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12月の読書メーターまとめ

曲月斎
読んだ本
7
読んだページ
1766ページ
感想・レビュー
7
ナイス
413ナイス

12月に読んだ本
7

12月のトップ感想・レビュー!

曲月斎
カソリックの修道院の通史。神の意に沿う生活を目指して独居した人から始まり、それが共住、集団生活を営み、組織が生まれる。生活の様式が決まり、教皇の勅書を得て成立する。何れも戒律の正しさを求めての発展なのだが、生活を成立させるためには貴顕からの寄進を受ける訳で、どこかで現世に結び付く。本邦の仏教でも常に戒を護持する運動が起き、来世を願う人が助力し、変質していくという歴史を想起させる。途中から日本仏教史を読む気分も混じった。最終形がおなじみの「イエズス会」になる訳で、未知の分野の話は非常に興味深いものだった。
曲月斎
2020/12/19 00:48

映画「大いなる沈黙」のシャルトルーズ修道院も登場、薬草リキュールのシャルトリューズの製造を修道院の助修士が携わっていた。修道士出身の法皇も多くいる訳で、ある意味ではキリスト教の歴史、欧州の歴史のもう一面をトレースした1冊とも言えると思う。

曲月斎
2020/12/19 01:01

シャルトリューズの博物館はこちら。https://www.musee-grande-chartreuse.fr/en/

が「ナイス!」と言っています。

12月のトップつぶやき!

曲月斎

新型コロナ関係の2冊と、岩波新書の「中国の歴史」シリーズの2~5巻が上位に来た。「修道院の歴史」「ヨーロッパからイスラムをみる」「十五年戦争小史」も印象深い。 https://bookmeter.com/users/25109/bookcases/11509743?sort=book_count&order=desc

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12月の感想・レビュー一覧
7

曲月斎
途中で諦め本。筆者が言いたいのは①前のめりの文明は限界で「フィードバック」が肝要②現在に続く5つの文字圏(ラテン文字圏=西欧、キリル・ギリシャ文字圏=東欧、ロシア、アラビア文字圏=イスラム、梵字圏=印度、東南アジア、漢字圏=中国、東アジア、ベトナム)を一つの文化塊と捉える見方の提示。ただ、文明と文化の違いや、宗教などの話が交錯、散乱しまくる。一つひとつの事例が単発、皮相的で一般知識程度で括り出すのは些か乱暴な気がした。筆者はオスマン帝国史が専門で、比較文化に関心を持ったとのこと。読み飛ばすならいい本かも。
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曲月斎
国道16号は東京を取り巻くように走る道。筆者は「日本を創った道」と副題に挙げていますが、この主張には牽強付会もある気がしつつも納得。古くは石器時代から遺跡(貝塚)が連なり、中世は城が築かれ、今や大学の校舎が点々と。絹の集散地八王子と貿易港横浜を結ぶ道であり、戦前から滑走路が連なるエリアであり。時代を超えて話が飛翔する。要は小さな流域面積のエリアが連なる地形であることが、今に繫がる地域性を創っているという話。利根川のような大河の治水は近世まで不可能だったからで、歴史学と社会学と透視する面白さは伝わってくる。
曲月斎
2021/01/01 00:55

三中も二女も、接収地のすぐそばでした。PXの駐車場での日米親善盆踊りが恒例でした。旧本牧中のグラウンドで、今でいうアメフットのXリーグをやってましたしねえ。

skunk_c
2021/01/01 05:38

あはは。最初の職場は二女です。ただし移転後で周五郎の執筆宿の隣の頃ですが。三中と二女の間では交流体育大会が行われていたのですが、間に本牧キャンプがあり、その軍属の住宅地を抜けると近道だったんです。ただし勝手に行くとまずいので、通行許可をもらいに何度も横浜防衛施設局(昔の慶友病院の隣)に行きました。R16はそこから3キロ南西で、八幡橋が至近でしたね。当時僕は競馬場跡に近いミッションの真向かいにあった風呂すらないアパートに住んでおりました。

