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9月の読書メーターまとめ

サウスムーン
読んだ本
6
読んだページ
1560ページ
感想・レビュー
6
ナイス
238ナイス

9月に読んだ本
6

9月のトップ感想・レビュー!

サウスムーン
タイトルを信じて読み進めた。保身のため、都合のいい理屈を自身に言い聞かせ、甘んじる主人公。彼への反発と彼を信じる気持ちが渦巻き読みが止まらない。人間らしさを取り戻すことはできるのか。彼の背中をそっと押すきっかけはやはり人の持つ強い思い。終盤明かされるもうひとつの告解は、想像もつかず共感し難く、ただそんな思いも存在するのかと、私が知る由もない呪縛もあるんだと、自分の想像力のなさに悲しくもなる。それでも、犯した罪に苦しむ人々への薬丸さんの優しさが感じられたし、タイトルは秀逸。加害者の父の転落が重くのしかかる。
nobby
2020/09/19 09:04

本当に読み始めてからの悪い予感や落ちていくだろうフラグが半端ないから気が重くなるばかりですよね…どう転んでも救いようがなく進む展開に最後には光を当てる薬丸さんの優しさを噛み締めた一冊でした。

サウスムーン
2020/09/19 13:04

コメントありがとうございます。救いようがなく気が重い…本当にその通りの設定なのに、ページをめくる手は止まらず、加速度的に読み進めてしまう薬丸さんの筆致も素晴らしかったです。優しさ溢れる終局も良かったですが、直球勝負の容赦ない結末も見てみたかった気もします。

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9月のトップつぶやき!

サウスムーン

2020年8月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:851ページ ナイス数:149ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/266415/summary/monthly

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9月の感想・レビュー一覧
6

サウスムーン
今時の優等生風な青年の日常を、覗き見するような読み心地。本能と規範だけで行動し、感情が見当たらない陽介。その無機質さの描写は滑稽なほど巧み。印象深いラスト、爽快さの描写、陽介の存在すら消えてなくなったかのような余韻。これらのちぐはぐな終局は純文学の極み。感情も選択も決して白黒ばかりじゃないのに、そうとしか思えない陽介の空虚さこそ「新時代の虚無」。「俺にしか味わえない俺だけの苦しさみたいなのは、どこかにあるんだろうか?」膝の模索が心に響く。人が自分の内面を模索し続けるのは、破局を免れるためなのかもしれない。
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サウスムーン
主婦特有の心許なさの描写は切実。家庭があっても満たされるとは限らない。家族がいても孤独じゃないとは限らない。でも凪の状態でいたい。そんな逃避と動揺がぶつかって、絵里子の内面がうねり始める。同時に募る夫・父・娘への不信。近すぎて語れない本心と近くて遠いこの距離感を持て余す。窪節全開の行き詰まり感。多彩な女性たちとの出会いを通して、人生を選び取る境地に辿り着けた。ご自身と同年代の女性をメインに描き、サブには様々な女性を魅力的に登場させる著者。込められているのは女性達へのエール。自分のために心と体を大切にしたい
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サウスムーン
激しくも悲しい沖の生き様を描く。果てしない孤独と、怒り・憎しみ・恨みに囚われ続けた沖の悲哀。誰かを信じ抜くことができればと、救いのある結末を望むも…。シリーズファンに嬉しい構成。前半ガミさん、後半日岡に再会。ガミさんの肝玉と貫禄、毛細血管並みの情報網、執念深くて頭が切れる策士ぶり、そして何より、沖の本質を見抜く眼と、その優しさ。これらが再び読めただけで大満足。日岡パートは弱いものの、それもまた時代の変遷とヤクザの衰退を表していた模様。本シリーズのタイトルが好き。狼・犬・虎それぞれのブレない義侠に惚れ惚れ。
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サウスムーン
タイトルを信じて読み進めた。保身のため、都合のいい理屈を自身に言い聞かせ、甘んじる主人公。彼への反発と彼を信じる気持ちが渦巻き読みが止まらない。人間らしさを取り戻すことはできるのか。彼の背中をそっと押すきっかけはやはり人の持つ強い思い。終盤明かされるもうひとつの告解は、想像もつかず共感し難く、ただそんな思いも存在するのかと、私が知る由もない呪縛もあるんだと、自分の想像力のなさに悲しくもなる。それでも、犯した罪に苦しむ人々への薬丸さんの優しさが感じられたし、タイトルは秀逸。加害者の父の転落が重くのしかかる。
nobby
2020/09/19 09:04

本当に読み始めてからの悪い予感や落ちていくだろうフラグが半端ないから気が重くなるばかりですよね…どう転んでも救いようがなく進む展開に最後には光を当てる薬丸さんの優しさを噛み締めた一冊でした。

サウスムーン
2020/09/19 13:04

コメントありがとうございます。救いようがなく気が重い…本当にその通りの設定なのに、ページをめくる手は止まらず、加速度的に読み進めてしまう薬丸さんの筆致も素晴らしかったです。優しさ溢れる終局も良かったですが、直球勝負の容赦ない結末も見てみたかった気もします。

が「ナイス!」と言っています。
サウスムーン
各々の境遇や生い立ちのために、深い苦しみと孤独を抱える3人。いつも『どうして』ばかり考える燿子。目を閉じてやり過ごす燿子を、伊吹さんの温かさがじわりと包む。丁寧で素直な心を持つ燿子は、少しずつ新しい自分と出会っていく。そんな燿子の心の解放が清々しい。味わい深い燿子の成長譚。子ども達の健やかさに欠かせないものは、いつの時代でもどんな境遇でもきっと同じ。認められ、褒められること。友情。教育。繋いだ手、背中に当てられる手の温もり。自分を信じること。この物語の中に全部詰まっていた。
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サウスムーン
信じぬく?諦める?予感を信じた男女6人の生き方の模索。皆の息遣いが聞こえるような、切なくも生き生きとした作品。若かりし頃の感覚とエネルギーが懐かしく、封印した心の奥底を掻き乱される。何者にもなれず、うたかたでやるせなくて泣きたくなる時もある。それでも若い世代特有の純度の高い気持ちと苛烈さが愛しい。どんな生き方を選び取ったとしても、悔いがあっても生傷を抱えていても、いつか自分の人生に愛着を持てる。若い時にしかできない生き方を、思う存分すればいい。本作で著者の更なる予感を感じる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/24(2958日経過)
記録初日
2012/02/28(3167日経過)
読んだ本
1556冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
177117ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
1488件(投稿率95.6%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
自己紹介

子どもと本をつなぐ仕事をしています。職場にある絵本・児童文学を手に取る機会が多いです。また話題作は意識的に読むようにしています。
「読みたい本」は主に仕事用として使っています。

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