とても良く書けたルポルタージュだと思う。母と娘の人間性や背景、それぞれに正義があることが感じられる。ここまでのことにはならないにせよ、こんな呪縛や牢獄は、日本国中いろんな家族に多かれ少なかれあるんだろう。親子関係とは難しいものだ。加害者の人生が今後いい方向に行くことを祈る。

ペットビジネスの話がとても刺さる。今作もどの作品も飽きずに読ませてくれる。読みながら、巷で起こるニュースや社会問題を詳しく教えてくれ、興味深い。また次回作も読むと思う。マコトやタカシがいくつの設定なのか、長く続いていると分かりにくくなってきたのが難点。35歳くらいかな？

とても良く書けたルポルタージュだと思う。母と娘の人間性や背景、それぞれに正義があることが感じられる。ここまでのことにはならないにせよ、こんな呪縛や牢獄は、日本国中いろんな家族に多かれ少なかれあるんだろう。親子関係とは難しいものだ。加害者の人生が今後いい方向に行くことを祈る。

定年前後のいろいろなことについて、歯切れよく言い切って主張してくれて分かりやすい。あまり目新しいこともないけど、ある意味確認になったような気がする。成仏、というのは、思い当たることがある。会社人間はなかなか抜けきれない。繰り返し繰り返し、自分に言い聞かせるしかないのだろうと思う。がんばろう。

経済評論家の故山崎元氏推薦ということで読んでみた。ほぼ氏の主張されていることと重なる内容ではあったが、知識を整理する上で参考になった。アメリカと日本では制度や株の動向が違うので丸々そのまま使えるわけではないが、首肯できる主張だと思う。途中から「父が娘に」という視点での書き方ではなくっている気がする。でも、いい本。

最近の作者の作品は、お金やDVの心配はなくなったものの、忍び寄る老いや病の様子を、コミカルに、でも印象深く書いていてなかなか読みごたえがある。私小説的だから、最後どうなるのか、気になって続けて読んでしまう。娘さんのトラブルがあったが、これは次回作弥次次回作に出てくるのかな。不謹慎だが、作者がどんな風に書くのか、楽しみだ。

基本的に著者のこれまでの本と同じような主張がされているが、読みやすい文章でコンパクトにまとめられていてよかった。高齢者がポジティブに生きていける考え方が書かれていて、そういう意味でも好感が持てる。また著者の本を読みたいと思う。

実用書なので通読して面白いものではないが、グッズのカタログ的に参考になった。意外と用具の種類別にどこのメーカーがいいか、ネットには出ていなかったりするので。私はオートキャンプを主にやってきたが、これからULキャンプもしてみたくなった。

大学と関わる仕事をしているため、大変参考になった。確かに規模も設置主体も違う大学という組織は、一言でくくられるものではなく、個別に異なる中身を持つものだということが説明されている。また、大学職員は人気の職種だというのはこの本で初めて知った。しかし、これから先は少子化もあり楽観視できないと思う。筆者の考えも示されており、読んでいてためになった。