就職活動の最終試験は残った6人によるグループディスカッションだった。事前に通知され6人でしっかり準備してきてほしいと言われ、最高のチームワークを作り上げて最終試験に挑む6人だったが、当日になって予想もしなかったことが次々と起こりはじめる。 この作品は犯人当てがどうとかではなく、人が人を選抜するというのはどういうことかというのを糺すのが主題かと感じました。朝倉秋成にはもっとゴリゴリのパズラーを書いてほしいなと思いますね。

就職活動の最終試験は残った6人によるグループディスカッションだった。事前に通知され6人でしっかり準備してきてほしいと言われ、最高のチームワークを作り上げて最終試験に挑む6人だったが、当日になって予想もしなかったことが次々と起こりはじめる。 この作品は犯人当てがどうとかではなく、人が人を選抜するというのはどういうことかというのを糺すのが主題かと感じました。朝倉秋成にはもっとゴリゴリのパズラーを書いてほしいなと思いますね。

お笑い芸人のパンサー尾形が案内役をつとめNHK総合で放送された数学の番組の書籍化。「素数」「無限」「四色問題」「フェルマーの最終定理」「確率論」「ガロア理論」と6章に分かれ、おまけに「ミレニアム懸賞問題」の解説付き。 カラー印刷で図解も多くて読みやすい。中学生でも理解できるレベルからスタートして未解決問題まで進む幅広さも良く、理解できなかった難しい部分は何度でも読み返して考えたくなる。

言葉とコミュニケーションを研究する哲学者である著者が専門性を活かして書いたエッセイ集。これを読むことで、近年言われるようになったマイクロアグレッション(無自覚に他人を傷つけてしまうささいな言動)などに少しでも自覚できるようになれればと思います。コミュニケーションの質を高める手助けになる一冊です。

これは面白かったです！ 2013年の香港。天才的な推理力で名刑事とうたわれたクワン警視は末期ガンで昏睡状態にあった。楡家での殺人事件の関係者を病室に集めたロー警部は、クワンの脳波を測定しYESとNOの反応を引き出すことで、事件の解明にかかる。 外連味たっぷりの第1章「黒と白のあいだの真実」から始まって、香港の歴史を1967年まで振り返っていく連作短編集。英国領であった香港という社会の変遷を描き、その特質を活かし、警察小説ながら本格派のミステリとしての完成度もバツグン。

いまさら読んでいる。先にネタバレを含んだ書評も読んでいるしドラマも観ているので内容は把握していたのですが、それでも面白いですね。ひすまこは良いぞ。 早くinvertも読まなきゃ。

日本、海外の推理作家をそれぞれ古典のクラシック、新鋭のオルタナティブに分け各10名、全40名の作家を紹介。 特に最近のミステリで何か試しに読んでみたいと思ったら、本書を参考にしてみてはいかがだろうか。

小学校の1クラス内で繰り広げられる、子どもたちグループの勢力争いを通してマキャベリの『君主論』を解説していく本書。ひろしくんは無事にクラス統一を成し遂げることができるのか。幕間ではふくろう先生がたろうくんとはなこちゃんに『君主論』を解説してくれる。常に愚民どもを見下したコメントをするはなこちゃんが可愛い。