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2024年3月の読書メーターまとめ

Takao
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感想・レビュー
9
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24ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Takao
2004年2月29日発行(初版)。著者の名は『季刊人間と教育』の連載で知っていたが、絵本に関する多数の著書があることは知らなかった。本書は「明日も生きていこうと思える」絵本の紹介。紹介されている101冊のほとんどを知らず、絵本の世界の奥深さを感じた。どれも読んでみたいが、特にジャック・ゴールドスティン『おなじ星をみあげて』(P194)は読んでみたい。入手可能なものは全部買いたい衝動が…。次は、こどもの本400冊が紹介されているという『絵本・子どもの本総解説』を読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
9

Takao
2021年8月25日発行(初版)。特集は「保育の中のジェンダーを問う」。「セクシュアリティの多様性」の社会的な認知が進む中で、保育現場でも考えていくべき問題が多くある。何をするにしても保護者の理解は欠かせないことから、性急な変化には消極的だが、変わらなくてはならないことは確かだ。そもそも保育自体が、安価な女性労働に頼っている。これこそジェンダー問題ではないかと思うが、本書を読んで、オムツ替え、着替え、トイレ、等々、子どもたちが生活の全てを過ごす保育園内で、この問題を考える必要があることを改めて痛感した。
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Takao
2020年6月25日発行(初版)。ちょうどコロナが広がり、保育園でも保護者に休園要請が行われていた頃かなぁ。特集テーマは「『無償化』の今を知る」。2019年10月から始まった幼児教育の無償化。保育料が「無償」になったのは3歳児から、決して全ての子どもたちではない。おまけにそれまで保育料に含まれていた給食費を保護者から徴収することになった。伊藤周平氏、松下丈宏氏の論考から、「無償化」の背景・(政府の)論理を考えることができた。箕輪明子さんが基調報告的に無償化の背景や問題点を報告された座談会も面白く読んだ。
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Takao
2017年8月25日発行(初版)。特集は『保育所保育指針』『幼稚園教育要領』。保育園に勤務するようになり厚生労働省編『保育所保育指針解説』を渡されたが、批判的な意見を聞くことがないまま4年が過ぎた。本書は2017年に改定(改訂)された「指針」「要領」を批判的に論じたもの。保育関係者からの批判を読むことができてホッとした。保育士試験でも出題され、徐々に浸透していくことを危惧する。特別連載「震災と保育」では、震災後の福島から避難した子どもたちの作文を紹介した、白木次男「『表現』がつながりを紡ぐ」が胸に沁みた。
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Takao
2024年2月25日発行(初版)。特集は「こども家庭庁・こども基本法とこれからの保育を問う」。特集テーマと同名の大宮勇雄氏の講演と座談会を収録。講演を赤線を引きながら読んでみた。「社会や政治のあり方に根ざした深刻な問題は脇に置いて、子どもに直接関わっている人が問題だ」という打ち出し方が問題だ、という部分に早速線をひいた。今起こっている問題を「再生産とケアの危機」と捉えていることにも触発された。また、子どもたちを「自立した個人」と捉えていることの問題点も了解した。そうそう簡単に「自立」できるものではない。
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Takao
2004年2月29日発行(初版)。著者の名は『季刊人間と教育』の連載で知っていたが、絵本に関する多数の著書があることは知らなかった。本書は「明日も生きていこうと思える」絵本の紹介。紹介されている101冊のほとんどを知らず、絵本の世界の奥深さを感じた。どれも読んでみたいが、特にジャック・ゴールドスティン『おなじ星をみあげて』(P194)は読んでみたい。入手可能なものは全部買いたい衝動が…。次は、こどもの本400冊が紹介されているという『絵本・子どもの本総解説』を読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
Takao
1976年12月10日発行(1982年3月15日、第6刷)。初版単行本は1959年9月末に、日本評論新社から「科学ノート・人間の解明」シリーズ第4巻『行動する人間』として刊行されたという。実に64年前の発行。高校社会科に「現代社会」が登場し、文化人類学について参考にしようと、この文庫本を求めた記憶がある。現役教員時代は通読できずあまり活用はできなかった。通読してみて、人類学や心理学などの話が多く、イメージしていた内容とだいぶ異なった。著者は2012年12月に逝去。
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Takao
2018年11月10日発行(2019年1月31日、第2刷)。保護者からみた療育(1章)、職員からみた療育(2章)、3歳までのていねいな親子支援の取り組み(3章)、親子が安心して次の場に向かうことができるように支援する「移行支援」(4章)、自治体の仕組みづくり(5章)、この間の国の施策動向と全通連の取り組み(6章)という構成。前半は療育に関わる保護者や職員(理学療法士、作業療法士保育職員)などの報告。具体的なケースが述べられていてわかりやすかった。後半の制度・仕組みを十分理解できていない自分に改めて気づく。
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Takao
2024年1月22日発行(初版)。40年前の本ばかり読んでいる私にしては珍しく新刊。ネットで本書を知り、Amazonを使わずに求めた。夏は暑く、冬は寒い家に住んできた私。そんな人たちもきっと大勢いることだろう。暑さ寒さを我慢する「省エネ」ではなく、それは人権問題だという発想に改めて頷く。本書を読んで頷くことが多かった。私にとっては「発想の転換」なのだが、すでに欧州では社会の「常識」になっているという。40年前に建てられた実家の窓を全て交換するリフォーム中だが、もう少し早く本書に出会っていればと悔やまれる。
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Takao
1969年7月25日発行(1971年9月20日、第11刷)。著者は京都大学哲学科出身の園原太郎(京都大学・心理学)、京都大学医学部出身の黒丸正四郎(神戸大学)。NHKで1966年4月から2年間放送された番組をもとにしている。55年前の出版なので、「古さ」を感じさせられる部分は多いが、55年経っても変わらぬ子どもの発達が「科学的」に記述されている。小学校入学前の6年間のうち、その多くを新生児期と乳児期の記述に割いており、そこから「母と子の世界」「なかまの世界」「知恵の世界」「感情の世界」と続く。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/26(4108日経過)
記録初日
2013/02/11(4092日経過)
読んだ本
1646冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
310448ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
1592件(投稿率96.7%)
本棚
14棚
性別
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