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2025年2月の読書メーターまとめ

マサ
読んだ本
18
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感想・レビュー
18
ナイス
151ナイス

2025年2月に読んだ本
18

2025年2月のお気に入られ登録
1

  • yuna

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

マサ
2012~2022年のエッセイ。コロナ禍の時期のものもあり、また、部屋の本も体重も増加中ということだが、概ね平穏な著者の身の回りだ。ご家族、親戚の登場がけっこうあって、これが可笑しくて、ここまで書けるというのが逆に家族愛を感じさせる。そのまま小説になりそうだ。また、3章「活字沼でひとやすみ」は読書の幅が広がりそうでうれしい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
18

マサ
プラテーロとともに過ごす故郷の町の情景-自然、暮らし、人々の様子が浮かび上がってくる。著者の眼はその全てに優しく注がれ、特にロバのプラテーロとのかかわりには親愛の情があふれ、愉快でほほえましくて感動的だった。全体から感じたのは社会的な弱者(含:ロバ)に対する共感だ。長新太さんの表紙絵、挿絵が雰囲気にぴったり。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
男三代の父と子の関係。この歳になってあの頃の父の心境が想像できるようになった。多分、言いたいことはたくさんあったと思う。静かで落ち着いた雰囲気の中で祖父と孫の視点で語られる心情は胸に迫る。藤右衛門の失踪の謎、奉行所の探索がいい緊張感になっていて、脇のキャラクターにもまた別の物語が垣間見えて、面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
事の推移がリアルで、まるでドキュメンタリーを読んでいるようだった。実際の入国管理制度における対応について詳しいことは知らないがクマさんの事例は現状をかなり正確に反映しているのではないか。法廷でのやり取りはスリリングだった。外国人ばかりでなく、マイノリティーとマジョリティーの関係について考えさせられる本だった。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
2012~2022年のエッセイ。コロナ禍の時期のものもあり、また、部屋の本も体重も増加中ということだが、概ね平穏な著者の身の回りだ。ご家族、親戚の登場がけっこうあって、これが可笑しくて、ここまで書けるというのが逆に家族愛を感じさせる。そのまま小説になりそうだ。また、3章「活字沼でひとやすみ」は読書の幅が広がりそうでうれしい。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
題名から予想した内容とはかなりずれがあって、散乱するイメージに戸惑いながら読み進むことになった。結果、読み終えてみれば「わたし」の経験をもとにした心象がゆるやかにまとまって作品の世界にどっぷり。所々でややブラックなユーモアが感じられ、特に一連の「アメリカの鱒釣りちんちくりん」がよかった。読み返すと新しい気付きがありそう。
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マサ
キャラクターとしては有紗が完璧すぎるので、良太のボケを楽しむのが正しい(?)読み方なのだと思う。時々滲み出る彼の独白(ぼやき)が可笑しい。パロディや言葉遊び的な小ネタも随所にあって見つけるたびにニマニマと(やや古いネタもあって若い人は知らないものもあるのかも、ドリフなんかは。もしかしてユーミンもか?)。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
土器、土偶、埴輪などの出土考古学資料をもとにした縄文、弥生、古墳時代の日本人の精神世界の考察。イレズミの変化や男女の違いから当時の社会の構造や人々の願いを推理する過程が面白かった。「イレズミや抜歯という通過儀礼の強化は危機的な状況の増幅に対する社会統制の儀礼が厳しくなったことを物語る。」鬼の話も面白かった。
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マサ
初読のような気がするので新潮文庫には入っていなかった作品だと思う。「おたふく物語」をはじめとして江戸下町の人情が感じられる短編に心が洗われるようだ。歳とともに涙腺が緩くなっているのか何度か中断しながら読み進むことになった。それぞれに胸に迫るものがあるが個人的には「襤褸と釵」がよかった。
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マサ
登場人物がタイムパラドックスを修正すべく奮闘する姿が面白く、頭が混乱しながらも安心して笑いながら読み進められた。明石さんを小津と二人の「私」が追いかける場面は最高に可笑しい。暑苦しいメンバーが真夏の京都で繰り広げるドタバタは著者の十八番だが、加えてタイムトラベルものらしいラストにしびれた。
