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2024年3月の読書メーターまとめ

みなみ
読んだ本
16
読んだページ
4269ページ
感想・レビュー
16
ナイス
239ナイス

2024年3月に読んだ本
16

2024年3月のお気に入り登録
1

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2024年3月のお気に入られ登録
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みなみ
ネタバレ数十年ぶりに再読。栄ニは全然いいやつじゃない。子供とはいえ奉公先の金をくすねてうなぎを食べに行くし、蒸し返されれば反省より先に周囲を恨むし。さぶが愚鈍だけど本当にいいやつなので、栄ニの悪い意味で人間臭いところが際立つ。でもおすえも全然いい子じゃなくて、いい子のおのぶが振られるから、実際はそういうものだし、そういうものを描いている話なんだろう。真相が明かされる流れ、さぶがああ書いたのを見たら疑うのはわかるが、さぶは疑うけどおすえはあっさり許しているように見えてしまい、栄ニは薄情な奴だなと思った。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

みなみ

神宮のヤクルト中日戦をみてきました 2時開始だったのに試合時間4時間43分 試合はドロー 疲れました

神宮のヤクルト中日戦をみてきました
2時開始だったのに試合時間4時間43分
試合はドロー
疲れました
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2024年3月の感想・レビュー一覧
16

みなみ
Kindle読み放題。およそ100年から150年周期で繰り返される南海トラフ地震は、つぎは21世紀前半にも発生すると予想されている。本書は過去の南海トラフ地震を振り返り、日本列島の各地の被害想定を記した啓蒙書である。南海トラフ地震は首都圏に住んでいると切迫した危機感は生まれにくいが、東日本大震災よりも被害地域がはるかに広域になり、日本の大道脈が絶たれてしまうであろうことを考えれば首都圏への影響も大きい。地震に限らず防災では共助や公助を頼るだけでなく自助(自らの防災意識)が重要であると書いてあり納得。
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みなみ
ペナントレースで優勝争いをしているセイバーズが舞台。ある日、投手コーチの二見は球界の先輩の檀野の不審死を知る。物語はペナントレースの行方と檀野の死を巡るサスペンスが同時進行する。二見の蘊蓄好きな描写はくどいが、そのぶん彼のクセの強さをよく表している。女性記者や刑事が主要人物として登場して、きちんと役割を持っているのが、圧倒的な男性社会であるプロ野球の世界では珍しいと感じる。ラストは、そうなるの?!って衝撃展開。そこに至る伏線や布石はあるが、それにしても。物語の結末のあと起こる事態を考えるとうーん………
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みなみ
Kindle読み放題。使徒行伝におけるパウロの回心はあまりにドラマチックなので、パウロ自身が書簡で語る回心と一致しないのはビックリした。ルカのストーリーテリングの才能よ。十字架にかけられたイエスについての章がとても印象に残る。十字架刑の残酷さ、意味するところ、マルコ(最古の福音書)に書かれたイエスの十字架の絶望とルカによる福音書の記述の差異など。ミッション系の学校に通ったので福音書は読んだが新約聖書の書簡はつまみ食い状態なので、もっと知りたいと思った。
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みなみ
主人公は清盛の異母弟の平頼盛。池殿流平氏一門の家長である頼盛は、傾いた家門を復活させるべく権力者の歓心を買おうとして、持ち前の推理力を発揮する。清盛、高倉天皇、義仲、頼朝、時政……同時代の有名人に対峙しつづける頼盛。推理モノというと現世にあまり関心がなく真実を追求したい探偵キャラみたいなのが類型としてあるが、頼盛は己の頭脳を権力者に取り入るために使う。そこは斬新なキャラ設定かもしれない。「屍実盛」が一番面白いかな。あとは設定やキャラ説明が冗長気味でだるい。京都の地理を想像すると楽しい。
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みなみ
ロシア・東欧の旧社会主義国の食事やおやつのレシピ写真集。写真はレトロな雰囲気があり、食べ物として美味しく撮影されており興味をそそる。パプリカを使った赤い料理はインパクトがあり、目を惹かれた。松屋の期間限定メニューにあるシュクメルリも紹介されている。(ちょっとバリエーションが違うが)
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みなみ
シリーズもの。お菓子のパッケージや瓶のラベルがたくさん掲載されていて、レトロかわいいデザインがたくさんだった。手作りお菓子のレシピをみるとサワークリームやバター、揚げたお菓子が美味しそう。やはりカロリーのあるお菓子はおいしいんだな。美味しいお菓子の要素は国によって変わるわけではない。レシピがついているのが嬉しい。
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みなみ
シリアルキラーに妻子を殺された大学教授が15年の年月を経て復讐しようとする。連続殺人犯が古書を愛する設定がなかなか無さそうでおもしろい。大学教授は犯人を捕まえるために古書店を開く。主人公視点と犯人視点の二元中継になっていて、犯人(ハンター)が作中に登場する誰なのか?というのが謎要素。物語の構成そのものはシンプルで、残酷描写はあるが読み進めやすく盛り上がる一冊だった。それにしても犯人のシリアルキラーっぷりの描写がむごたらしくてこわい。
