本を閉じた瞬間から内容忘れかけてる…けど、そういう人のそこ描くかーというのは面白かった。綿矢さんまだ3冊目かな…元気なときに読むのがよさそう。本のデザインとタイトルがうまい。ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)！やはり！佐藤さんのデザインと綿矢さんの文章は相性良い感じがする。

図書館本。夜に関するエッセイ。そのほとんどが旅の夜の話。角田さんの小説はたくさん読んできたと思うし好きなものも好きではないものもあるけれど、エッセイは好きだなと思った。これは手元にあっても良いかもしれない。また縁があれば。

こんなにも普段性のことばかり考えていることがないので、読みながらうっとなる。でもまぁそこだけを強調してひろっていくと、そんなにないことでもないのか、とも思ったり。性と生は繋がっていて、それゆえぐちゃぐちゃに悩んだりして、そしてその悩みはとても押し込められがち。なかなか発散したり解消したりが難しく、ややこしさを深めていく…そんなことを思いました。

脳みそぐにゃぐにゃにされるような読書体験。これはSF…？ですか？科学でも宇宙でもないから違うのか？と思ったら宇宙人も出てきた。とにかく現実からの浮遊感がすごい。本から顔をあげると、あれ、今どこにいて何してたっけ？となるやつ。現実って何でしょうか？頭がおかしくなりそうやけど、これはこれで遊園地のアトラクションのようでたまに読むには嫌いではない。最後は少し読み飛ばしたけれど。

子どもの頃から身近に美術館があり、友人のようにアートと付き合えるというのが羨ましすぎる。大英博物館に来ていた近所の小学生たち、いいなぁと思ったことを思い出す。

人の名前を大事にする作家さんだなと思う。終盤にお惣菜屋さん出てきた。

「子どもはね、いいよ。ただいいとしか言えない。目が合うでしょ？で、笑う。それでもう充分」生きるのってそれだけでなかなかの難しさだ。みんなすごいよなぁとしみじみ思う。よくやってる。ほんとに。生きてるだけでえらすぎる。

本を閉じた瞬間から内容忘れかけてる…けど、そういう人のそこ描くかーというのは面白かった。綿矢さんまだ3冊目かな…元気なときに読むのがよさそう。本のデザインとタイトルがうまい。ブックデザイン:佐藤亜沙美(サトウサンカイ)！やはり！佐藤さんのデザインと綿矢さんの文章は相性良い感じがする。

タイトルが秀逸。オーバーザ・サンを聞いているようで、スーさんの声が聞こえてくるような文章でした。「ピンクと和解せよ。」がささりすぎた。私も子どもの頃母から赤やピンクは似合わないと言われて、それをアイデンティティとして生きてきてしまったけれど、なんとなく損した感じはしていて、娘と息子には比較的満遍なく…と思ってピンクも青も黒も色々着せてる。私自身も去年からピンクの服を意識して買って、意識して着ています。まだ和解はできていないけど、いつか肩肘張らずに好きな色を好きなように着れるようになるといいと思う。