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2024年3月の読書メーターまとめ

kochi
読んだ本
9
読んだページ
2703ページ
感想・レビュー
9
ナイス
284ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kochi
ご飯と味噌汁に漬物少々が一汁一菜ということ。味噌汁には、具材をいろいろと入れたチャレンジングなものを薦め、献立を日々悩んでいる人々は、土井先生に感謝する^_^ 味噌に対する信頼は絶大で(「味噌に任せれば軽量は不要」と言い切るし、日常的に携帯容器に味噌を入れて持ち歩いているそう)、具材は何でもよくて、毎回違う味になることを保証(笑)再現性がなくても、あまりおいしくなくても、そのうちおいしいまずいは大きな問題ではなくなる、との宣託は、さらにありがたい。具体的なレシピなどは意外に少ないのもそういう意図なのかも。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
9

kochi
直木賞の講評、受賞者それぞれの対談(京大コンビと北海道つながり)、受賞の感想、『ともぐい』が目当て。中野のお父さんシリーズ最新短編がお得(地元作家登場)。万城目さんはデビュー当時から追いかけている作家さんなので、今回の受賞はうれしくはあるが、もう一人の推しの方への講評を読んで、なかなかハードルが高そうなのが残念。個人的に大好きなのに評価されないのは悲しい。万城目さんも昔、某審査員から「今度は鹿がしゃべるんだって」と場外で揶揄されたらしいから、特定ジャンルへの偏見等が変わるのには、時間がかかるのでしょう。
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kochi
ボルヘス「バベルの図書館」の新訳のために読む。存在しうる全ての書物を包含する宇宙とも呼ぶべきその図書館のストーリーは、何度読んでも面白いが、全ての書物の要約を収めた本というメタな発想も読むたびに新鮮である。円城塔の短編では正規表現が扱われていて、ボルヘスは無限から攻めるが、円城は最小の構成で全てを包み込む。これは著者か編者が『バベル』を絶対意識しているのでは?と、思える(私の正規表現の理解が間違っているかもしれないが)。ヘミングウェイなどのセンテンスに注目したインタビューなどもあり、刺激的な雑誌だ。
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kochi
高い知能と身体能力を有し、テレバスでもある超人類スランの少年ジョミー・クロスの逃亡と囚われたスランの少女キャスリーンの生き残りをかけた戦いを中心に、人類対スランの争いと未来を描く。単純に多数の人類から逃げる物語かと想像していたが、隠れスランと純スランの反目も含む三つ巴の混乱を収拾するための遠大な計画を成長したジョミーが立案・遂行するところは、いかにもヴォークトらしい展開。原子力の利用の実現が一つのテーマになっていて、出版が1940年だから、発想としては一般向け小説に書かれるぐらい知られていたのだとわかる。
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kochi
コロナ禍にクラスター対策班に戦闘民族として参加(^_^)、報道番組などで解説に登場した古瀬先生の半生記的読み物とコロナなどの公衆衛生に関した医療系サイト記事の書籍化。エボラへの対応や規格外の経歴も興味深いが、コロナ対応の打ち明け話の部分がまさに知りたかったところで、将来、もっと詳しくことを誰か書いて欲しい。いろいろな人物が匿名で登場し、固有名詞を想像して読んでしまう。「尾身先生のような年配の人に何度も説明して整理もできた」という趣旨の記載があり、尾身先生のポジションや著者の立ち位置もなんとなく推察できる。
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kochi
小説家の礼一郎は、初めての打ち合わせに現れた編集者、山﨑某を見て目を疑い、夢をみていると…<長い夢> 初登場から20年を経ても相変わらず、豚耳、点目ながら中年男性の落ち着いた声を発するぬいぐるみのシリーズ29作目。今度のぶたぶたは、編集者ならではの視点で作家や意外なところで読者モデル的な人に気づきをもたらす。ぶたぶたの登場を夢と思った作家の、これは「日常の謎」ではないかというつぶやきはウケる!解説を読んで、マンネリのなかに本シリーズの本質があるように思え、出版界の水戸黄門的ポジションかも^_^
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kochi
国際会議開催を控えた厳戒中の沖縄那覇で、ローカル航空の飛行機がハイジャックされ、逮捕された石嶺という人物を指定時刻までに空港滑走路に連れてくることを要求。しかし、機内で想定外の事件が起き、犯人たちは乗客の一人に事件の解決を指示するが… 多くの警察官の心を打ちのめしたが警官の愚痴を聞かせたら並ぶもののないという座間味くんのシリーズを読んで、復習のため本書を再読。結婚前の座間味くんは、恋人を「こいつ」と呼んで結構ワイルド^_^ のちの短編シリーズとは印象が異なるが、犯人と丁々発止とやり合いながら解決はお見事。
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kochi
20世紀初頭の相対論と量子力学の出現、二つの大戦後の技術発展に支えられた、天文学の今世紀の歴史を振り返る1995年の科学朝日の連載をまとめたもの。科学技術分野の書籍は新しいほど価値があると思うし、本書の内容のいくつかは既に書き換えられ、いくつかは未解決だろうが(重力波は検出されたが、長らく値を定められなかったハップル定数については新たな議論が行われているらしい)、注意深く読むことで、また、最新の情報を探すことで、別の気づきも期待できて、一粒で二度美味しい読書となる気がする。実践できたかどうかは^_^
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kochi
森の中で目覚めた彼には自身の記憶がなく、「アナ」という名と彼女に対する強い思いがあるだけだった… 主人公は理由も分からず、次々と宿主となる人物の体に憑依し、イヴリンの殺される事件を解決しなければループから脱出できないと推理を強制されるのだけど、時間は前後するし、もちろん主人公の個性や立場も変わり、ゲームマスターらしき人物の知らないことも出てきたりして、大変挑戦しがいのある作品。あと三回ぐらい読まなくちゃ。こういう超常的/SF的な特殊設定ミステリというのは、和書では見かけるが、海外ではどうなのだろう?
が「ナイス!」と言っています。
kochi
ご飯と味噌汁に漬物少々が一汁一菜ということ。味噌汁には、具材をいろいろと入れたチャレンジングなものを薦め、献立を日々悩んでいる人々は、土井先生に感謝する^_^ 味噌に対する信頼は絶大で(「味噌に任せれば軽量は不要」と言い切るし、日常的に携帯容器に味噌を入れて持ち歩いているそう)、具材は何でもよくて、毎回違う味になることを保証(笑)再現性がなくても、あまりおいしくなくても、そのうちおいしいまずいは大きな問題ではなくなる、との宣託は、さらにありがたい。具体的なレシピなどは意外に少ないのもそういう意図なのかも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/08(5401日経過)
記録初日
2004/04/30(7296日経過)
読んだ本
1584冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
453140ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
1577件(投稿率99.6%)
本棚
6棚
性別
血液型
B型
職業
技術系
現住所
大阪府
外部サイト
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