的にたいへんしっとりと品の良い(しかしときに激しい暴力性も垣間見える)、インテリジェンスを感じる短編集でした。
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サイコホラーっぽいものからほのぼのとした日常もの、ミステリパロディまで幅広く収録されたノンシリーズ短編集。北村薫は久しぶりに読みましたが、さすがに語りが上手いですね。短いお話でも出だしからするりと物語に入り込ませてくれる作品が揃っておりました。お気に入りは阿刀田高のような雰囲気の、人の悪いブラックなオチが秀逸な「俺の席」。
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太宰治がそれまで振り返ることのなかった故郷である、津軽の土地を歩く一種の紀行文。さすがに文章は憎々しいほど上手く、ときおり見せる愛嬌もまた憎々しい……。特に鯛をまるごと焼いてほしかったのに、切り身で出てきたときのがっかりっぷりがかわいらしく、人たらしの技術を垣間見ました。ラスト、さらりと自然に虚構を語るあたりの呼吸も絶妙で、ものすごい詐欺師っぷり(褒めています)です。
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上巻から時は流れて、ややSF小説の色彩が濃くなった下巻。変わらず強烈な印象を残すディティール(チャーハン……)といい、たいへん面白いのです。しかし、その濃密さゆえに一冊にすべてを詰め込もうとしすぎているきらいもあるかな……とは思いました。バランス的に難しいところではあるのですけどね。
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はじめての小川哲。とても面白い……。幼少期のエピソードに特に際立つものがありました。引き続き下巻へ。
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はじめての三田千恵。たいへん良かったです。いじめやスクールカーストといった心苦しい要素が多くしんどかったですが、そのあたりの問題の解決も(いささかきれいすぎるきらいがあっても)まっすぐで良いものだと思います。6章の展開は賛否両論ありそうですが、そういう視点で読んでいなかったこともあり、素直に面白いなと感じました。実際、中盤の高木さんのひとことですべてを察してしかるべきだったのだな……とわたしの読者としてのにぶさであります。/装画は美麗で良いですね。これで「デブの一歩手前」なのか……。女性の気持ちは難しい。
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傑作揃いの山田風太郎の長編のなかでは、比較的惜しい出来かなあ。十分に面白い小説なのですが、終盤いささか不完全燃焼の気があるのと、ラスプーチンの不気味さが存分に発揮されていなかったことの二点が気にかかりました。
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医師を引退して、田舎暮らしを営む男性を描いた私小説的であろう連作短編集。過剰な味付けをしないものの、しっかりと細やかな下味が付いている和風料理のような風情で、じんわりとおいしい、そんな小説でした。地元のおじいさんたちと焼酎を飲みながらだべる表題のエピソードが特に良かったです。小屋を燃やしても残るものは、灰だけではありませんね。
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ウェルズを読んだのは……はじめてでした。そんなわけで、古典中の古典である本書。未来の世界を体験することによって現代の社会の問題点を可視化される仕組みでしょうか。いかにも黎明期的な古めかしさと、先見性の鋭さの両方を感じました。ウェルズ、面白いですね。
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読み返しー。今回の再読は特に「沈黙」に思わされるところがありました。ぼくもそれほど頭の良くない人間のひとりとして、ときに大勢・体制に流されてしまう可能性、さらに言えばすでに気づかないままに流されていることも考えられます。何事においても。
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はじめての葵居ゆゆ。L文庫やnex、タイガといったあたりにほとんど手を出せていなかったので。こちらを読んだのは表紙と作者さんの名前がかわいらしかったからです。内容はレーベルとタイトルからのイメージどおりで、ふんわりとやわらかく、のんびり読める一冊でした。熟練のミステリプロパー作家の作品とはちょっと違った読書ができたと思います。
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うーむ、あまり好みではありませんでした。こういうのも地下アイドルの描き方の方法論としてはもちろんありなのだと思いますが……。むしろ、これが地下ということを考えるとこれが本道といってもいいかもしれません。だがしかし、残念なことにわたしはそれを楽しんで読むことができませんでした。時と場合によっては価値観の違いがどうしても拭いがたいものになることもありますね。
