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2025年3月の読書メーターまとめ

広瀬研究会
読んだ本
3
読んだページ
1112ページ
感想・レビュー
3
ナイス
40ナイス

2025年3月に読んだ本
3

2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

広瀬研究会
ふだん短編小説を読むことが多いから、雪子のお見合いがどうなるか、というだけの話を130ページも引っ張って、しかも無性に面白いってことに感銘を受けた。昭和10年頃の上方言葉による会話がやわらかく軽妙で、単なる日常の場面でさえ、いつまでも楽しく読んでいられる気分になる。特に幸子の娘の悦ちゃんが、女中が夜伽をしている最中に先に寝てしまうと母親に訴え、「殺してやるわ!」とキレるシーンはもうコントですよね。
が「ナイス!」と言っています。

2025年3月の感想・レビュー一覧
3

広瀬研究会
ふだん短編小説を読むことが多いから、雪子のお見合いがどうなるか、というだけの話を130ページも引っ張って、しかも無性に面白いってことに感銘を受けた。昭和10年頃の上方言葉による会話がやわらかく軽妙で、単なる日常の場面でさえ、いつまでも楽しく読んでいられる気分になる。特に幸子の娘の悦ちゃんが、女中が夜伽をしている最中に先に寝てしまうと母親に訴え、「殺してやるわ!」とキレるシーンはもうコントですよね。
が「ナイス!」と言っています。
広瀬研究会
ネタバレ物語の舞台となっている「中華商場」が魅力的。この魔窟のような空間で生きる子供たちの連作短編。1話のフェン姉さんと6話のフェンが同一人物であれば、2話に出てくる靴屋のミーは1話の語り手の兄貴なんだろうか(2話と6話にトムが登場するので)なんてことを考えながら読むのが楽しい。そして各話を結ぶのが商場の歩道橋でマジック用品を商う魔術師で、彼が子供たちに見せつける「本当」の魔術の不思議さ。それをどう解釈するかは読者に委ねられていて、ああ文学だなあと思います。
が「ナイス!」と言っています。
広瀬研究会
妻と息子に先立たれた庄左衛門。嫁の志穂は実家に返したが、二人の互いを思いやる交流はその後も続けられた――心理の描写、情景の描写が細やかで、ゆったりと物語が紡がれる。藩の派閥争いや剣術に打ち込む青春といえば時代小説では定番だけど、今の価値観や世相を反映していて既存の作品とは違った味わいがある。ただゆっくりとしたリズムが終始続くのが一本調子のように感じられ、もっとメリハリというか緩急をつけた方が良かったんじゃないかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/30(4738日経過)
記録初日
2012/05/03(4735日経過)
読んだ本
598冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
210419ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
598件(投稿率100.0%)
本棚
32棚
性別
外部サイト
自己紹介

読書の傾向は年齢とともに、SF→ミステリ→歴史→近代文学→時代小説、と移り変わっているようです。最終的には官能小説を極めたい。

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