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2024年3月の読書メーターまとめ

tomi
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感想・レビュー
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ナイス
1214ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 轟直人

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tomi
東雅夫による「鬼」をテーマにしたアンソロジー。『雨月物語』の「青頭巾」、『今昔物語』、『古事記』の伊邪那岐の黄泉降り等、同じテーマの複数の作品が並び、「黒塚」(安達ヶ原の鬼婆)をテーマにした作品では倉橋由美子、中井英夫、手塚治虫がそれぞれの作風で描く。冒頭の泉鏡花「鬼の角」は豆撒きで追い出された鬼が丁稚小僧にぶつかった拍子に角を落とし、角を失くした鬼が平和的になり、拾ったご隠居が凶悪になるドタバタが可笑しい。三橋一夫「鬼の末裔」は大江山の鬼退治の伝説が現代へと繋がる、真相はそうだったかもしれない奇談。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

tomi

おはようございます。夜勤二日目終了です。今夜も夜勤ですが、雪予報が出ています❄ 写真のクリスマスローズは池袋西武屋上にて。この色、欲しい。

おはようございます。夜勤二日目終了です。今夜も夜勤ですが、雪予報が出ています❄ 写真のクリスマスローズは池袋西武屋上にて。この色、欲しい。
tomi
2024/03/05 16:53

瓔さん、育てているんですね!品種名付きのクリスマスローズは高級品種ですね✨

瓔
2024/03/05 18:09

白色のも育ててるんですが、名前を忘れるという…お粗末さ😅

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

tomi
東雅夫による「鬼」をテーマにしたアンソロジー。『雨月物語』の「青頭巾」、『今昔物語』、『古事記』の伊邪那岐の黄泉降り等、同じテーマの複数の作品が並び、「黒塚」(安達ヶ原の鬼婆)をテーマにした作品では倉橋由美子、中井英夫、手塚治虫がそれぞれの作風で描く。冒頭の泉鏡花「鬼の角」は豆撒きで追い出された鬼が丁稚小僧にぶつかった拍子に角を落とし、角を失くした鬼が平和的になり、拾ったご隠居が凶悪になるドタバタが可笑しい。三橋一夫「鬼の末裔」は大江山の鬼退治の伝説が現代へと繋がる、真相はそうだったかもしれない奇談。
が「ナイス!」と言っています。
tomi
講談社文庫版「第二怪奇小説集」を改題して復刊。その元になった作品集が「遠藤周作ミステリー小説集」。日下三蔵氏が解説で「遠藤周作の中では、「奇妙な話」「怖い話」「面白い話」は同じところにカテゴライズされている」と書いているとおり、この巻ではホラー、怪奇小説色は皆無だが、ミステリーやサスペンスとしては秀逸。小説の代作をめぐるミステリー「偽作」、素人研究者が研究にのめり込んだ末に道を踏み外す「憑かれた人」、TVディレクターがヤラセを目論んだが…「娘はどこに」など人間の怖さや弱さを描いた作品が多い。
が「ナイス!」と言っています。
tomi
サボテンを含めた多肉植物約800種を収録。1ページ4種類でシンプルな解説付き、最近出た図鑑ではマニアックな種類中心に収録した「決定版多肉植物図鑑」(NHK出版)に対して、普及種を中心に収録されていて実用性が高い。それでも漏れている普及種も多いですが、一般に流通しているものだけでも数千種という深い沼なので、仕方がないところ。
が「ナイス!」と言っています。
tomi
実話怪談ものから始まる15の短篇集。怪異を扱った作品は少なめだが、ミステリアスな話やコミカルな狐狸庵モノの延長のような話、えっ?というオチのある話など、エンタメとして面白い作品揃い。昭和30年代の週刊誌連載で、当時の世相や戦争の影を感じさせる作品も多く、戦地でのいじめの復讐を描いた「初年兵」、シベリア抑留での出来事をテーマにした「鉛色の朝」が特に秀逸。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/24(5390日経過)
記録初日
2009/01/05(5590日経過)
読んだ本
2071冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
458842ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1553件(投稿率75.0%)
本棚
10棚
性別
年齢
55歳
血液型
A型
職業
販売系
現住所
群馬県
自己紹介

2008年の秋から読んだ本を記録しています。それ以前に読んだ本はあやふやのため登録していません。
読書の出発点は中学時代から読み始めた北杜夫。高校では太宰治に嵌まりました。
若い頃は芥川、中島敦、内田百閒、坂口安吾など日本の近代文学が中心で、新しい作家も筒井康隆、井上ひさしらベテラン作家を読むぐらいでした。
次第に現代作家の作品をジャンル問わずに読み始めてからは、読むスピードが遅いので読みたい本がなかなか読めないのが悩みです。
現代の好きな作家は川上弘美、津村記久子、綿矢りさ、村田沙耶香、今村夏子ら女性作家が多めです。


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