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みなみ
本当に後楽園戦記。もう少し違う要素があるのかと思ったが、ひたすらファイターズのペナントレースの戦いぶりを描写していく本だった。やはりファイターズに大沢親分は欠かせないんだな。
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みなみ
Kindle読み放題。ドヤ街の山谷でホームレスのためのホスピス施設「きぼうのいえ」を立ち上げた山本雅基氏はその後施設長を解任され、「きぼうのいえ」のパートナーだった山本氏の妻は失踪した。映画やテレビで取り上げられ絶頂にあった山本氏の人生はなぜ急変したのか?有名人になったから変な人が寄ってきてダメになったみたいな話ではなかった。むしろホスピス事業を立ち上げたいと思った山本氏の強い気持ちの中にその後起こることの因子が既にあったように思う。そして事実というものは美談で終わらないんだなあ……
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みなみ
旅行先で一気に読み終わりました。夏目漱石の恋愛的シチュエーションはなんだか過去に読んでいた昔の少年サンデーの恋愛漫画の記憶が呼び覚まされる。しかしさすがは夏目漱石(という言い方はあまりにも軽いのは承知の上で)、先生のKへの裏切りのやり方はもう、完璧に残酷だ。Kや奥さん、お嬢さんという他者についての描写と先生本人の煩悶のコントラストも素晴らしい。これは相手にとっては最悪のやり口だ。漫画の主人公は主人公なのでこういう裏切り方はしないんだよなあ……
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みなみ
実はいままで読んだことはなくて、「文豪とアルケミスト」というアニメを勧められて、そのアニメに出てきたし読んでみるか〜みたいなアレな動機(笑)毎日首狩りをして、その首で女が遊んで……というのは現実から乖離した筋だ。女はなんの象徴なのか。こわくて美しい女に唆されて男が狂っていくというのは若干ファンタジーみを感じなくはない。
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みなみ
関東軍についてよくまとまっていてとても読みやすかった。そもそも最初から謀略に満ちていて、中央の統制を受けないし受けようというつもりがない。さらに石原莞爾の満州事変での成功体験があり、下剋上して好きなようにやっていいという空気感(?)は石原莞爾にも止められない。石原莞爾が関東軍の独断専行を止めようとして笑われて返す言葉がなかったというエピソードが象徴的だった。
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みなみ
Kindle読み放題。タイトルどおり筒井順慶が主人公。姻戚関係にある明智光秀が本能寺の変を起こす。明智につくか否かで家中の意見は割れ、筒井順慶自身も明智光秀に味方するのは気が進まない。結局、ほかの誰か(それも有力者)がどうするかを見て決めようということになる。立場が強くないが故に空気を読み時勢を読まざるを得ないのだ。そうはいってもたんなる風見鶏ではなく、筒井順慶がどうしたいのか、その決断には彼の来し方がおおいに影響している。コミカルタッチで読みやすく面白い。筒井家の客将の島左近のキャラも良かった。
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みなみ
「刀と傘」「飴と短銃」を読んで、伊吹作品3冊目を読了。時は1938年、所は満州、主人公は探偵の月寒三四郎。かの岸信介(満州の官僚時代である)の秘書が急死し、月寒は真相究明に駆り出される。調査途中に起こる次なる殺人事件。事件の裏側にあるのは満州の闇と過去の惨劇である。歴史とミステリーを絡ませ、時代がかった文体が戦前の満州の雰囲気を漂わせる。おもしろい作品だった。
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みなみ
ネタバレ数十年ぶりに再読。栄ニは全然いいやつじゃない。子供とはいえ奉公先の金をくすねてうなぎを食べに行くし、蒸し返されれば反省より先に周囲を恨むし。さぶが愚鈍だけど本当にいいやつなので、栄ニの悪い意味で人間臭いところが際立つ。でもおすえも全然いい子じゃなくて、いい子のおのぶが振られるから、実際はそういうものだし、そういうものを描いている話なんだろう。真相が明かされる流れ、さぶがああ書いたのを見たら疑うのはわかるが、さぶは疑うけどおすえはあっさり許しているように見えてしまい、栄ニは薄情な奴だなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
みなみ
日本人の父とフィリピン人の母から生まれたハーフの子どもたちのインタビュー本。足でインタビュー対象を探すのは苦労したが、SNSを介して見つけていったらトントン拍子に見つかって、あとは伝手を辿っていけるのが現代だなあと思った。フィリピンと日本の家族観や価値観の違いが浮き彫りになっていおり興味深い。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/14(4357日経過)
記録初日
2011/06/01(4705日経過)
読んだ本
2735冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
507595ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
2623件(投稿率95.9%)
本棚
33棚
性別
血液型
A型
自己紹介

近現代史を中心に歴史もの多め。過去に読み聞かせ活動をしていたので絵本も好きです。翻訳物のヤングアダルト、歴史小説、新書、ノンフィクション、事件ものルポ、教育・福祉関係など色々、たまにBL小説も。

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