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曲月斎
所謂「新宗教」の歴史や実像を概説した好著。本邦では神仏習合が進んでいたこと、江戸期末から民衆が幸せ(身上がり)になるという実感がある時代になり、日蓮系や神道系の新宗教が簇生する。大正期の大本や国柱会、昭和期に入っての霊友会、創価学会、ひとのみち等の「新新宗教」は人口の都市部への移動に伴い、地方出身者のシェルターになったとの見立ては興味深い。ただ70年代以降、経済成長が鈍化する中で、これらの宗勢が鈍化し、より個の宗教、霊性、スピリチュアルに関心が移る。こう見ると伝統宗教の基盤が崩れたのも長い趨勢の果て、か。
曲月斎
2020/12/27 11:21

「現世救済」と「来世への志向」との差、宗教に対して、民衆が何を求めるのか。すがる宗教から、自己改革を目指すような宗教に変質する。自分の行動がその後の人生に反映する、という意識。後のオウムの発生や、真如会の存在など……。ただ、宗教に金を割けるという余裕すら、今はなくなっているような気がする。筆者もその将来像を紹介しているが、予知しかねるのが実情だろう。カルト化しやすいのか。

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曲月斎
新聞書評欄からの1冊。土地の習俗を知るには年末年始と葬送儀礼を見るのが一番。今の日本ではセレモニーホールが登場、今は家族葬、直葬と、本書に出てくるような言葉は既に野辺送り済みということになる。自分はまだ、辛うじて少しは覚えている世代。1937年に柳田国男が書いた「葬送習俗語彙」から拾ったとは言え、もう退転久しい言葉が並ぶ。本書は切り絵だったが、個人的な好みを言えば、細密なペン画の方が良かったかなぁ。土葬の際の墓穴掘り、野火葬の際の火守とが葬後の宴会では最上座に座るのが習いという習慣が共通するのが興味深い。
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曲月斎
カソリックの修道院の通史。神の意に沿う生活を目指して独居した人から始まり、それが共住、集団生活を営み、組織が生まれる。生活の様式が決まり、教皇の勅書を得て成立する。何れも戒律の正しさを求めての発展なのだが、生活を成立させるためには貴顕からの寄進を受ける訳で、どこかで現世に結び付く。本邦の仏教でも常に戒を護持する運動が起き、来世を願う人が助力し、変質していくという歴史を想起させる。途中から日本仏教史を読む気分も混じった。最終形がおなじみの「イエズス会」になる訳で、未知の分野の話は非常に興味深いものだった。
曲月斎
2020/12/19 00:48

映画「大いなる沈黙」のシャルトルーズ修道院も登場、薬草リキュールのシャルトリューズの製造を修道院の助修士が携わっていた。修道士出身の法皇も多くいる訳で、ある意味ではキリスト教の歴史、欧州の歴史のもう一面をトレースした1冊とも言えると思う。

曲月斎
2020/12/19 01:01

シャルトリューズの博物館はこちら。https://www.musee-grande-chartreuse.fr/en/

が「ナイス!」と言っています。
曲月斎
ヴィトゲンシュタインの哲学などを下敷きに、言葉、思考を身近な例から広げて考えていく1冊です。スリリングに展開する「哲学的思考」との帯がありますが、僕にはちょっと手に負いきれない部分も多々、中断します。好学の士にはお勧めします。
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曲月斎
1991年に三一書房で刊行された本の再刊で、同朋衆と呼ばれた人々の役割を探った1冊。時宗の陣僧が起源かもしれないが、「阿弥」号を名乗っても時宗の僧ではない例も生まれる。室町殿など貴顕の身近にいて、席の設え、道具立て、作庭、唐物の鑑定等々で才能を発揮していく。勿論、能を大成した観阿弥、世阿弥もその中に含まれる。何で重用されたかと言えば、交歓の舞台を用意する才能があったからで、催しが年中行事化していくと、愈々存在が重くなる。中から茶道が芽生えたり、立花、香、連歌など日本らしさの揺籃となる。新たな視点の提示。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/06/25(4227日経過)
記録初日
2005/01/01(5863日経過)
読んだ本
1785冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
482658ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1716件(投稿率96.1%)
本棚
30棚
性別
職業
専門職
現住所
栃木県
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