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3月の読書メーターまとめ

曲月斎
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324ナイス

3月に読んだ本
7

3月のトップ感想・レビュー!

曲月斎
長篠合戦の後、すぐ武田氏は滅亡するような感覚を抱きがちだが、間には1575~1582年という時間が挟まっている(関ヶ原の後、即豊臣氏滅亡という感じに似て。この間実に15年)。その間のことを詳細に跡づけした1冊。武田氏の存亡に限らず、戦国大名は勝頼と同じように精一杯領国支配を続けようと努力したのだろう。隣国と抗争したり、調略したり、同盟を結んだり。合戦もさることながら、日常的な撫民がどれだけできたか、で命運が分かれていったのがよく分かる。最終章の滅亡までは時系列のドキュメント風。一気に崩れていく様は壮観。
曲月斎
2017年03月24日 11時50分

あと、この本はキンドル版があるので、そちらをおすすめ。紙ベースだと、厚い、重い。電子書籍の良さを改めて知る。

曲月斎
2017年03月25日 01時22分

本を読んでいく上で、頭の中で画像化できると、整理しやすいのですが、この本は昨年の「真田丸」が実に生きた。

が「ナイス!」と言っています。

3月の感想・レビュー一覧
7

曲月斎
長篠合戦の後、すぐ武田氏は滅亡するような感覚を抱きがちだが、間には1575~1582年という時間が挟まっている(関ヶ原の後、即豊臣氏滅亡という感じに似て。この間実に15年)。その間のことを詳細に跡づけした1冊。武田氏の存亡に限らず、戦国大名は勝頼と同じように精一杯領国支配を続けようと努力したのだろう。隣国と抗争したり、調略したり、同盟を結んだり。合戦もさることながら、日常的な撫民がどれだけできたか、で命運が分かれていったのがよく分かる。最終章の滅亡までは時系列のドキュメント風。一気に崩れていく様は壮観。
曲月斎
2017年03月24日 11時50分

あと、この本はキンドル版があるので、そちらをおすすめ。紙ベースだと、厚い、重い。電子書籍の良さを改めて知る。

曲月斎
2017年03月25日 01時22分

本を読んでいく上で、頭の中で画像化できると、整理しやすいのですが、この本は昨年の「真田丸」が実に生きた。

が「ナイス!」と言っています。
曲月斎
刑事裁判官として長年の経験を積んだ筆者ならではの随筆。1篇4ページほどながら、味わい深い。藤沢周平を読み、鬼平を若手に勧めたり、無罪判決を起案する話であったり、また後進の育て方だったり。法曹の世界に軸足を置きながら、展開する方向は多岐。碩学ぶりと人柄が偲ばれる内容だ。同じ法曹の世界の穂積重陳の「法窓夜話」を思い出した。裁判員裁判制度が導入されて変わることを期待する点や、最高裁の判事の事務方を務めた経験など、ならではの話が多い。担当事件について裁判官は順番ながら検察は上席の思惑が反映するとは知らなかった。
曲月斎
2017年03月06日 17時12分

書名が硬いかなぁ。元は岩波書展の「世界」に連載されたものをまとめたもの。

が「ナイス!」と言っています。
曲月斎
神功皇后の三韓征伐など今は史実として認める方は少ないだろう。とはいえ、百済、新羅、任那に高句麗。日本もまだ統一国家といえるものがない時代に、先方もそうだった訳で、中小社会がしのぎを削っていた。そんな社会の交流を考古学の手法で読み解こうというのが本書の趣向。出土品であったり、前方後円墳だったり。「吉備の乱」とか「磐井の乱」とか、勝者の歴史からだけでは本当の意味が実はなかなか捉えにくいものであり、その点で考古学的な手法を取り入れた筆者の姿勢、書きぶりには好感が持てる。単線的な交流に簡潔化していない分析が新鮮。
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曲月斎
釈迦と法然。「0」から「1」を生んだ宗教者という視点で読み解いていく。縁起を説いた人と念仏往生を説いた人。先行する考えを否定することで次の段階に進んでいく。「空亦復空」であり、悟りを開いたと思った瞬間に次の考えを生んでいかざるをえない。キリスト教は公会議で教義を1本に絞ってきたのとは対照的に絶対者・阿弥陀を想定しながら、そこで止まることがなかった点に筆者は仏教の特色を見る。読み終わって感じること。法然のという人はやはり叡山の人で、持戒清浄、大原問答に勝てる学識、もっと認識が改められていい宗教者である。
曲月斎
2017年03月05日 22時09分

