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7月の読書メーターまとめ

曲月斎
読んだ本
4
読んだページ
801ページ
感想・レビュー
4
ナイス
235ナイス

7月に読んだ本
4

7月のトップ感想・レビュー!

曲月斎
「話せば分かる」「問答無用」の遣り取りで有名な五・一五事件の背景と経緯、その後を探った1冊。読んでいて一定の知的水準はあると思われる陸海軍将校がどうして分別がないプロ右翼に煽られるのか。将校の教育が狭隘なものになりがちだからなのか。また裁判に当たっての減刑嘆願も。そして実行した人間よりも、指嗾(使嗾)した人間の方が長生きで、後の世までものんびりと暮らしているのだから。かの井上日召然り。そして本書で高木惣吉が言う「プロ右翼というものはプラトニック・ラヴだけで一生の運命の骰子は振らない」という言葉が印象的だ。
Eiichi Hara
2020/07/21 10:21

ちゃんとこういう本があるんですね〜。そりゃあるか。読んでみたいです。

skunk_c
2020/07/29 03:49

何かの本で読んだ、士官学校では思想史などは教えなかったということが、日本の軍人の弱点になったような気がします。そしてそんな中で独自の思想性を持ったのが石原莞爾だったのかもしれません。現在でも高等学校レベルでの思想史はかなりお寒いものだし、そもそも思想に興味を持つものが少ない現実は、今も続いていると思っています。その最たるものが実学重視風潮かもしれませんね。首相を殺しておいて、その殺めた当人が首相について歴史の犠牲者だったと言うあたり、ある種の倒錯と、根本的な思想の欠如を感じました。

が「ナイス!」と言っています。

7月の感想・レビュー一覧
4

曲月斎
「話せば分かる」「問答無用」の遣り取りで有名な五・一五事件の背景と経緯、その後を探った1冊。読んでいて一定の知的水準はあると思われる陸海軍将校がどうして分別がないプロ右翼に煽られるのか。将校の教育が狭隘なものになりがちだからなのか。また裁判に当たっての減刑嘆願も。そして実行した人間よりも、指嗾(使嗾)した人間の方が長生きで、後の世までものんびりと暮らしているのだから。かの井上日召然り。そして本書で高木惣吉が言う「プロ右翼というものはプラトニック・ラヴだけで一生の運命の骰子は振らない」という言葉が印象的だ。
Eiichi Hara
2020/07/21 10:21

ちゃんとこういう本があるんですね〜。そりゃあるか。読んでみたいです。

skunk_c
2020/07/29 03:49

何かの本で読んだ、士官学校では思想史などは教えなかったということが、日本の軍人の弱点になったような気がします。そしてそんな中で独自の思想性を持ったのが石原莞爾だったのかもしれません。現在でも高等学校レベルでの思想史はかなりお寒いものだし、そもそも思想に興味を持つものが少ない現実は、今も続いていると思っています。その最たるものが実学重視風潮かもしれませんね。首相を殺しておいて、その殺めた当人が首相について歴史の犠牲者だったと言うあたり、ある種の倒錯と、根本的な思想の欠如を感じました。

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曲月斎
経済の面から戦国時代を見た入門書。個人的には本書の第1章の部分に関心があった。今の国防もそうだが、先立つものは、なのだから。軍談の世界の向こう側は興味深い。ただ、後ろに続く鉱山開発や貿易利潤、撰銭令と貫高制から石高制への移行といった分野に関しては、先行する本が多い。例えば「撰銭とビタ一文の戦国史」(高木久史)、「分裂から天下統一へ」(村井章介)、「楽市楽座はあったのか」(長澤伸樹)等々。新書版の入門書ゆえに、間口が広いのだが、参考文献に挙げている本の方がおのおのテーマを絞っている分、明解な気がする。
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曲月斎
タコといえばタコブツである。岩下の新生姜の漬け汁で味付けすると美味いというのを発見した。そんなタコは大体1年で一生を終えるが、軟体動物ながらヒトとほぼ同じ視力を持ち、脳も触感と直結してなかなかの知恵者である。見た目からは想像できないその生活ぶりを生物学の実験を通じて明かし、明かされたものを紹介していく。北大出身の筆者の今の勤務先・琉球大ならではの風景を紹介しながらの筆致は楽しい。イカとタコの似て非なる点、タコと一口に言っても約250種の種類によって、集団を作るなどの社会性が違い、生活感が異なるのも面白い。
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曲月斎
13代義輝、15代義昭と2人の室町殿の将軍が主語。義輝は朽木谷に逃げながら、自分を支えるように近臣を派遣し、全国の戦国大名に指示を出し、仲裁役を買って出て権能を発揮しようとし、義昭も信長の力を後ろ盾に、全国の大名に見教書を発出する。直属の戦力を十全に持たない体制では、どこまで行っても将軍は「虎の威を借る狐」だ。ただ、地方では「天下」という御神輿があった方が都合がいい、或いは官位や待遇を箔付けに要望する姿もある訳で、持ちつ持たれつとも言える。結局、室町殿の将軍は時代の要望の産物ということが浮かび上がる。
曲月斎
2020/07/03 00:09

ところで、本書ではほとんど登場しないけど、14代の義栄。阿波で片隅で平島公方と呼ばれつつ、「清和源氏之後」という朱印を捺した札がマムシ除けになったという話が好きで。この項は「室町幕府全将軍・管領列伝」(日本史史料研究会監修、星海社新書)から。

曲月斎
2020/07/03 00:12

もう一つ。本書で、義昭の見識に変節をもたらした一因に一子義尋の存在を挙げているけど、これは確かにそうかもしれない。慧眼であります。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/06/25(4060日経過)
記録初日
2005/01/01(5696日経過)
読んだ本
1747冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
472471ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1677件(投稿率96.0%)
本棚
29棚
性別
職業
専門職
現住所
栃木県
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