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9月の読書メーターまとめ

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  • あんちゃる

9月のトップ感想・レビュー!

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はじめての沼田真佑。芥川賞受賞作。たしかに文章も物語運びも器用ですし、小説に対して真摯なものを感じる、好感の持てる小説でした。ただ、分量が少なく、味わいとしてもだいぶ薄味な感もありました。もっと読んでみたい作家さんですが、たぶんあまり筆は早くないタイプの方なんじゃないかな……とも思います。のんびりと待ちたいところです。
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9月の感想・レビュー一覧
27

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還暦を過ぎた内田百閒のお誕生日を祝う会である「摩阿陀会」にまつわるエピソードを集めた一冊。内田百閒のエッセイを読むのははじめてでしたが、百閒先生の偏屈だけど愛すべき、ユーモラスで一風変わったところが存分に出ていて楽しかったです。税金を納めるのが趣味というのはなかなか余人には出来ない発想ですね。納めすぎて還付金が来たら、それでまた税金が払えるという考え方、なかなかないですね。/黒澤明の「まあだだよ」って内田百閒の映画だったのですね。はじめて知りました……。今度見てみます。
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下巻。上巻の終盤でエスカレートした展開は一旦は落ち着きながらも、やはりさらなる飛躍というか、不思議といってもいい物語に。たいへんな力作ですし面白く読みましたが、やはり人は選ぶかもしれません……。西澤保彦の集大成とに言えそうな作品ですが、集まった結果はなかなかに混沌で、しかしそれでいて一本の通徹したものもある、独特の小説に仕上がっておりました。
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第一部は閉鎖的な田舎村に起こる凄惨な連続殺人を描いていて、なかなかに迫真の筆致で緊張感のある文章・展開でした。しかし、第二部のラスト近くになってどんどんエスカレートしていき、だいぶ不思議なところに行っておりました。
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歌野晶午の初期の長編。解説の法月綸太郎も書いていますが、わたしもやっぱり岡嶋二人を想起しました。キャラクターに重きを置かないノンシリーズで誘拐もの、当時の先端技術を駆使しているところが似ているのでしょうか。ひっくり返しかたのさじ加減も近いかもですね。
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はじめてのフィリップ・ロス。老人の性や生活を描いた短めの長編。分量は薄めですが、なかなかに濃厚な味わい。全体的に重いものを抱えつつも、どこかしらにユーモアが漂っているのが良いですね。ある種の飄々とした感じが。
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はじめての古谷田奈月。これはなかなか興味深い……けれども理解できている自信はまったくない、そんな一冊でした。ジェンダーの意識が強そうなのは掲載誌に合わせてのことかな。個人的には野球のことを書いているけれど、隠喩で満ちているために何が書いてあるのか見失いそうになる、そんな不思議な一編である「風下の朱」が好みでした。
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はじめての大倉崇裕。刑事コロンボを意識した(らしい)倒叙ミステリ。ううむ、手堅い……。安定して楽しめる一冊ですが、その強いコロンボ愛の所為か、「変なものを書くわけにはいかない」という雰囲気を感じました。その点でちょっと固さのようなものがあったかな。
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テムジンあるいは成吉思汗の生涯を描いた長編。淡々と感情を排した記録的な(解説においては「彫刻的」と表現されています。静的なたたずまいに合した単語ですね)文章によって記されています。ただ、主人公である成吉思汗の思考様式が現代日本においてはいささか親しみにくさを感じました。マキャベリスト的ではあるのですが、その目的意識がやや見えづらいところを感じました。余計な解釈を加えていないがためなのでしょう。
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うーん、これはどうしたものでしょうか……。読者として何かを試された気がするのですが、何を試されたのか読了後にもわかりません……。しかし、10年くらい前ですが、文芸業界もずいぶん急変した気がしますね。世の流れは早い。
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ブコウスキー、『パルプ』しか読んでいなかったのですが、短編集だとなかなかに剥き出しですね……。私小説っぽい短編も多く、わりと似通った味わいだったりするのですが、妙に癖になるようなところがあります。お猪口の酒を延々口に運び続けるような読書でした。
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うーむ、これは困りましたね……。途中まではまっとうな続編として戦後文学に取り組んでいたのですが、東日本震災により完全に方向が変わり、実質的には未完で終わっていると言っても良さそう。/連載から本になるまでに長くかかったのは、加筆修正をするか否か、そもそもお蔵入りさせてしまうか、という懊悩もあったのかもしれません。末尾に加筆修正が施されているとも書かれていないので、おそらくはそのまま単行本化されたのでしょう。当時のままを残すことが作者の意思だったのでしょうか。ふうむ……。
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おお、官能小説だ……。わたしは普段あまりこの種の小説を読まないのですが、野外や複数人、器具や薬物っぽいものを使っていたり、なかなかにアブノーマルな部分もありました。女性読者には引いてしまう方も多そう(実際、ここの感想でもちらほら)。でも、これは真剣にエロいものを書こうとした結果だと思うので、個人的にはわりと好感を持っています。
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「歌え」とタイトルにありますが、そのままバンドものの小説だとは思わなかった……。比喩だとばかり。しかし、密入国しておいてバンドでボーカルとかをやっていいのだろうか……とは思いました。慎重に過ごす描写が多いのに、どこかのんきであることでした。なんだか不思議ですね。
