なかなか「一汁一菜でよいと至るまで」になかなか至らなかったけど、リズミカルで澱みがなく、とても文章が上手い。作者の語る経験に基づいた言葉だから説得力がある。

なかなか「一汁一菜でよいと至るまで」になかなか至らなかったけど、リズミカルで澱みがなく、とても文章が上手い。作者の語る経験に基づいた言葉だから説得力がある。

凄腕の暗殺者が活躍する冒険小説。「自分が承認したものでなければならない」という活動のルールが、ヒーローものにある独善的すぎる価値観に違和感と危うさを感じつつも、スピード感溢れるアクションがとても魅力的でページをめくる手が止まらない。様々な敵から命を狙われながらも、一つの大きな問題を解決したことに安心したのは、物語の主人公に肩入れしているから。ハマりました。

シリーズ４作目。いよいよ主人公がCIAに追われる理由に肉薄する。２、３作目よりも楽しめてる。下巻が楽しみ。