読書メーター KADOKAWA Group

2024年2月の読書メーターまとめ

fukuokakomachi
読んだ本
3
読んだページ
1040ページ
感想・レビュー
3
ナイス
95ナイス

2024年2月に読んだ本
3

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

fukuokakomachi
ネタバレ久しぶりの万城目作品。今ホットな直木賞受賞作品ではないが、全体的に軽いタッチで楽しい吸血鬼少女の物語。 なるほど現代に吸血鬼というものがいるのならそういう形の進化をしているかもと思わせる設定。主人公よりキャラの立っている親友のヨッちゃんがとにかく楽しいが(大仏の被り物をかぶった女子高生って…)、QがQになった悲しい理由など、大人が読んでも大丈夫な深みもちゃんとある作品。 清子様(誰?)の占いはよく当たるようなので、Qもといゼノと弓子の大冒険が次作で読めると期待してよいのかな?
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
3

fukuokakomachi
凄惨な虐待を受ける2人の高校生の大学受験までの「生」の記録、と言ってもいいくらい、過酷な状況に置かれた高志と星。貧困家庭に育ち、母親から依存される星の境遇はわかりやすいが、高志に対する教育虐待の描写は壮絶。でもショックなのは星から指摘されるまで高志自身がそれを虐待と認識していなかったこと。現実世界で残念ながら山のようにあるのだと思う。子供は親から与えらえたその環境で生きていくしかないから、その異常性に気付くのは難しい。本作でサバイブした2人のその後には救われたが、闇堕ちした姉に救われる日が来るだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
fukuokakomachi
既読かと思ったら初読み。 おんぼろアパートの住民と周囲の人たちの間で繰り広げられる性がらみの連作短編集。 全編通じて入れて揺らして抜き取る行為だの相手の体内に勃起をぶちこむ行為だの身も蓋もない表現満載ながらさほどエロさを感じさせないのはしをんさん独特のユーモアあふれる筆致のおかげか。特に神崎と光子の覗き覗かれの不思議な関係は笑えたが、ただ、軽いだけではなかった。高齢者の性、不妊、配偶者の浮気、はたまた何やら物騒なヤクザなど、何気に重い要素も入り込ませているあたり、さすがと思える作品であった。
が「ナイス!」と言っています。
fukuokakomachi
ネタバレ久しぶりの万城目作品。今ホットな直木賞受賞作品ではないが、全体的に軽いタッチで楽しい吸血鬼少女の物語。 なるほど現代に吸血鬼というものがいるのならそういう形の進化をしているかもと思わせる設定。主人公よりキャラの立っている親友のヨッちゃんがとにかく楽しいが(大仏の被り物をかぶった女子高生って…)、QがQになった悲しい理由など、大人が読んでも大丈夫な深みもちゃんとある作品。 清子様(誰?)の占いはよく当たるようなので、Qもといゼノと弓子の大冒険が次作で読めると期待してよいのかな?
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/24(4389日経過)
記録初日
2012/01/23(4450日経過)
読んだ本
2143冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
683513ページ(1日平均153ページ)
感想・レビュー
1401件(投稿率65.4%)
本棚
99棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう