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2024年3月の読書メーターまとめ

どら猫さとっち
読んだ本
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • お昼寝猫

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

どら猫さとっち
都大路の駅伝でピンチランナーとして出場したのは、絶望的に方向音痴な女子高生。彼女はどのように走っていったか。付き合った女性に失恋され、金を貸したカタで御所Gのたまひで杯に出場することになった大学生。そこで出会った男性の、思わぬ事実を知ることに…。京都を舞台に、不意に訪れた優しい奇跡を描く、本年度直木賞受賞作。デビュー18年で、初の文学賞受賞を、心から祝いたい。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

どら猫さとっち

2024年2月の読書メーターあ 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4269ページ ナイス数:169ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/216560/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
18

どら猫さとっち
ながらスマホをしている男子中学生にぶつかった女性・直子。ぶつかったことなどメモして、どす黒い感情を吐露する。そして彼のSNSアカウントをフォローして、彼を追う。そんな彼女に思わぬ事件が襲う。いい子であるために、抱えるどす黒い感情。怒り、悔しさ、悲しみ。それが無い混ぜにするとき、爆発するのか。芥川賞受賞「おいしいご飯が食べられますように」の著者の、マスターピースというべき最新作。
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どら猫さとっち
宮城県の港町で統合失調症、双極性障害、アルコール依存症、それぞれの病を抱えた両親を介護する小羽、航平、凛子。彼らを理解する女性青葉が現れ、救われたと思った矢先、東日本大震災が発生する。それから10年後、看護師の仕事に就く小羽。航平と凛子と再会したときに知った、青葉が抱えている真実。ミステリ仕立てに描いた、3人の青春と命の尊さを見つめた物語。爽やかな感動が、読後に静かな余韻を残す。
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どら猫さとっち
毎日新聞書評欄コラム、単行本第3冊。どの本も思い入れがあって、本という物に心や魂を入れるかのように記す。ヨース・ジョエル氏によれば、ノスタルジアはドイツ語のheimweh(郷愁)をラテン語に直したのが語源だとか。読んで離れて、また出会う本。そのとき、読者は何を思い感じるのか。そんなことを考えた本だ。
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どら猫さとっち
家庭内での不和で不登校になった聡里。祖母のチドリは聡里を救うために、北海道の北濃大学で獣医学部の入学を促す。そこで聡里が出会った人たち、北海道の自然の美しさと厳しさ、そして生と死。命を接し向き合うことで、生きることの意味と大切さを知る。本年度吉川英治文学新人賞受賞した名作。その賞の記者会見をYouTubeで見かけたけど、16年もの間文学賞はおろか、まったく売れずにいたことに驚いた。これを機に、彼女の小説に触れることを望みたい。
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どら猫さとっち
都大路の駅伝でピンチランナーとして出場したのは、絶望的に方向音痴な女子高生。彼女はどのように走っていったか。付き合った女性に失恋され、金を貸したカタで御所Gのたまひで杯に出場することになった大学生。そこで出会った男性の、思わぬ事実を知ることに…。京都を舞台に、不意に訪れた優しい奇跡を描く、本年度直木賞受賞作。デビュー18年で、初の文学賞受賞を、心から祝いたい。
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どら猫さとっち
本書は今を生きる全国民の必読書。お金、労働、介護、健康、人間にまつわるトラブル、死後について、これから先を考えるとなると、不安が押し寄せる。自己責任が支配する社会、どのようにサバイブして生きるか。その知恵と役立つ情報が満載。人は簡単には死なないし、死なせない。これまで著者が貧困活動で培った知識から、ややもすると崖っぷちに追いやりかねない私たちを救う、おひとりさま安心人生サバイブブック。一人一冊、是非本棚に収めて欲しい。
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どら猫さとっち
「風よあらしよ」などの直木賞作家と、在日家庭に育ち社会を見つめてきた作家が語る、近現代史100年。関東大震災から、朝鮮人虐殺や戦争、ヘイト発言と差別など、その醜悪さは100年経った今も消えることはない。その歴史の記憶や記録から想像力を生む糧にするための言葉、そして思想。今私たちが考えなければならないことが、すべてこの一冊にある。
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どら猫さとっち
新型コロナ禍で、なくしてしまった青春を、スターキャッチコンテストにかけることで取り戻す高校生たち。将来に友情に恋愛に、思い悩みながらそれぞれの道を見い出していく。見つけたのは、星と繋がり、そして希望。今注目度No.1のベストセラー作家が世に送る、感動青春長編小説。どこにいても、どんなときでも、人は星のように繋がっている。一瞬の輝きと永遠の思い、それが人の心を動かすのだ。
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どら猫さとっち
