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9月の読書メーターまとめ

曲月斎
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感想・レビュー
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543ナイス

9月に読んだ本
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9月のトップ感想・レビュー!

曲月斎
地図帳といえば、中学、高校時代に誰しも手にしただろう。脳内には当時の知識が固定化している。筆者は新旧の版を比較し、読み解いていく。改めて時代、社会状況の変化を垣間見ることができる。曰く原住民文化の尊重、或いは冷戦構造の終結等々。本書は帝国書院版の地図を取り上げているが、個人的には二宮書店版の方が色が好きだったのを思い出した。地図というとどうしても大縮尺のものを連想するが、こういう小縮尺の地図の楽しみ方を思い出させてくれる1冊。ただ、本の構成は国内外錯綜し、桂馬跳びでちょっと読み進めにくいかな。
曲月斎
2019/09/09 01:35

アホみたいな話ですが、来年、ANAが就航させるインドのチェンナイ。昔の名で言えばマドラス、だったのですね。ボンベイがムンバイになった以上の衝撃。

曲月斎
2019/09/09 01:47

巻末に悪魔の囁きの様な地図帳の紹介が。 「大正時代の日本」(T7,9年版)の地図帳と、「地図に見る昭和の動き」(戦前、占領下、戦後、高度成長期の4冊セット)。イカンですなぁ。こういう本は。

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9月のトップつぶやき!

曲月斎

「将棋の渡辺くん」4巻読了。マンガはキンドルと思っているけど、これもキンドル。手に入れるのも簡単で、文明の利器、という感じ。

「将棋の渡辺くん」4巻読了。マンガはキンドルと思っているけど、これもキンドル。手に入れるのも簡単で、文明の利器、という感じ。
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9月の感想・レビュー一覧
10

曲月斎
中公文庫の「折口信夫の晩年」から幾星霜。筆者90歳を超えて筆を執って残す1冊である。師匠折口との関係は前著の方が具体的且つ客観的。なら本書は……。時の風雪の末に残ったもの、ということになるか。もう折口の薫陶を受けた世代は皆鬼籍に入り、差し障りも無くなってのことか。また、最後の弟子岡野弘彦は師との濃密な時間の末に、師の史を契機に新しい世界に踏み出すことを綴る。特に歌会始のこと、宮中の和歌御用掛の仕事。薫陶と同時に岡野独自の考えが光る。第二芸術論華やかな時代から、今の讀賣歌壇選者としての仕事迄。確かに長い。
曲月斎
2019/09/30 01:36

折口の場合、弟子は同居するので、1人目は硫黄島で戦死した藤井春洋(養子に入る)、2人目が慶応出身の加藤守雄、そして3人目が戦後に入った筆者岡野弘彦、になる。

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曲月斎
江戸川乱歩と横溝正史という2人を狂言廻しに、戦前戦後の国内出版界を書こうというのが筆者の本旨か。戦前は博文館、戦後は角川書店が軸。もちろん大日本雄辯会講談社も。ただ、個人的にはしっくりこなかった、筆者の狙いが。同じ趣向の「時代小説盛衰史」「文壇栄華物語」「文壇うたかた物語」「文壇挽歌物語」などの本を残した大村彦次郎の書き方の方が、通史であり、評論であるという点で一日の長がある。「歌舞伎 家と血と藝」で着目したものの、。「松竹と東宝」で挫折。本書も飛ばし読みで、余り合口のいい書き手ではないのかもしれない。
曲月斎
2019/09/27 08:59

