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12月の読書メーターまとめ

mittsko
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感想・レビュー
8
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97ナイス

12月に読んだ本
8

12月のトップ感想・レビュー!

mittsko
学生さんにすすめられ読んだら、当たり!(*´ω`*) 全頁しっかり読めた、面白かった、とてもためになった。タイトルは軽佻浮薄な印象を与えるかもしれないが、決してそうではない。厳密な思考を「私たちの実感に即した生きた哲学」へと繋げる、言い換えれば「私たちの言葉で哲学する」べく、Jポップ(とくにその歌詞)が素材に選ばれているのだ。そしてその目論見は見事に達成されている。ぜひ多くの方に手に取っていただきたい、疑いない良書です…(。・ω・。) ボクは今後、授業の参考書に必ずあげようと思います
mittsko
2018/12/19 17:38

(筆者個人というより、哲学なるものに沁み込んじゃってるマッチョさ… これが前景化しているとしたら 実に、実に惜しいのだ…(´・ω・) そういうとこをガラガラっとやっちゃってほしいのだ…)

mittsko
2018/12/19 17:39

某大先生に寄せて「現に生きてること」はたしかに哲学の根本条件だけど… それよりも根本的なのは「産み落とされて、ここまで大きくされたこと」ですよね…(´・ω・) 他人も皆そうですしね… 「独りで大きくなったつもりか!」ってやつですよ

が「ナイス!」と言っています。

12月のトップつぶやき!

mittsko

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書) >> 論理実証主義者「そのとおりです。我々は、ウィトゲンシュタインの方法によって、実際にすべての哲学的問題は消え去ったとみなしております。もっとも、そこに多少の議論の余地があることは認めますが……」(29頁)

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12月の感想・レビュー一覧
8

mittsko
非常に面白かった。卒論指導で学生さん用に探し当てた一冊、思わぬ収穫(*'▽') 原書は09年の英語版、米国の日本研究者で、日本語に堪能な著者自身が訳業にふかく携わったとの由。かなり高度に理論的な第一章を終えると、日本の妖怪の歴史が江戸初期から20世紀末まで一挙に語られる。つねに姿かたちを変え、固定化した分節も本性ももたないものとしての妖怪、各種ネイション言説にそれを収めてきた日本史、それを現代人として言葉に収めようとする妖怪研究者の営為… 理論的・方法論的に明確なこの枠組みゆえ、切れ味ばつぐんの論述です
mittsko
2018/12/21 17:46

「私の目的は、以下の問題を探求することである――妖怪は日本の歴史のなかでどのように理解され、また解釈されてきたのか。妖怪は日々の実践においてどういった役割を担っていたのか。妖怪を記述し、説明し、否定し、愛しむ学術的言説はどのように形成されてきたのか」(同)

mittsko
2018/12/21 17:52

「本書で論じる四つの歴史的契機において、妖怪の異界は、国[ネイション]を創造するやり方において重なり合っている――江戸時代におけるさまざまな伝承の収集統括、明治時代における超自然の排斥、戦間期における消えゆく慣習の保存、二〇世紀終わりから二一世紀初めにかけての妖怪のノスタルジックな商品化――。本書は、正面からネイションの問題に焦点を当てるわけではない。しかし妖怪の物語は、非在の現前として、日本文化史のヘゲモニー的なナラティヴを補強するものである」(同52頁)

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mittsko
知らないことばかり、大変勉強になった!(; ・`д・´) あえて「日本哲学」を明確に定義せず、日本の思想・文化・宗教が海外でどのように紹介・研究されてき、されているか、次々に語られる。16人による報告はフランス語圏、英語圏、スペイン語圏、イタリア語圏、ドイツ語圏、中国語圏の六つに整理され、最終章に収められた三つの論文があらためて「日本哲学とは何か」「哲学とは何か」を論じる。紹介される領域は広いが、京都学派哲学、禅への言及がとくに多くなるのは不可避。印象的なのは、言語の壁、ゆえの翻訳の重要性でありました
mittsko
2018/12/21 16:06

「われわれが哲学の諸形態について考える際に用いる先天的形式を見抜く洞察力は、世界哲学の出発点となるのではなく、結果としてもたらされると私はいいたい。後で考えてみれば何がわれわれにそうさせなかったのかがわかるのは、伝統的にいって、非西洋的哲学の諸形態が、われわれが哲学を定義するいつもの方法の中に彼らの方法を見いだしたときのみである」(同335頁)

mittsko
2018/12/21 16:09

最後のハイジック先生の論文、その名調子だけでもぜひ読んでいただきたい…(; ・`д・´) 注込みでわずか13頁のものですから!

