供述パートが凄惨。尊厳が破壊されて人が人ではなくなっていく状況がきつい。刑事コンビの島本と九条の区別が全くつかずちょっと混乱したのでもう少し性格や口調に個性をつけてくれたら嬉しかった。聖子と辰吾が可哀想で、なんとかならんかな～でももう戻れないんだろうなというのが悲しい。

『相対性』見たことある絵だけど登場人物たちに法則があることを初めて知り興味深かった。『レカミエ夫人の肖像』超薄着なトレンドファッションのせいで命を落とす女性達。美への執念っていつの時代もすごい。でもみんな体調の方を優先してほしい。『巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女』すごく嫌な感じが感覚的に伝わってきて迫力がある。

供述パートが凄惨。尊厳が破壊されて人が人ではなくなっていく状況がきつい。刑事コンビの島本と九条の区別が全くつかずちょっと混乱したのでもう少し性格や口調に個性をつけてくれたら嬉しかった。聖子と辰吾が可哀想で、なんとかならんかな～でももう戻れないんだろうなというのが悲しい。

映画から。知ってる単語が見たことない言葉使いで綴られているのが新鮮。たまによく分からない想像しきれない箇所があるが日本語の気持ちよさがそこを補って面白い。木と真摯に向き合う立場に長年身を置いた棟梁たちの木材への解釈とか、作者本人の木への愛着とか、私にはない目線が読めた。気持ちの表現の仕方が好き。テトラの話と木材が新人大工を育てる話が特に良かった。