ネタバレ同題の映画を監督本人がノベライズした作品。あとがきでも作者が書いているが、各キャラクターの一人称で進んでいく。そのため、映画に比べて各キャラクターの内面が掘り下げられている。特に、須賀、夏実の両名は映画では知れなかった面に触れることが出来た。また、同作者の君の名は。に比べて、人を選ぶ作風(主人公が多種の犯罪を犯していたりとか。)になっているのも、今回はわざとそうしたという部分が伝わる。総じて、映画の補完となる良い作品だったと思う。関係ないが、前作の2人は最後にさらっと結婚していることが分かる。

ネタバレ同題の映画を監督本人がノベライズした作品。あとがきでも作者が書いているが、各キャラクターの一人称で進んでいく。そのため、映画に比べて各キャラクターの内面が掘り下げられている。特に、須賀、夏実の両名は映画では知れなかった面に触れることが出来た。また、同作者の君の名は。に比べて、人を選ぶ作風(主人公が多種の犯罪を犯していたりとか。)になっているのも、今回はわざとそうしたという部分が伝わる。総じて、映画の補完となる良い作品だったと思う。関係ないが、前作の2人は最後にさらっと結婚していることが分かる。

ネタバレ約10年前に読んだことある作者の本、そして私の地元に近い江の島が舞台ということで、ついつい手に取ってしまった。関係ないが、三人称形式の小説は久しぶりに読んだ気がする。本編は大きく分けて３つの短編に分かれている。江の島にあるひなた食堂を舞台に、人の思いの雰囲気が見えてしまうキッコとその周りの人々の思いが織りなすストーリー。どれも結末は意外なものでした。この手の話って恋愛に結びつけがちだけど、最初の話以外は違うし、最初の話も相手そっちかい。キッコとまひろの今後が気になるけど、それは蛇足なのかな？

ネタバレ短編集。本編読んだのが６年半前なので、内容ほとんど忘れていて、なかなかに読みづらかった。毎回思うが、佐野先生の作品は生きづらさがテーマだよね。今回の「ユーリと声」も、愛する人を失い、どう生きて良いか分からない人がテーマな気もするし。ただ、もう少し救いが欲しいかなと思ったり。

ネタバレ2巻以降サブキャラにフォーカスを当てる本作。今巻は巡の妹の同級生であり、巡の時間移動の相棒である真琴。ただ、今までのキャラは、そのキャラとの出来事が二斗の失踪の原因となっていたため、解決策を巡が考える形。しかし、今回は巡自身の行動が二斗失踪の原因のため、巡自身が解決に動き、真琴はサポートに徹する立ち位置であった。そのかいもあり、原因は取り除かれ、二斗の失踪はついに免れた。しかし、今度は真琴が失踪(死亡？)してしまった。次巻が最終巻だが、どうまとめるのか楽しみである。

ネタバレ陽キャの先輩、六曜にフォーカスした第３巻。六曜にしても坂本にしても、そして二斗にしても、１人で抱え込んでしまうから上手くいかないという場面が多かった。六曜に関しては、起業したい訳だが、やはり起業するには人を上手く使えないとね。１人の力には限界があるから。そこに気づいた感じの今巻。そして、六曜の落ち込みという事態が無くなり、ようやく二斗失踪を食い止める出口が見えてきました。坂本は星を見つけることができるのか、次の巻が楽しみです。最後に、久しぶりの千代田先生の失恋相談には笑みがこぼれました。