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2025年6月の読書メーターまとめ

garyou
読んだ本
6
読んだページ
1296ページ
感想・レビュー
6
ナイス
45ナイス

2025年6月に読んだ本
6

2025年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

garyou
長年読み切ることができずにいた本。なぜ最後まで読めなかったのかというと、おそらく恋愛というものの存在を疑うことがない歌ばかりだから、かなあ。短歌と恋との相性がいいことは認めるけれども。でも俵万智の歌にはいわゆる内在律のようなものがある。破調が少なくあっても不自然な感じが少ない。そこのところを跋で佐々木幸綱が書いている。
garyou
2025/06/29 23:55

例えば最初の歌の「ホテルカルフォルニア」だけど、この歌で車を飛ばすってありえる? それも海岸線を、だ。だって砂漠の中を走っていたら明かりが見えてそれが宿で、泊まったらそこから出られないって歌でしょ? と思うわけだが、この歌の評価は高い。「ホテルカルフォルニア」の知名度ゆえらしい。昔はこの点に反発を覚えたわけだが、結局、物事の本質よりも大勢がどう捉えているかの方が大事なんだな、と思うようになった。

が「ナイス!」と言っています。

2025年6月の感想・レビュー一覧
6

garyou
長年読み切ることができずにいた本。なぜ最後まで読めなかったのかというと、おそらく恋愛というものの存在を疑うことがない歌ばかりだから、かなあ。短歌と恋との相性がいいことは認めるけれども。でも俵万智の歌にはいわゆる内在律のようなものがある。破調が少なくあっても不自然な感じが少ない。そこのところを跋で佐々木幸綱が書いている。
garyou
2025/06/29 23:55

例えば最初の歌の「ホテルカルフォルニア」だけど、この歌で車を飛ばすってありえる? それも海岸線を、だ。だって砂漠の中を走っていたら明かりが見えてそれが宿で、泊まったらそこから出られないって歌でしょ? と思うわけだが、この歌の評価は高い。「ホテルカルフォルニア」の知名度ゆえらしい。昔はこの点に反発を覚えたわけだが、結局、物事の本質よりも大勢がどう捉えているかの方が大事なんだな、と思うようになった。

が「ナイス!」と言っています。
garyou
著者は俳句の作り方といった俳句入門のようなものは読まないのだという。そういう人はこういう句を作るのかもしれないなあと思いながら読み返した。「出アバラヤ記」の詞書(なのだろう)と句との組み合わせがやはりおもしろい。
が「ナイス!」と言っています。
garyou
万葉集が苦手だ。これを克服するには書いてみるしかない。そう思って六十日間ほぼ毎日このテキストの文字をなぞり続けた。なぞっている間はほとんど効果を感じなかった。ところがその後角川ソフィア文庫の万葉集を読んでみたら、以前のような抵抗を感じないではないか。するする読める。この本のなぞり書きをやったことは無駄ではなかった。土地土地にちなんだ歌を紹介していて、それぞれその地域の地図がついているものの、歌に出てくる場所がどこなのかわかりづらいのはなんとかならないのかなあと思った。
garyou
2025/06/23 23:30

「自分で書いてみよう。そうしたらなんとかなるのでは」というのは、学校に通っていた時分旧かなで書かれた書物を読むのが苦手で打開策として自分で書くようにしたらいいのではと思い立ち、旧かなで書くようにしたら読めるようになった過去があるからだ。いまでも個人的なメモなどは旧かなで書いている。ネットの世界には旧かな・旧漢字を忌み嫌う人々がいるからあんまり使わないけど。

が「ナイス!」と言っています。
garyou
映画に関する本はいつももどかしい。「この映画は素晴らしい」「あの映画を見なさい」と書かれていても、どうにもしようがないからだ。この本で紹介されている映画を見られる日がくるとはちょっと思えないし。自分は監督とかよくわからなくて、特に好きな俳優がいるわけでもない。でも「あの場面の絵が好きだ」とか「音楽の入り方がなんともいえない」という感じで好きな映画というのはあって、そういう風に映画を語るのもあるなんだなと思った。
garyou
2025/06/12 00:12

名画座についての批評はちょっと考えたことがなかった。いまだったらシネマコンプレックスのスクリーン一つくらいは懐かしの映画専用にするとかすればいいのにと思うが、それは午前十時の映画祭が担ったりしているのかな。午前十時といいながら午前九時とかもっと前から始まったりしてなかなか見られないのだけれど。

が「ナイス!」と言っています。
garyou
時折「子ども向けだろうか」と思うくらい平易な語り口で読みやすい。北欧神話は未履修だったなと思い手に取ったところ、ことのはじまりからいくつかの逸話を経てラグナロクまで描かれていて読んで正解だった。
が「ナイス!」と言っています。
garyou
短歌は詩なのかと訊かれたらはいと答えたい。そんな気にさせる歌集。短歌とは詠み手が自身のことを書いたものと受け取られがちでそういう点では私小説に近いところがあるのだが、でもそれだけじゃないよね。正直云うと「なにを云っているのだ?」と首を傾げてしまう歌も多いが、そういう歌が(「も」かな)好きなのだった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/23(5769日経過)
記録初日
2009/08/31(5792日経過)
読んだ本
1117冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
312988ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
1110件(投稿率99.4%)
本棚
0棚
外部サイト
URL/ブログ
http://garyo.txt-nifty.com
自己紹介

帰りの電車の中で読む程度。「自分は本が好きである」と信じ込んでゐた時期が長いので、それでもつい本を買つてしまふことしばしば。

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