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2024年11月の読書メーターまとめ

CCC
読んだ本
41
読んだページ
12577ページ
感想・レビュー
19
ナイス
400ナイス

2024年11月に読んだ本
41

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • ポルコ

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

CCC
初っ端のコタツ記事の文章には面食らったが、内容に比べるとかわいいものなのかもしれない。怒り、恨み、鬱屈を隠そうとしない表現。受け入れやすく配慮された本にはない迫力があった。主人公を金持ちにして、介護者に弱者男性を置くことで、弱者性にねじれを加えているのも面白い。ただなにぶん知らない世界なため、メッセージ性に繋がる話(「愛のテープは違法」事件のような)を雑学的に消化してしまったりと、正直ちゃんと受け止められなかったかもしれない。変わった目線が見れて面白かった、で終わらない感想を持てるようになりたい。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

CCC

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2024年11月の感想・レビュー一覧
19

CCC
ネタバレ魅力的な種を生むという解答が面白い。どう形にするのか先が楽しみ。
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CCC
ネタバレ対立と対話の構図がはっきりと形になってきてゴールが見えてきた、と思ったらこのラスト。風呂敷を畳むのにもっと大きな風呂敷を用意した感じ。でもちゃんと終わるのが分かっているから安心感はある。個人的にはミスチフ、ミヒルを最終巻でどう処理するのかが気になった。感情を揺さぶる、あるいはアイディアを感じるまとめ方になってくれてたら嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
初っ端のコタツ記事の文章には面食らったが、内容に比べるとかわいいものなのかもしれない。怒り、恨み、鬱屈を隠そうとしない表現。受け入れやすく配慮された本にはない迫力があった。主人公を金持ちにして、介護者に弱者男性を置くことで、弱者性にねじれを加えているのも面白い。ただなにぶん知らない世界なため、メッセージ性に繋がる話(「愛のテープは違法」事件のような)を雑学的に消化してしまったりと、正直ちゃんと受け止められなかったかもしれない。変わった目線が見れて面白かった、で終わらない感想を持てるようになりたい。
が「ナイス!」と言っています。
CCC
露骨に官能小説な文章も多いが、そうしたエロスを笑いで消化していくスタンスの方が強い。アブノーマルな性的指向が基本におかれているものの、ノーマルアブノーマルという括りで見るのも馬鹿らしくなるテンション感。笑うしかない。ただ着地点付近で話にSF的飛躍が出てきたりするのには別種の面白さを感じなくもなかった。楽しいC級SFだった。
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CCC
面白い。二人称を多用する文体。属性への意識。というより属性を意識させられるということについての意識。時折挟まる「今」への言及。抽象化されたり、あるいは歴史となった本にはない鋭さを感じた。賞味期限があるかもしれないけれど刺激的で力のある作品だった。
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CCC
VIIIにしてついに1巻の時系列に合流。裏側も見せてまとめに入ってきてるっぽいが、感触的にはむしろ混沌度は強まっていってる。個人的にはイサリの物語にいまいちノリきれなかったので、VIIIには没入しにくいところもあった。でもここからどうやって上手くまとめるのかとても気になる。
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CCC
過去改変が珍しくなくなったので現実も歴史も不確かになった世界の話。因果関係がめちゃくちゃになりそうだが、そこは思ったほど壊れていなかった。「今」に案外強固なところがあったからだろうか。それよりブラックボックスの多さが気になった。ハードボイルドとラブロマンス要素が強く、気になる設定の多くが背景化してるのは、かゆいところに手が届いていない感じもする。ただなにはともあれ面白い設定だった。不条理になりそうでなりきらない独特の空気感がある。
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CCC
ネタバレ崩壊後はサバイバル。スカウトで培った経験を活かして一致団結して危機を乗り越えていこうとする展開は熱い。再建の流れには高揚感のようなものも感じた。ただ頑張ってはいるが、きれいな手段ばかりを使っているわけではなく、一致団結できていたかもあやしい。けれどそうした前向きな話で終わらないところに読み応えもあった。個人的にはスカウトメンバーの意見の割れ方と情の繋がりの塩梅が好みな巻だった。
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CCC
ネタバレタイトルが重い。様々な思惑も宿怨の重力には逆らいきれずに破局を迎える。まだまだ先はあるが、今までの積み上げが崩れる形で活かされて、第一部終了のような趣。
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CCC
ネタバレ一章が面白かった。すっかりイサリ視点になって心温まる交流程度に見てたから、スカウトたちの見え方が一気に変わった。こういう一見平和だけど緊迫したシチュエーション。好み。
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CCC