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乙一の別名義であることを公式に発表して以来、山白朝子名義の作風が広がっている印象があります。初期はホラー作家であることを念頭に置いた作品が多かったように思えますが、いまは良い意味でジャンルにこだわらない、バリエーションのある短編が増えている感があります。良い短編集でした。
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溜まりに溜まった鬱憤の陰湿な晴らし方と、悪意のないイノセントな残酷さ。それぞれタイプは違いますが、ダールの作家としての高い技量に裏打ちされた意地の悪さが発揮されておりました。こういうたちの悪い話もときには愉しいですね。
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冲方丁が突然の勾留を受け、留置場で過ごすことになった顛末を描いたノンフィクション。もちろん冲方丁の視線から描かれているので、すべての物事を鵜呑みには出来ませんが、少なからぬ「知られざる現実」が書かれていることは確かではないでしょうか。冲方丁はクレバーな方なので、沈黙すべきところはしつつも、そう突飛な虚偽は書かないのではないかな、という作家としての信頼感のようなものもあります。公権力のあり方について一歩立ち止まって考える契機になる一冊でした。
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明治時代の市井の人々の恋愛関係を描いた、中編ほどの分量の小説。しかし、現代の視点だと(いまでもどこかであるのでしょうが、少なくともわたしの身の回りにはない)お妾さんの恋愛事情はちょっと掴みにくいものがありました。現代の不倫とは全然違うでしょうが、普通の浮気とも違うので、なかなか難しい。そのあたりの細かい機微までは追いきれなかったです。それでももちろんそういう古さはありつつも現代でも楽しめる繊細な心理小説でありました。森鴎外、ハードルが高いように思っていましたが、読んでみると面白いですね。
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池澤夏樹の長編第一作。ひとりぼっちで無人島に漂流する、という状況ながらもサバイバル的なスリルは薄めで、文明と自然の有り様をテーマに内省的な思索が繰り広げられる小説。自然しかない無人島ですが、そんな場所であるがゆえに文明の光が間接的に照射されるようです。中盤の展開はけっこう意外でした。なんだか不思議な小説でした。初期作らしいごつごつした感じが面白いなあ、と。
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殺し屋さんたちの生き方を描いたシリーズの3作目。今作は「兜」というコードネームの殺し屋さんに焦点を当てた連作短編集。社会問題への意識を含みつつも、たいへん楽しい娯楽作に仕上がっている、伊坂幸太郎のいつもながらの熟練の筆致であります。上手いなあ……としみじみと思いいってしまいます。
が「ナイス!」と言っています。
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泡坂妻夫のノンシリーズミステリ短編集。亜愛一郎シリーズのような強いインパクトこそありませんが、いずれも機微を感じさせる渋めの短編が並んでいたと思います。
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上巻の感想に「アウトローが生き生きとしていた時代」と書きましたが、そうか、そんな時代はそもそもなかったのかもしれないな……。大きな時代の潮流に押し流されてしまうはぐれ者の姿は哀惜の情を呼び起こします。儚いですね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/04/29(3399日経過)
記録初日
2009/04/28(3400日経過)
読んだ本
2272冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
661783ページ(1日平均194ページ)
感想・レビュー
2172件(投稿率95.6%)
本棚
0棚
血液型
O型
現住所
千葉県
外部サイト
自己紹介

 現在更新休止中な場末はてなダイアリーはこちら。主にアニメの感想です。
http://d.hatena.ne.jp/hirayama46/
  ぼちぼちとつぶやいているtwitterはこちら。よくわからないことばかり言っています。三人くらいにしかわかりえない冗談を言ったりします。でも、絡んでいただけると喜びます。
http://twitter.com/hirayama46

 マンガはブクログに登録しています。感想は書かないことが多いです。
http://booklog.jp/users/hirayama46/profile
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