[株式会社インクス]
1990年創業。製造業の革新を目指し、3次元データの活用技術に早くから取り組む。設計・モデリング・解析・試作・金型といった開発プロセス全体を支援する事業を展開し、製造業の3次元化に貢献した。2002年自社金型工場で従来比1/24という圧倒的なリードタイム短縮を実現し、業界に大きなインパクトを与える。そこで培った「人の判断」にフォーカスした分析手法をもとに、業務改革のソリューション事業を展開し、製造業に留まらず、プラント、建設、重工、運輸、IT、サービス業、医療など幅広い分野で成果を上げてきた。「知恵創造カンパニー」として顧客の知恵創造を支援し、製造業の新たな変革に取り組んでいる。

[監修者　野中 郁次郎　一橋大学 名誉教授]
早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造勤務ののち、カルフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にて博士号(Ph.D)を取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学商学部産業経営研究所長、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究所長、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て現職。カルフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授、クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラーを併任。知識創造理論を世界に広め、ナレッジマネジメントの権威で海外での講演多数。主な著書に「組織と市場：組織の環境適合理論」(千倉書房、1974、日系・経済図書文化賞)、「日米企業の経営比較」(共著、日本経済新聞社、1983、組織学会賞)、「失敗の本質」(共著、ダイヤモンド社、1984)、「イノベーションの本質」(共著、日経BP社、2004)、「流れを経営する」(共著、東洋経済新報社、2010)、「イノベーションの知恵」(共著、日経BP社、2010)など。
2002年紫綬褒章を受章。2008年5月のWall Street Journalで「最も影響力のあるビジネス思想家トップ20」に選ばれる。2010年11月瑞宝中綬章を受章した。