大村彦次郎の「時代小説盛衰史」「文壇栄華物語」「文壇うたかた物語」「文壇挽歌物語」、面白いです。おススメ。古本で安いし。

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曲月斎
同性愛・人工中絶を容認するか否かと、銃規制の是非。対立軸をx,y,zの軸にすれば、どこに見識を置くかで意見が分かれる。ビクトリア朝の徳目、理想を追求すれば極端な地点に行くし、現実を容認すれば反対側の象限に行く。理想と現実の乖離と、意識の変化の系譜を追いかける1冊。ただ、性と暴力を中心に据えたので、具体例が抽象的。判例に依拠せざるを得ない点も。筆者の後出の「スポーツ・食物」などの論考に比べ、生硬いか。今も国政に影響力を持つ長老派やバプテスト系が盛んなのは分かる。ただ一方で、多様性こそこの国の源泉なのだが。
曲月斎
2019/09/25 22:29

筆者がピューリタニズムの理想と単一的にくくりだしていることにちょっと抵抗感もある。「11の国のアメリカ史」(C・ウッダード、岩波書店)に分析しているような多様性こそ、実態である気がしているので。

曲月斎
2019/09/25 22:44

本書は2006年刊。今でも大局的にはこの構図は変わっていないような気がする。

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曲月斎
通史の試みだが、個人的にはしっくりこなかった。筆者はペリー来航から西南戦争までが1括り、以降、日清戦争から昭和恐慌、15年戦争から55年体制成立と「システム」を見立てる。ただ、日本史という土台に立っていると、如何なのだろう。ゴム風船にも見立てられる地球儀を俯瞰して膨張と収縮を繰り返したのが歴史。国内重心だと見えにくい部分が大きい気がする。日比谷の焼き打ち〜シベリア出兵〜WWI〜対華二十一カ条要求、と言った部分が、戦前史を語る上で、要諦のように思うのだが……。一つ、ウォーラーステインの本を読もうか、と。
曲月斎
2019/09/21 23:36

ご助言多謝。黄色い岩波の2冊はまだ小拙も手付かず、活字が小さいもので。

曲月斎
2019/09/22 15:40

「史的システムとしての資本主義」ポチリました。ご教示ありがとうございました。

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曲月斎
本書で読みたかったのは、大陸での「正金銀行鈔票」の部分。幣制が未統一の中国大陸で、外為に特化したこの銀行が紙幣(一覧払手形)の扱いを1902(明治35)年から天津、上海、牛荘(遼東半島の港町)で始め、常に大陸で日本の出先機関として果たしたことが知りたかったが。特に国民党政府が導入した英ポンド本位の法幣が仔細に読みたかった。本書は正金銀行の小社史+日本の外為小史というのが骨格。筆者が後身の東京銀行出身でちょっと身贔屓なのも気になった。後、日本興業銀行の姿もチラリ。特殊銀行は時に政策に左右されやすいからか。
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曲月斎
序章にある「フラスコのような国境」と「浸透膜のような国境」の譬え。彼の大国が抱いてきた国境の概念をウクライナやバルト3国、北方領土等の現地のルポを交えながら説き明かす。印象的なのは「主権国家とは」という定義の捉え方だ。国防を始め、多くの部分を米に依存している点で、日本は勿論、独、仏、英などNATO加盟国も主権国家とは言えないという見方は新鮮。真に主権国家といえるのは米、露、中、印……と見ると確かに自然ではある。また抑も露国の民とはという点で「ナチスと戦い打ち勝った同志」という紐帯が今も根付いているとは。
iwasabi47
2019/09/16 23:19

はじめまして。参考に。https://youtu.be/a92jiHzTRWs 失礼しました。

曲月斎
2019/09/17 00:45

ご紹介ありがとうございました。

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曲月斎
10講シリーズも英、独と進んで3冊目。筆者の「欧州世界の中のフランス史」という視点が冴えた。総括の部分で日本の幕藩体制は「中間団体国家」ではあるが「絶対王政」ではないという指摘に納得したり、領主・教会・都市の権力の中で、英は統一国家と地方自治の均衡で統一され、仏は領邦の併呑で統一国家を作り、独は王領の独立で独自の歴史を歩んだとの指摘があったり。共産党が地位を保った歴史や、国家の個性として、英の自由主義、独の権威主義、仏の共和主義(日本の近代天皇制も含めて)と政治の背骨の見立てに関心を抱いた。併読の妙味か。
曲月斎
2019/09/11 22:29

