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2024年3月の読書メーターまとめ

とりぞう
読んだ本
8
読んだページ
1856ページ
感想・レビュー
8
ナイス
31ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

とりぞう
「徐々に進んだ晩婚化により女性の結婚前の『腰かけ就労』が長期化し、初めて購買力を持つ女性マーケットができてきました。その層をターゲットにしたのが女性誌で、七〇年に『an・an』、七一年に『non-no』が創刊されます」なんて話など。フェミニズムを考えることにより「購買力」というドグマを改めて考えることができる。上野千鶴子、やるなあ(^^)。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

とりぞう
「サルトルが、自分の実存主義をヒューマニズムと呼んだのは、『神ではなく人間がすべての基準となる』という場面設定を言いたいのであって、理性に代表される『理想的な人間性』を称揚したいためではなかった」なんていう興味深い話もあり。ただ、全体的にいえば、ぼくはあまりおもしろい本とは思わなかった。
とりぞう
「徐々に進んだ晩婚化により女性の結婚前の『腰かけ就労』が長期化し、初めて購買力を持つ女性マーケットができてきました。その層をターゲットにしたのが女性誌で、七〇年に『an・an』、七一年に『non-no』が創刊されます」なんて話など。フェミニズムを考えることにより「購買力」というドグマを改めて考えることができる。上野千鶴子、やるなあ(^^)。
が「ナイス!」と言っています。
とりぞう
「サルトルの言い方に従うと、従来の哲学は実在論にせよ観念論にせよ、認識とは物を意識のうちにとりこんでしまう消化作用であり、同化作用なのだという共通の錯覚の上に立っていた」なんて話など。楽しんだ。
とりぞう
う〜ん、どうなんだろう。素直にサルトルを読んだほうが理解が深まるような気もする。いろいろな「実存主義」を浅薄に紹介しても、「実存」が何かはわからないように思う。
が「ナイス!」と言っています。
とりぞう
「自然数とその2倍の自然数を対応させれば,自然数全体の集合とその一部分(部分集合という)である偶数全体とが一対一対応をする」なんていう無限論関連の話題もありつつ、しかし本書は基本的に「数学入門」。そして「数学入門」としてよくできている。中学か高校の頃に読んだはずの書籍の再読。
が「ナイス!」と言っています。
とりぞう
俳句の主要論点である「写生」を説明するようで、微妙に判断を保留する苛立たしい(本)ではある。ただまあ。「季語とともに暮らすことは、生活の解像度を格段に上げることを意味するのです」ということが読者に伝われば、それだけで百点満点で500点くらいの実績。面白い本だった。
とりぞう
「現在,中学校で学ぶ数学は古代ギリシャの数学がほとんどであり,高等学校で学ぶ数学はほぼ中世のヨーロッパの数学である」なんて話など。「美しい」には、ちょっと疑問も感じる数学入門書のいちバリエーション。
が「ナイス!」と言っています。
とりぞう
上野千鶴子論文集。「新しい加熱機器としてのマイクロウェーブ(電子レンジ)の利用は、いったん熟練化した家事労働を、非熟練化し、したがって個別化するのに貢献した」とか「冷凍冷蔵庫・電子レンジ・電子ジャーの三点セットは、家族いっせいの食事とその際に食物の分配権を握る主婦の権利と義務を無意味化した」なんていう家事論も面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/05/28(5807日経過)
記録初日
2008/05/12(5823日経過)
読んだ本
2464冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
616985ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
1376件(投稿率55.8%)
本棚
0棚
性別
年齢
58歳
血液型
O型
現住所
東京都
URL/ブログ
http://kininarukotoba.hatenablog.com/
自己紹介

元TechCrunch Japan翻訳者スタッフ。本好き、辞書好き。辞書専用本棚も所有。コロナで外出制限されても、本が読めれば気になりません(^^)。

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