読み終えた時、「嘘だろ！」と確認何回かしたけど、それはともかく文体がとにかく優しくて違和感なく読み進めることができました。

「爆笑」というには悲惨な事件や実例が多く、考えさせられました。

１作目を読んだ後に「これを映像化できるとは思えない」と思ったワタクシと映画見て「これを文章化できるとは思えない」と言った嫁さんが同じ作品のことを言っていたことを思い出す。この方の文章は細かい点まで思弁を進めていて非常に面白い。

「U-25短歌選手権」若手の感覚が面白い。

ＣＳＩ的な話を想定していたのだが、半分以上著者の自伝的な要素が含まれていた。だが、それが面白く小説を読んでいるような感覚。科学捜査の面白さと共に認知バイアスを含まない捜査の大変さがよく分かりました。

それぞれの作家さんたちが楽しんで書いているのが良く分かる。未読の「銀河英雄伝説」を読みたくなる一冊でした。

もらいもの。自分ではあまり手にしない作家さんなので、こういう本をいただくと嬉しい。京都人の心象風景が良く分かりました。

カフカというテキストの解体が個人的には好み。不条理の感覚をミステリで味付けしたというテイが良い。

「目玉焼き」「桜でんぶ」が好み。

「かつ煮」「揚げもの」が好み。

このシリーズは面白いが、読む側に緊張を与える。悲惨に包まれた世界の中で、終章の手紙が心に響いた。

レクチャーに登場する8人の講義と「現実」に対する「定義」が面白い。読んでいていろいろと考える事多し。

久し振りに読み終わるのが惜しいと思ったお話でした。

あんまり似てないなーと思いつつ、いろんな芸人さんたちの日常が垣間見えるのが楽しい。若干すべるのはご愛敬。

日本酒造りのプロセス、登場人物たちの心情を丁寧に描いている処が読みどころ。次巻への引きも旨い。

どんどん外挿していく世界征服方法の妄想が素晴らしい。

読み終えた時、「嘘だろ！」と確認何回かしたけど、それはともかく文体がとにかく優しくて違和感なく読み進めることができました。

破壊力が半端無く、呆然自失。

ううみゅ、雰囲気はあるんだが今一つ馴染めなかった･･･

こうして改めて経緯を眺めてみると多くの幻想と未来を見つめる眼の欠けている思惑が浮かび上がってくる。

三部作の最後にふさわしい（あるいはとんでもない）作品。後半はつらさを感じつつ一気に読み進めてしまいました。出会えて良かった、と思える作品でした。

最前線の話題とSFが並んでいるのが壮観。個人的には「forget me, bot」「チェインギャング」が好み。