2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:32冊 読んだページ数:7470ページ ナイス数:3132ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/26843/summary/monthly/2024/2
だんだんと強くなっていく茨姫の描写とそれに対する酒呑童子の心情が面白かったです。前世から仲睦まじい二人だけに、終盤の展開は本当に切なかったです。3つの嘘のうち、真紀がついた嘘は酒呑童子が大切だから悪妖になっても亡き夫の首を探し続ける茨木童子の叫びや悲痛さが凄く伝わってきて涙が止まらなかった。好きだからこそ、愛しているからこそついた嘘。酒呑童子であった自分が亡くなった後の茨姫のその後を知った馨の行動がめちゃくちゃ男前で格好良いし、千年前の話から真紀を迎えに行くまでの流れがまた良かった。
馨の神通の眼も開眼して、黒幕のミクズは閉じ込められたし。嘘が暴かれてお互いの愛を再確認。真紀と馨には幸せに満ち溢れた人生を送ってほしい。今度は由理の嘘が暴かれるのかな。
現世では幸せになって欲しい二人だけど陰陽局に正体がバレたし。少しずつ過去が明らかになってきたり、ラストで安倍晴明の生まれ変わりの狩野先生も登場と、過去に眷属だった子もまた何やらやらかしてるみたいで、まだまだ波乱の日が続きそう。
茨木童子の残りの2眷属が気になります。真紀のせいでいつもトラブルに巻き込まれ、文句を言いながらも真紀を見守り、奔走する馨は優しいな。バイトに明け暮れる馨は面白かった。真紀の男勝りな性格は格好良かったです。ラストは真紀の正体が陰陽師にバレたけど、果たして2人は今世では幸せになれるのか。なって欲しいです。手鞠河童が可愛い
お互いに傷を癒し合いながら愛を深めていく。途中で辛い別れもありつつも、家族の愛情に飢えて育ち、姉の偽の愛情に依存しきっていて姉の言葉に逆らえなかった煉花が、運命に翻弄されながらも愛を得てから強くなって、姉に言い返すことが出来るようになるくらい逞しく成長した煉花の姿が見れて良かった。さんざん煉花を虐めていた姉はひたすら卑怯で姑息で最後にはしっかり転落し、重い罰を受けることになってスカッとしました。サブタイトルに五神山物語とあるので関連作品を出て欲しい
お母さんのかがりと遭遇するシーンでまた泣いてしまった。あかねと風牙、雷電と百兄がした「ゆびきり」の意味が今回明らかになりました。とんだ伏兵に気付いた兄達は、今後さらにあかねに過保護になりそうな予感。雷電と風牙の人型のカラーイラストが見てみたかったな。
独占欲丸出しの風牙が微笑ましい。雷電さんと風牙の真の姿をイラストで見てみたかった。風牙がレベルアップして尻尾が4本に、将来的には九尾狐になるのかな?あかねは無茶をするけど巫覡として成長しているのは凄い。百さんのあやかし馬鹿っぷりがすごかった。他の兄弟はドン引き。「ストリップした神さま」に爆笑。
何百年の因縁を断ち切るのは意外とあっさりすぎて、もう少し丁寧に描いてほしかった。女郎蜘蛛と天邪鬼は共に人間だった時に、お互いに付き合っていたんだね。これであやかしの回収完結。甲斐の「女郎蜘蛛」へのナンパ(式神契約)シーンも良いし、「あかねの傍にずっといる」と言った風牙の告白にキュンと来た。あかねの能力は「あやかしを浄化する力」で、5人の兄の能力も元々はあかねのものだったのをお母さんが分け与えたものだった。
若葉の友人の志村くんのお兄さんに成り代わった「人喰い鬼」の千影の話が切なかった。あかねのことを「ブース、ブース」って言う男にキレた若葉がすごかった。まさか喧嘩に強かったとはね。若葉は「全殺しの若殿」と呼ばれてて伝説になってたみたいで、あかねも知ってたことが恥ずかしい若葉。見た目がオコジョだけど、「鎌鼬」の茶々が可愛い。
祓い屋の甲斐さんや、管狐の「風牙」も一緒に住むことになって大所帯に。過保護な兄たちに育てられたさばさばした美少女あかねは巫覡の力を持っていて、兄たちにもそれぞれ5感の能力であやかしを察知できる。あかねと過保護な兄たちの掛け合いが面白い。続編が楽しみ。
もうこれ以上傷つかなくて済むようにと暗示をかけてすべての記憶を消した瀬名先輩。最終章は読み終わるまで涙が止まらなかったです。『泣けるSNS』と拡散された瀬名先輩が投稿していたアプリの履歴や忘れていた記憶が走馬灯のように脳内を駆け巡って思い出すシーンなど。最後、瀬名先輩が琴音のことを思い出して本当に良かった。瀬名先輩との連絡が途絶えた後、ずっと琴音の傍にいてくれた友達想いの村主の存在も忘れてはいけない。
一般的によく思われていない死神、貧乏神、疫病神のイメージが変わりました。最後まで読んで最初に出てきた死神が巡って最後を締めくくるのが予想外でした。文庫限定書下ろし「御蒔け・迷う山の神」の話にあの子が出て来て、死神が貰った名前も判明。
感想文・コメントは拙いですが、よろしくお願いします。
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漫画はぼちぼち。ライトノベルやライト文芸、BLまで何でも読みます。読むジャンルは恋愛(ラブコメ、切ない系、純愛) 、アオハル、ファンタジー(中華、和風、現代、タイムリープ系、転生もの)、オカルト、飯テロ、主従関係など
■今、一番のお気に入りのライトノベルシリーズ
★彼女×死
★義妹生活
★茉莉花官吏伝
★後宮星石占術師
★あした、裸足でこい。(はだこい)
★千歳くんはラムネ瓶のなか(チラムネ)
★悪役令嬢は夜告鳥をめざす
★嘘つきリップは恋で崩れる
★レプリカだって、恋をする。(レプリコ)
★十三歳の誕生日、皇后になりました。
★世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。(あま俺)
■今、一番のお気に入りのライト文芸シリーズ
★月華後宮伝
★交換ウソ日記
★傷モノの花嫁
★結界師の一輪華
★ケーキ王子の名推理
★アウレスタ神殿物語
★泣ける四季シリーズ
★ぼんくら陰陽師の鬼嫁
★転生義経は静かに暮らしたい
■今、一番のお気に入りのコミックスシリーズ
★ショタおに
★君には届かない。
★アオハル荘へようこそ
★二度目の恋は、早水くんと
★カードキャプターさくら クリアカード編
★Fate/stay night[Unlimited Blade Works]
★悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。~最上級ランクの悪役さま、その溺愛は不要です!~ (あくまな)
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天神屋=湯婆婆の湯宿のイメージで確かに自分も読み進んでいたような気がします。 実写ドラマ化されたら面白そうだと思うのですが