重量1474グラム、2段組1370頁の橋本治「人工島戦記」を少しずつ読んでます。登場人物の父母が全共闘世代設定が面白い、というのが今半ばまで読んだ感想。その後の現代史がたのしみ。写真は一昨日の新国立劇場の田中泯坂本龍一高田史郎のアートイベント渋かった〜2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:935ページ ナイス数:284ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/279835/summary/monthly/2024/3
オネエ言葉の治ちゃん節によるエッセイ集。萩尾望都大島弓子倉多江美山岸凉子美内すずえに谷岡ヤスジを天才って言ってたのは治ちゃんだったか。ひさうちみちお植田まさし大友克洋永井豪に手塚治虫。まだ読んでなかった「アドルフに告ぐ」は早速にも読まないと…80年代はシンプルだった。それより「ラブレターの書き方」は参考になる。好きです… 1回じゃダメ、2回書かないと。
となって、最終的に「みんながしてるようにしないと社会の負け組になってしまう」という考え方がしっかり根付いてしまう…まさに。そうならずに、ブレずに自分自身の展開を目指せるようになるために、本来の知性を鍛える、もっと考えることでしかない。
1993年の大学生、の親世代が学生運動をやってて、そのまた親世代は大正生まれで…と登場人物も家庭環境、住むまちの地理、歴史の設定がとにかく細かい。というか設定がほぼ全てのような小説。設定だけでも十分面白いのは、今の日本の縮図をイメージした描き方が上手いからなんだろう。一人ひとりが自分の時代を生きている。
現代人の状況の解きほぐしが読み応え、真骨頂。例えば「…ぼんやりしていれば〝主役〟である。だから、エラソーな自分を保持していたいのだったら、他との関わりを避けてぼんやりとしていればいい」「〝男と女の違い“はいくらでもあるが、その最大のものは〝観念“なるものの扱い方であろう…男とは、自分の観念の中に自分の現実を発見する…できなきゃ、「ボーとしていてつまらない」…出来れば「目がキラキラ輝いて嬉しい」…男達にとって、観念とは夢…麻薬…酒であり…自分で観念を構築出来なくなった時、男は本物の酒やドラッグに手を出す…」
読書傾向は4方向くらいに分類されるみたいです。ほぼ通勤の友ですので積読本が消化できない傾向ですがー。
① ザックリ、映画鑑賞の副読本
② ザックリ、美術関連書
③ ザックリ、旅行関連書
④ ザックリ、21世紀に生きるための教養文学
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オネエ言葉の治ちゃん節によるエッセイ集。萩尾望都大島弓子倉多江美山岸凉子美内すずえに谷岡ヤスジを天才って言ってたのは治ちゃんだったか。ひさうちみちお植田まさし大友克洋永井豪に手塚治虫。まだ読んでなかった「アドルフに告ぐ」は早速にも読まないと…80年代はシンプルだった。それより「ラブレターの書き方」は参考になる。好きです… 1回じゃダメ、2回書かないと。