いやぁ。それにしてもてこずりました。門外漢には手強かった。相撲の稽古でいえば、仕上げのぶつかりで、上手にかわいがられた心境。

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曲月斎
地図帳といえば、中学、高校時代に誰しも手にしただろう。脳内には当時の知識が固定化している。筆者は新旧の版を比較し、読み解いていく。改めて時代、社会状況の変化を垣間見ることができる。曰く原住民文化の尊重、或いは冷戦構造の終結等々。本書は帝国書院版の地図を取り上げているが、個人的には二宮書店版の方が色が好きだったのを思い出した。地図というとどうしても大縮尺のものを連想するが、こういう小縮尺の地図の楽しみ方を思い出させてくれる1冊。ただ、本の構成は国内外錯綜し、桂馬跳びでちょっと読み進めにくいかな。
曲月斎
2019/09/09 01:35

アホみたいな話ですが、来年、ANAが就航させるインドのチェンナイ。昔の名で言えばマドラス、だったのですね。ボンベイがムンバイになった以上の衝撃。

曲月斎
2019/09/09 01:47

巻末に悪魔の囁きの様な地図帳の紹介が。 「大正時代の日本」(T7,9年版)の地図帳と、「地図に見る昭和の動き」(戦前、占領下、戦後、高度成長期の4冊セット)。イカンですなぁ。こういう本は。

が「ナイス!」と言っています。
曲月斎
元は産経新聞の12段3分の1ほどの漫筆。数年分を1冊に纏めたもの。元が元だけに、基本的に1話完結、ちょっとトリビア的なネタがあって、読んだ側にお得感。というのをくり返した1冊。引用した所説についての研究者名を出す、出さないに筆者の好みがあるのかなと勘ぐったり、石田三成アスペルガー説まで引っ張り出すのはどうかなぁと思ったり。肩が凝らないといえばそれまでだけど、やはり、新聞8段3分の1というサイズ感がどこまで行っても本に仕立て尚した時には物足りなさにつながる。せめて書籍化の際にもう一手間、掛けられないのかな。
曲月斎
2019/09/08 16:31

註:新聞1ページは基本的には15段。昔の活字なら15字×90行、と言われましたが、今はもっと活字が大きくなっています。で、その3分の1くらいの分量、ということで。

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曲月斎
最初に読んだのは90年代だったか。鉄道と帝国主義の伸長の関連を満洲と朝鮮半島に探った1冊。筆者は外交史の専門にて、日韓、日清、日英、日米、日露と利権と思惑の錯綜の中で話は進む。書題にあるゲージ(軌間)は露が5‘、英などは標準軌の4’8.5”、日本は3‘6“。鉄道聯隊が敷設した軽便鉄道は2’6“。軌間の違いが覇権の及ぶ範囲と重なる訳で、日本の大陸進出には釜山〜京城〜奉天〜北京と繋いだ標準軌の鉄路が果たした役割はご存知の通り。鉄道が交通の主役だった時代。今は航空がその役割を果たしている訳で、日本は米国の膝下。
曲月斎
2019/09/07 13:09

軌間の違いが兵站に影響したのは「独ソ戦」でも触れているところ。本書は外交史が背骨なので、満鉄主語なら「中東鉄道経営史」をお勧めしておく。

曲月斎
2019/09/07 13:12

「ふしぎな鉄道路線」からこの本を思い出し、書架を探して見付からず、アマゾンで古書を再購入。とホホの1冊ともなった。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/06/25(3766日経過)
記録初日
2005/01/01(5402日経過)
読んだ本
1695冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
457481ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
1623件(投稿率95.8%)
本棚
28棚
性別
職業
専門職
現住所
千葉県
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