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マサ
普通、高3男子4人と角刈り40代の教師がハンドベルの演奏はしない。まして、開店前のパチンコ屋に並んでいるような奴は。もう、その設定だけで可笑しさが想像できる。血の気の多い年頃だから結構なハードアクションもあり、錫之助のボディーブローにはしびれた。おバカだった当時の自分を思い出して恥ずかしいやら眩しいやら。
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マサ
副題に「この1000年で最高の発明」とあるが、そう言われてみればねじが果たした役割は確かに大きいような気がする。ねじの効果を発見し、それを正確に効率的に作ることに多くの先人たちの貢献があった事が分かる。意外だったのは中国ではねじが発明されなかったこと。王朝の栄枯盛衰も面白いけど、衣食住など身近な物の歴史も興味深い。
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マサ
普通のラブストーリーは恋の始まりから成就までのあれこれになるのだろうが、本書ではその後が描かれている。当然ながらその後にもいろいろな状況があるわけでお互いに対する気持ちに子供や仕事、地域、家の問題も絡んで複雑なのだが、結果はどうあれこれらもやはりラブストーリーと言ってよいのだと思う。読後、温かい気持ちになる話が多かった。
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マサ
樹の家での数日間の出来事が強く印象に残る。それは社会の常識的な思考や行動形態に対する砦のようなイメージだ。始めはややピクニック的だったムードが次第に緊張を高めていく様子がコリン少年の目を通して描かれるのだが、事態に様々に関わってくる人々に対する彼の心情が面白かった。ちょっと出の脇の一人一人までがリアル。
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マサ
寓意に満ちた短編集。一見子供向けのおとぎ話のようだが内容や意味は深い。一話一話が短く展開がストレートなので物語の意図はつかみやすかった。表題作をはじめどれも面白かったが「バームキンがいちばん!」「オユをかけよう!」「ドラゴンのたまごをかえしたら」などは風刺、ユーモアが効いていて思わず笑ってしまった。
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マサ
秘書、マネージャーの栄治を語り手にしたことで登場人物の行動や感情をある程度客観的に辿ることができたのだと思う。それが親子2代のというところがまたテーマ「継承」に直結する。物語は特に後半で親と子の関係が描かれるが、お互いに対する複雑な心理状態は理解できる。サラブレッドが血統に込められた期待を背負って走る姿は感動的で迫力を感じた。
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マサ
普通の中年男ヘンクの休日。彼にとっては人生が変わるほどの劇的な一日で、後半は彼の心情にのめりこんで一気に読み終えてしまった。やや気難しいヘンクが一歩踏み出そうとする場面で「突然、バスは加速し、大気圏に飛び立つ。」に思わず笑ってしまう。生あるもの、時とともに衰え、関係が変化してしまうこともあるけれどそれは悪い方向ばかりではないと思える。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
店長さんが悪戦苦闘する姿がクセの強い脇のキャラクターとの関わり合いとともに感動的に描かれていると思っていた。(確かにその通りなのだが)しかし、本筋は「なにかがちがう。おかしい」という根津や現会長のあさぎの心の底にある違和感だ。ダメ男として描かれる滋野や現社長、そして、あさぎの新しい店にヒントがあるような気がする。
が「ナイス!」と言っています。
マサ
「わたし」が三浦老人から幕末のころの話を聞く形。内容は歌舞伎や浄瑠璃にあるような世話物で、講談や落語の語りを継承した雰囲気か。大正時代に書かれたものだけにイメージのわかないところもあったが、読みにくくはない。江戸の町や人々の様子が感じられ、また、ミステリー、ホラー、コメディなどいろいろな味わいが楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/08/10(4603日経過)
記録初日
2012/08/09(4604日経過)
読んだ本
1890冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
611002ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
1890件(投稿率100.0%)
本棚
22棚
性別
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