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mittsko
学生さんにすすめられ読んだら、当たり!(*´ω`*) 全頁しっかり読めた、面白かった、とてもためになった。タイトルは軽佻浮薄な印象を与えるかもしれないが、決してそうではない。厳密な思考を「私たちの実感に即した生きた哲学」へと繋げる、言い換えれば「私たちの言葉で哲学する」べく、Jポップ(とくにその歌詞)が素材に選ばれているのだ。そしてその目論見は見事に達成されている。ぜひ多くの方に手に取っていただきたい、疑いない良書です…(。・ω・。) ボクは今後、授業の参考書に必ずあげようと思います
mittsko
2018/12/19 17:38

(筆者個人というより、哲学なるものに沁み込んじゃってるマッチョさ… これが前景化しているとしたら 実に、実に惜しいのだ…(´・ω・) そういうとこをガラガラっとやっちゃってほしいのだ…)

mittsko
2018/12/19 17:39

某大先生に寄せて「現に生きてること」はたしかに哲学の根本条件だけど… それよりも根本的なのは「産み落とされて、ここまで大きくされたこと」ですよね…(´・ω・) 他人も皆そうですしね… 「独りで大きくなったつもりか!」ってやつですよ

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mittsko
エリアーデ=荒木美智雄宗教学を奉じ、強い「宗教学者」アイデンティティを持つ筆者による、異文化/異宗教的な他者理解/誤解、ないしは「ディアレクティケー」の研究書(博論の加筆修正版)。前半は17世紀を軸に、スペイン王国とカトリック教会によるアンデス地域(現ペルー辺り)を、後半は同地域の現代を、夫々取り上げる。前者では偶像崇拝、悪魔、魔術と名指されたものへの弾圧の局面が、後者ではそれへの先住民による批判的応答、創造的な主体性の発揮の局面が主題化されている。理論と構成に個性がひかる宗教史記述の力作(。・ω・。)
mittsko
2018/12/18 18:02

「同一の対象[ここではとくに、ある洞穴]に対して、聖なるものの顕れ[ヒエロファニー]を体験する人もいればそうでない人もいる。本論文における先住民とスペイン人との違いはそこにある。この違いは何に起因するのだろうか。彼らの宗教的あり方の相違がこの違いの原因であると考えるならば、それぞれの宗教はどのような形態を持つものなのか、それが問われなければならない」(10頁)

mittsko
2018/12/18 18:09

「顕現の宗教は、宣言もしくは宣教の宗教に比べ、より根源的なのであり、後者は前者よりもより2次的なのである。つまり、聖なるものの現象の学ではなくて、人間の聖なるものに対する解釈の額が中心となる。もちろん、実際の研究においては両方の方向性が等しく重要な価値を持つのであるが、宗教現象として見た場合、「宣言」は「顕現」のは生物に過ぎないのである(しかも、「宣言」はユダヤ・キリスト教に限らず、「顕現」の宗教にも存在する過程である)」(26頁)