鈴木邦男さんが逝去してから、一年が経った。直接お会いしたことはないが、著書やYouTubeで読んだり観たりしていた。愛国者の在り方を、優しく厳しく、力強く信念を抱いた彼の言葉が、新書として登場した。マガジン9に掲載されたコラムを収録。解説には政治学者の白井聡氏が寄稿。“「愛国心」は大事だ。しかし、愛国心を超える「人間愛」も必要だ”。この言葉どおり鈴木邦男さんは、最後までそれを貫いた。亡くなられたのが惜しまれてならない。
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どら猫さとっち
毎日新聞の書評欄の人気コラムの書籍化第2弾。この巻も様々な著名人が、古典から現代文学まで幅広く紹介している。なつかしいというのは、ノスタルジックなものだけでなく、現在進行形の感動のもある。自分のなつかしい一冊は何か、ふと思った。
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どら猫さとっち
源氏物語にある短歌にインスパイアして、創作した恋愛小説。男性への手紙で構成されて、読むにつれて彼との関係が見えてくる。物語は短いが、濃密な描写が展開していて、平安時代の匂いを漂わせ、令和の今を描いている。どちらかと言えば、軽妙な文章を書く人であるという認識が僕のなかにあるが、こんな小説を書けるのかと驚いた。
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どら猫さとっち
「原爆の父」と呼ばれた天才物理学者・オッペンハイマー。広島・長崎に原子爆弾が投下された後、彼の生きる道は、対立と受難の連続だった。政府との軋轢、公職追放されFBIの監視下に…。彼の才能が戦争によって血塗られたものになっていく。彼は、歴史の皮肉に翻弄された悲しい人生を歩まなければならなかった。映画公開が待たれるオッペンハイマーの評伝の決定版。
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どら猫さとっち
毎日新聞の書評欄で好評連載中のエッセイを、一冊にまとめたもの。なつかしい一冊とは、人生を変えた本、青春時代に読んだ本、時間と共に記憶に刻み込んだ本など、どの選者の一冊に、思い出や思い入れがある。文章から立ち込める、なつかしいという感覚、そしてそれが読者に触れたとき、読んでみたくなる。なつかしさには、人生を支えるものがある。
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どら猫さとっち
全著連の社員の橘樹は、音楽教室に潜入し調査をすることを命じられる。そこで知り合う教師と生徒たちと、交流を深める。橘には子供の頃、ある事件に遭い、悪夢を見るようになる。仕事と心の傷を抱えて音楽教室に通っていく橘だったが…。任務と傷と向き合い、自分を再生していく、ミステリと音楽と感動の物語。音楽と小説が調和を成していく最高傑作。本屋大賞2位、大藪春彦賞受賞作。
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どら猫さとっち
ソウルにある架空の町・ヒュナム洞の住宅街にある書店。その店主のヨンジュ、そこでバリスタとして働くミンジュン、そして来店する人々。みんな人生に迷い躓き、それでもひたむきに生きていく。そして本とコーヒーがあれば、なんとか生きていける。人生の光と影が交差するなか、私たちはいろんな人の想いや本のめぐりあいの意味を知る。韓国でベストセラーになった著者初の小説。
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どら猫さとっち
戦争で亡くなられた方たちは、どのように統計するのか。困難なデータ方法は、どのようにしているのか。本書はそれを詳しく説明している。とはいえ、死者数の数値には、どのような思いで戦場に赴き死んでいったか。また行方不明者もいることもあり、数値化の裏にある生命の尊さも浮かび上がる。データの誤魔化しや改竄はあってはならないが、統計することの難しさに思い悩ます。それは震災でも同じことが言える。
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どら猫さとっち
本書は、最近出たものかと思ったら、奥付けの発行日が2018年11月16日と、今から5年ほど前だった。ガザの越境奇襲攻撃の前にも、残虐な戦争で亡くなられた方たち、被害に遭われた方たちがいたと思うと、胸が苦しくなる。イスラエル建国とパレスチナ人の難民化から70年経っても、戦争は続いている。そしてパレスチナ人が教えてくれたこと。絶望と希望が交差するところで、生きる意味や命の尊さを噛み締める。平和が訪れることを祈りたい。
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どら猫さとっち
原子爆弾を開発を導いた天才物理学者・オッペンハイマーの生涯を追った評伝の中巻。彼の才気は、やがて原爆というこの上なく危険な開発に貢献する。そして、1945年8月の広島または長崎へ原爆を投下していく。歴史上最大の悲劇に、オッペンハイマー自身も関わっていたことに、どのような想いを抱いたかは、下巻で著している。運命の皮肉を感じずにはいられない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/04(4375日経過)
記録初日
2012/05/05(4374日経過)
読んだ本
1499冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
436127ページ(1日平均99ページ)
感想・レビュー
1489件(投稿率99.3%)
本棚
12棚
性別
年齢
48歳
職業
ガテン系
現住所
岐阜県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/sshibuya2
自己紹介

大の読書家です。読むのも、書店や図書館など、本のある場所ならどこでも好きです。その分時間は早く過ぎます(笑)。
他にも音楽や芸術も趣味です。

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