2度の出家という考えが出てくる。法然で言えば比叡山の出家が1度目、黒谷での隠棲が2度目。発心はしても、その後にまた節目が来るものなのだろうか。本書は先日出会った先学に教えられて読了。

曲月斎
2017年03月05日 22時21分

ただ、一方で象徴的だと思うのが、法然に関しては500年遠忌から続く大師号の加謚。宗教的な意義と教団の関係を考えてしまう。

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曲月斎
帝政ロシアの2月革命から10月革命に至る間の動きを追った1冊。混迷の構図の原因は「2分法」の思想にあるという。資本家、支配者などの「あいつら」と農民、兵士、労働者などの「われわれ」という構図だ。相手を考える余裕がなければ双方の理解と交渉と妥協が成立するはずもない。結局、ボルシェビキは結局、力で圧倒することで政体を確立したのだから。同じく共産主義革命が起きた中国を見れば根底には「士庶」「華夷」の別があり、本書で取り上げられた崩壊にも似る。で、日本では……。中世くらいのイメージかなぁ。さらに今の世相も……。
曲月斎
2017年03月04日 23時53分

ロシア革命の動きを簡潔にまとめている。ボルシェビキ、メンシェビキ、トロッキー、ミリュコーフなどなど、出てくる言葉、人名が頭の中でなかなかつながらないのだけど、そんな門外漢にも、混迷の様子はよく分かる。好著。

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曲月斎
本来の本書の趣旨は、人が意図を伝える手段としての手紙や物語が書き言葉の漢文ではなく、仮名交じりになったという事象をきちんと分析、紹介することにあったはず。親鸞の手紙や和讃を取り上げるが表層的な感じ。後段の平家物語の部分は兪々表層。語り本系から読み本系へ発展したとする嘗ての説を筆者は奉じているが、最近の研究では逆。延慶本辺りに古態を見るのが定説だ。保元、平治物語もそう。昨今の国文学研究の進展を理解していないように見える。むしろ、本書は慈圓はなぜ愚管抄を漢字仮名交じりで書いたかを説く方が大切ではなかったか。
曲月斎
2017年03月03日 02時04分

正直にいうと、期待外れの1冊です。フッと書名に惹かれて買った私がいけなかった。奥付で筆者の略歴や生年を確認するべきでした。ちなみに生まれは1932年。

曲月斎
2017年03月03日 02時08分

学者どのの手すさびといったら言い過ぎか。分野は違えど、学問に対する敬意と謙虚さがないままの漫筆ぶりが新書になるのは心苦しい

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曲月斎
痲薬という字面の禍々しさ。「規制薬物=麻薬」なら中枢神経を抑制するモルヒネ類も興奮させる覚醒剤類も幻覚を催すLSDの類いも同じ範疇になる。寧ろ「血液脳関門通過物質」であることが共通項になる。罌粟、麦角といった植物を生かす古代からの知恵と、モルヒネの単離、尿素合成に始まる近現代の有機化学の技術が出会った時に、別方向へのベクトルが働いた気がする。南北戦争や普仏戦争でのモルヒネ、WWⅡでの覚醒剤、ベトナム戦争時のコカイン。薬用だけとはいかない。ただ薬も麻薬も結局は使い方次第という結論では肩透かしの感もある、が。
曲月斎
2017年03月02日 01時18分

実は酒もタバコも「血管脳関門通過物質」を含んだ有機物であり、その点では麻薬であるという指摘は最も。ヘロインを合成したのは独バイエル社で、アスピリンと一緒に広告していたそうな。

曲月斎
2017年03月02日 01時50分

本書は化学式も亀の子もIUPAC命名法も出てこないのがウリなのだけど、却ってイメージをしにくい部分が出てしまった気もする。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009年06月25日(2861日経過)
記録初日
2005年01月01日(4497日経過)
読んだ本
1396冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
377549ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
1324件(投稿率94.8%)
本棚
25棚
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千葉県
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