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mittsko
下巻、あっという間に読み終えた(*´ω`*) 描かれるのは、40代からいよいよ建築家として歴史に現れ100歳で死没するまでの期間。旧友ハサンをはじめ親しく交わったり恩義を得たりした人たちと次々と死に別れるなか、世界史上にのこる驚異的な建築を雨あられのごとく手がけていくシナン。その数、なんと四百余り! ロマンあふれる歴史物語でした! なお、折り返し地点の下巻冒頭に、もう一度、歴史記述と歴史小説のあいだを往復するテクストが欲しかったとボクは思いましたが、これは行き過ぎた要求でしょう。おススメの一冊です!
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mittsko
ゲイボーイ、売春婦、貧困者、醜女、不良、身体障碍者、ヤクザ、小人、路上生活者、ホステス、賊民らの姿を、彼らと同じ目線で撮りきり、この世の闇、影、地下の生命を活写した写真家・渡辺克己。本書は未公開作もふくめた死後出版。60年代から00年代まで、新宿とインドで撮られた写真を収める(インドの写真は肉薄度がやや劣るか)。写真に添え、自身の半生を語るインタビュー記事を再録し(原85年)、ナベカツ論9編も収める(うち最長のものは74年の寺山修司によるテクスト、最短は新宿ゴールデン街「しの」ママの木島三代子の挨拶文)。
mittsko
2018/12/13 17:42

「撮った浮浪者なんかそういうものに助けられて生きているんだみたいな。その辺でフッと気が抜けちゃったですね。自分の中で重荷みたいになっていたのが取れちゃって、また浮浪者を撮り始めた。そうすると同じ浮浪者だけを20年ぐらいズッと撮っているのがあったりして、だんだん元気なくなってきて、ヨイヨイになってくるところまで撮れちゃう。インドで見た輪廻みたいなものが、20年30年やっていくと見えてくるということが、インドで習ったことですね」(69-70頁)

mittsko
2018/12/13 17:45

「新宿に悪い奴なんかいねえなという感じで。哀しい人はいるなという気がした。/インドへ行くともうちょっと複雑で、カースト制度を見ちゃうとそういうのを越えちゃってるよね。日本で泣くような事があってもインドを見てしまえば、なんだ泣く事ないじゃないかという気がするわけですよ。それはなんていうんだろうね。/幅が広いんですね。新宿しか知らなければ、大変な所だなと思って見ていたんですが、インドへ行ったら百倍の人間の幅がある。それが自然の一つとして調和して生きているんですね」(同70頁)

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mittsko
16世紀オスマントルコ、壮麗王スレイマン大帝のもと、世界史を画する偉業を成した大建築家シナン(スィナン)を主人公とする歴史小説。上巻で描かれるのは、彼の少年時代から40代まで。小説の導入部、そこそこの紙幅を割いて、歴史実証主義と小説的想像力を往復する。著者の真摯な歴史意識が示され、感心安心して読める。そして助走がすめば、いつもの獏節が炸裂! リズミカルな文体で話が疾走していきます。すすめられて読んだ一冊で、大当たり。まさかこんなに明白な宗教小説であるとは予想してませんでした。面白かった(*´ω`*)
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mittsko
大変ダイナミックで刺激的な一冊! あちこちの頁に関心を巻き起こす言葉が散らばってます(。・ω・。) 京大人文研の共同研究の成果。編著者3名座談会、53のコラム、30冊ブックガイドで示されるのは、日本宗教史を再活性化し、大中小さまざまな規模で書き直そうという試みです。多くの中堅を含む老若の研究者がその目的のために集い、自らの目ざすところを端的に、鋭く提示してくれます。お得感だらけ。ただし編著者らが言うように、これは「中間報告」。まだまだ形にならないところも多く、これからに期待です。面白かった!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/11(3422日経過)
記録初日
2009/07/14(3481日経過)
読んだ本
492冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
147362ページ(1日平均42ページ)
感想・レビュー
475件(投稿率96.5%)
本棚
22棚
性別
血液型
A型
職業
その他
現住所
千葉県
外部サイト
URL/ブログ
http://lizliz.tea-nifty.com/
自己紹介

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【オールタイムベスト】(読んだ順)
① テリー・イーグルトン『イデオロギーとは何か』大橋洋一訳,平凡社,1999年.
② チャールズ・テイラー『今日の宗教の諸相』伊藤邦武/佐々木崇/三宅岳史訳,岩波書店,2009年.
③ 真木悠介『自我の起原―愛とエゴイズムの動物社会学』岩波書店,2008年.
④ アクセル・ホネット『物象化』辰巳伸知/宮本真也訳,法政大学出版局,2011年.

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