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井上夢人の連作ではない短編集はまだこれ一冊だけなのかな……。貴重な本であります。読みやすくて面白く、ひねりが利いた短編が集まっておりました。文庫で400ページほどですが、驚くほどにすらすらと楽しく読めます。お気に入りは短いながらも無駄のないスマートな「あなたをはなさない」、賞味期限はたしかに切れているかもしれないけれど、その分古色が味わいを出している「ジェイとアイとJI」かな。死後の苦しみを描いたちょっと異色な「私は死なない」は筒井康隆の某短編を思い出しました。
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はじめての沼田真佑。芥川賞受賞作。たしかに文章も物語運びも器用ですし、小説に対して真摯なものを感じる、好感の持てる小説でした。ただ、分量が少なく、味わいとしてもだいぶ薄味な感もありました。もっと読んでみたい作家さんですが、たぶんあまり筆は早くないタイプの方なんじゃないかな……とも思います。のんびりと待ちたいところです。
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はじめての垣根涼介。応仁の乱のきっかけとなった一揆を通して、無頼で破天荒な男たちを描く歴史小説……かと思えば存外繊細な部分があったりもして、なかなか興味深い筆致でした。
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星新一後期のショートショート集。人生に対する諦念・無常観が前面に出ている作品が多く(昔から価値観は変わっていないのでしょうが、押し出し方はだいぶ変化しているように思えます)、苦味や酸味というよりは無味を感じさせる一冊でした。良いですね。
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老いにまつわる短編集。人は年を重ねると病や死は避けがたく、性はいまだに姿を変えて存在し悩ましく、なおかつ日常生活は続いていきます。ふむ……。
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シャーリイ・ジャクスンの長編を読むのははじめて。淡々とうっすらとした狂気の描写を積み重ねることにより、いつの間にかどこか遠い彼岸にいるような感覚は静かに衝撃的でありました。巧みですね。
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様々な女性たちが短いお話を語る連作短編。幻想小説に分類されそうですが、奇想譚という雰囲気でもなく、ちょっとふしぎなお話、という感じでしょうか。北村薫の語り口はやはり上手いので、するすると読み終えました。千夜一夜物語的なのだろうか(未読です)。
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ハヤカワから出ていますが、例によってブギーポップの外伝。統和機構の中枢に深く関わる物語になっております。縦横無尽に詭弁を巡らす上遠野浩平トークを楽しめる連作。しばらく前から思ってましたけれど、統和機構って巨大な営利企業みたいですね。管理職はつらいよ、というのは近年の上遠野浩平の共感なのだろうか……。
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はじめての逸木裕。ふと手にとって表紙とタイトルが気になり、読みました。巷間に使われている(であろう)言葉を用いるのならば、イヤミスちっくなサスペンスミステリ。加害恐怖という、完全に一致はしないまでも不要な罪悪感を抱いてしまいがちなわたしのような人間にはちょっとした共感がありました。ストーリーテリングもなかなかに器用で、暗いエピソードが苦手でなければ広く勧められそうな一冊。面白かったです。
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ウェルシュのノンシリーズ短編集。とにかく色々な手法や書き方で読者を楽しませようとしている感じが良かったです。楽しませることが必ずしも快ではないところがウェルシュらしいところです。主人公や主要人物に理不尽な災いが起こる短編に面白いものが多い気がする、それが作家性でしょうか……。意外としみじみするお話や馬鹿話やつらい話、愉快でありました。
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はじめての竹田青嗣。いつぞや別の著者の方のアリストテレス入門を読んだので、時代が近い本書を手に取りました。わたしは哲学についてはまったくの無知に近い状態でしたが、本書はややハードルが高い部分がちらほらあったように思えます。それというのも、入門書でありながら既存の「プラトン批判に対する反論」が大きく取り上げられており、批判の概要をあらかじめ掴んでいないと難しいのかな、と思うところがありました。
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古処誠二の最新長編は、初期の長編に近い味わいの戦争ミステリ。「兵隊」という名前の「人間」にまつわる物語でした。
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新訳を機に読みました。なるほど、これが噂の……。完全に逆転していますが、法月綸太郎は本当にクイーンが好きというか、クイーンそのものを書きたいのだなあ、ということを思ったりしました。古典ながらもいまでもある種の到達目標とされることもある本短編集、味わいました。
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おそらく、少なからぬ人が『新耳袋』のシリーズを読んでからこの本を手にとったことだと思いますが、少々物足りなさを覚えた方もおられるのではないかな……。『新耳袋』に比べるとテーマが(表立って)統一されていない分やや散漫に感じられるのと、共著のときよりも文章がさっぱりしすぎているように感じました。素直に読めばなかなか楽しめる怪談集ではあるのですが、どうしても比較してしまうと厳しいところはありました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/04/29(3464日経過)
記録初日
2009/04/28(3465日経過)
読んだ本
2327冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
678127ページ(1日平均195ページ)
感想・レビュー
2227件(投稿率95.7%)
本棚
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血液型
O型
現住所
千葉県
外部サイト
自己紹介

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http://d.hatena.ne.jp/hirayama46/
  ぼちぼちとつぶやいているtwitterはこちら。よくわからないことばかり言っています。三人くらいにしかわかりえない冗談を言ったりします。でも、絡んでいただけると喜びます。
http://twitter.com/hirayama46

 マンガはブクログに登録しています。感想は書かないことが多いです。
http://booklog.jp/users/hirayama46/profile
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