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2024年10月の読書メーターまとめ

よっちぃ
読んだ本
8
読んだページ
2612ページ
感想・レビュー
8
ナイス
47ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

よっちぃ
ネタバレ主人公はひたすらよく分からないやり方でもがいている。綿谷ノボルに激昂したり井戸の底に降りてみたりそれを笠原メイに邪魔されたり。加納クレタを抱きしめてるのを笠原メイに詰められるくだりは正論過ぎて笑ってしまった。「村上春樹作品の主人公なんだしそれくらいするだろ」という風に流してしまった自分にも気づけた。さらさらとページは進むけど物語は進んでいるような進んでいないような。あちこちでここまでのキーワードを拾っているような拾っていないような。第三部でどうまとまるのか楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

よっちぃ
ネタバレ改行を多用した文体、どことなく西尾維新を彷彿とさせる語りや掛け合いがノイズとなってトリックの衝撃に集中できなかった感がある。それらしい事を言って「嘘だけど」は割と好きな言い回しだった。絶望、暴力、叙述トリックあたりがこの著者の特色なのかもしれない。 まーちゃんとの掛け合いがもう少し面白かったら良かったかも。登場人物の中だったら刑事さんが一番好きかなぁ。これで終わりなのかと思いきやシリーズ化しており、続刊がある模様。ずっと浸っていたい世界観ではないので、またほとぼりが冷めたら続きを読んでもいいかもと思った。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレ論理的思考に陥りすぎて論理的・合理的でも無いものを受け付けないような人物がフィクションで描かれることは少なくないが、本作のヒロインのように主人公のために(皮肉は言うけれど)嫌な素振りを見せず噛み砕いて説明し、自分の理解ができないこと(新しい考え方)に対しても興味を持てるタイプは珍しいように思う。相手への経緯がある。対して主人公も数学への拒否反応を示すもののきちんと数学に向き合って素直に吸収して活用している。数学が好きな自分だからか両者どちらの気持ちも分かった。数学の美しさや楽しさがわかる楽しい内容だった。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレシリーズ4作目。読みやすい文体に反して人の汚さや醜さ、恐ろしさやおぞましさを骨を通じて垣間見る本シリーズ。今回は安定の衝撃事実はあったものの、ほっこりするようなシーンがいくつかあったことを鑑みると、幾分かマシであったかもしれない。櫻子さんの過去の一端が開示されたり、裏に確かに存在する黒幕がまたしても示唆されたり。前作ラストで主人公と距離を置くような発言があって続きが気になっていたが思っていたよりは悪くなっていなかったようで安心。何だかんだ関わった人たちを大切にしている櫻子さんが描かれていたのも良かった。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレ本著者作品は初めて読む。意外な結末の小説として紹介されていたため手に取った。平和な空気が流れていたが一変して狂気の世界が始まる。こういう復讐物はうまくいかないことが多いと思っていたが本作はサクサク進む。復讐相手を調べあげる過程がなかったように思うのでそこが気になった。可愛い表紙と希望を感じるタイトルからのグロ展開に衝撃を受け、ひたむきに復讐に没頭する主人公をなんとなく応援し、最後に主人公とある人物の正体がわかる。完全に読む人を選ぶ内容。先が気になるけど読んでて心地よくはない。購入したがおそらく再読はない。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレシリーズ第3部最終作。戦争に纏わる様々な悲惨な話を交えつつ、村上さんお得意のあちらの世界を通じてクミコを取り返す話……とまとめてしまっていいものか。登場人物みんな変。ノーマルなのは間宮中尉くらいか。クミコやマルタ&クルタには会わずに終わるのだろうなと思っていたら案の定であった。あざは時が来たら無くなると思ったが、まさか井戸の水が復活するとは。来なくなってしまっていたシナモンが助けてくれて良かった。何とか収まるところに収まって良かった。3作目の主人公は自ら動いていたため動きがあり、楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレ主人公はひたすらよく分からないやり方でもがいている。綿谷ノボルに激昂したり井戸の底に降りてみたりそれを笠原メイに邪魔されたり。加納クレタを抱きしめてるのを笠原メイに詰められるくだりは正論過ぎて笑ってしまった。「村上春樹作品の主人公なんだしそれくらいするだろ」という風に流してしまった自分にも気づけた。さらさらとページは進むけど物語は進んでいるような進んでいないような。あちこちでここまでのキーワードを拾っているような拾っていないような。第三部でどうまとまるのか楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレねじまき「島」かと思っていたら鳥であることを知った。色んな人が無職となった主人公に関わってくる。不思議な空気を纏わせて物語は進む。サラサラと流れる印象だったのにラストの間宮中尉の話で一気に重い話へ。本田さんの超能力と加納マルタの超能力には関係があるのか、本田さんが主人公に形見として残した化粧箱の中身が空だったのはなぜなのか、ポルノテープ電話女は電話以外の接触を図ってくるのか、加納マルタに依頼した猫の捜索は無事終わるのか。現在気になっているのはこのあたり。明確な答えが出されることなく終わる予感はしている。
が「ナイス!」と言っています。
よっちぃ
ネタバレ桜庭一樹の代表作のひとつ。いつかは読もうと思っていた。砂糖菓子という可愛いイメージやライトノベルというジャンルにはそぐわない重たい内容。さすがであった。 藻屑の世界観は自分を維持するために必死に作ったものだとわかってからは読み進めるのがしんどくなる。さすがの桜庭一樹である。冒頭に結末は描かれているし犯人もほぼわかっている。なのにどう進むのかが気になる。そんな作品。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/28(4319日経過)
記録初日
2013/01/29(4318日経過)
読んだ本
572冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
161521ページ(1日平均37ページ)
感想・レビュー
232件(投稿率40.6%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
自己紹介

電子書籍と図書館利用がメイン。マンガはたくさん読むものの、登録するとキリが無いので登録せず。アウトプットの意味合いも込めて必ず感想を投稿。

興味のある本だけだと偏るので芥川賞、直木賞、本屋大賞等の受賞作も読みます。

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