農業、新人類(?)誕生経緯の話が興味深く読めた。今までと違う方向に広がりがあった。良き。
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CCC
短編集。どれも広義の宗教、信仰の話だった。といってもどの作品もどこか冷静で一歩引いた視線から書かれている。現代的な知識に基づいた価値観も背後に見えるが、わかりやすいメッセージを答えとして示しそうに見えて、案外最後に出してくるのはアイディアだったり情感だったりするので主張の話にはならなかった印象。最後の話は例外として、ざっくり見ると歴史の再解釈というか再構築っぽい話と社会派色のある話に分かれていた。
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CCC
才能を持ったものは価値を産み富を得るが道義を根拠に搾取される。そんな強力な被害者意識があった。こうした搾取の訴えは下視点が多いから、逆はやや珍しくもある。無視できる議論ではない。ただ再配分の全否定まで行ってて相当キテる。たかり屋という頻出表現に見えるように、福祉は不当な搾取と認識。格差も正当な結果でしかない。公平な競争は達せられている認識らしい。ある意味無邪気だ。話としてはディストピア小説。対立者を例外なく無能に書いて失敗させるから、ざまぁ系を読んでいる時のような据わりの悪さを感じた。
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CCC
ネタバレ理由不明のまま11月7日に閉じ込められる表題作と他二篇の短編集。読もう読もうと思っていたけれど、ようやくタイミングが合った(1勝2敗)。表題作はループものながらもわかりやすい切迫感はなく、しかし滅びの予兆が忍び寄る世界観。どこか心地よい破滅ものにも似た感触があった。『渚にて』でも命度外視のカーレースがあったのが思い起こされた。ただ一番好みだったのは「幻は夜に成長する」だったかもしれない。ラストの急転直下は理不尽といえば理不尽だが、嫌さを通り抜けて吹っ切れる気持ちよさを感じた。
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CCC
週刊誌、ファッション誌から鉄道などの趣味系雑誌まで、読者が男性に偏っている雑誌を取り上げて分析、批評。自分がまともに読んだことがあるのは『Number』くらいだが、著者がまとめると従軍記者ということになる。これは納得がいった。鋭く端的にまとめる能力はさすがの一言。全体的に妥当な分析かはわからない。ただどんなに内向きなものでも一度読んでしっかり受け止めている感じはあるので不快感はない。そこから自分の視点に引き込んでいくのだけれど。
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CCC
文豪から外国人向けの日本語教材まで、文章の書き方指南本を幅広く取り上げ、そこにある価値観を身も蓋もない形に翻訳、腑分け。各読本のバイアスを詳らかにしていく。明瞭で切れ味鋭い分析だった。背景の理解にも本腰が入っていて、もはや歴史本の領域に達している。しかし語り口はユーモアがあって堅苦しい雰囲気は皆無だった。いろいろ言うだけあって、著者自身の文章力も相当に高く感じた。意識して読むとレトリックの巧みさに唸らされる。
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CCC
ネタバレ犯人が状況をコントロールしきった結果に。おお、こわいこわい。『方舟』との繋がりもあって、状況をコントロールしながら人を試すという犯人スタイルが確立しつつある。探偵ではなく犯人のキャラが確立してしまうあたり、謎を解いてはいけない状況も含め、基本パターンの逆をやろうとしている感じもある。といっても大技や飛び道具は使わず、話の詰め方も頭でっかちかもしれないけれど真っ当。順当に話が進んだので驚きもさほどなかったが、『方舟』と繋がった時には、お前かーい、という気持ちにはなった。
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CCC
ネタバレちゃんとめちゃくちゃになってくれて楽しい作品だった。上巻は前作に比べて性描写が慎ましやかで、そのラノベらしさに好感を持つと同時に少し寂しい気持ちになったが、終盤の展開で元ネタに近づいた。いや嘘だ。ここまで激しい描写はなかった。ここまでやれと誰が言った。前作に挑発的なことが書いてあった気がする。それに応えた形かもしれない。タバコのくだりとか、価値観を筒井康隆に寄せている部分もあった。猥雑さには欠けがあるもののリスペクトはしっかり感じた。でも一番好きなのはデタラメ昭和パート。カオスな夢のような面白さがあった。
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CCC
音楽に対して怠惰を許さず、作曲、奏者側には惰性に流れない革新性を、聴衆には印象ではなく文脈や構造的な理解を要求している、ように見えた。ジャズもすべて紋切り型。ポピュラー音楽は言わずもがなという価値観。商業的な音楽ばかり垂れ流しで聞いている自分みたいな輩など商業主義に毒された下等消費者扱いだろう。偏狭さは感じるが、一つの厳格な基準を作ろうとして、一部それに成功している感触もあるので、参考になる話は多かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/10(4623日経過)
記録初日
2012/04/01(4632日経過)
読んだ本
11606冊(1日平均2.51冊)
読んだページ
3548536ページ(1日平均766ページ)
感想・レビュー
3041件(投稿率26.2%)
本棚
12棚
性別
年齢
35歳
血液型
A型
職業
フリーター
現住所
熊本県
自己紹介

いろいろよみます
感想は自分なりの考えが浮かんだときだけ書きます
日和ったり的外れでズレた話をすることも多いでしょうが、そのへんは大目にみてやってください

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