2024年3月の読書メーターまとめ

読んだ本: 3冊

読んだページ: 645ページ

感想・レビュー: 3件

ナイス: 43ナイス

2024年3月に読んだ本
3

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2024/03/22
三四郎
- 夏目漱石
283
登録
738
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2024/03/13
パンの耳の丸かじり (文春文庫し 6-67)
- 東海林さだお
226
登録
209
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2024/03/02
アラジンと魔法のお買物 (ダ・ヴィンチブック…
- 嶽本野ばら
136
登録
314

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

更夜

2024/03/22

何度目かの再読。夏目漱石の中ではこの『三四郎』と『草枕』が好きです。『坊ちゃん』『草枕』は都会から田舎へと行くけれど、この物語の主人公、三四郎は熊本から東京へと出てくる。そして出会う「近代化の波にもまれる東京」三四郎は傍観者的な立場でそれを見守り、近代的なと言える女性、美禰子に好意を持つ。しかし、美禰子の真意は朴訥な三四郎にはわからず、都会がわからない田舎の象徴のよう。美禰子がとても魅力的に描かれていて、漱石のヒロインの中では一番のインテリかもしれません。

三四郎

夏目漱石

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
3

が「ナイス！」と言っています。

私は東海林さだおさんの丸かじりシリーズを集めているのですが、相変わらず東海林さだおさんの観察眼に驚きます。「山菜の喜び」では、特に美味ではない山菜になぜか喜んでしまうのは、かつて野草を食べていた原始の時代からの日本人のDNAなのではないか、にはなるほどぉ、と思うのでした。鋭くなるほど！ではなく、あ、そうねぇというゆるさはさだおさんの文章力のなせる技。

パンの耳の丸かじり (文春文庫し 6-67)

が「ナイス！」と言っています。

ロココとロリータをこよなく愛す野ばらさんの荻窪の１ルームの「野ばら城」にはこだわりの物がびっしり。シャンデリア、ロウソク燭台、天蓋付きベッド、鞭や鍵や時計のコレクション、トイレットペーパーはキティちゃん柄etc.自称「悪趣味の塊」の浪費に見えるが独自の審美眼にかなうものがあれば出費は惜しまない。美意識の塊でもある、壮大なる浪費を楽しむエッセイ。しかし、靴下は靴下屋の黒だけ、電化製品は可愛くないから持たないなど野ばらさんの価値観が時々、シビアなのが楽しい本。今の野ばら城はどんなでしょう。

アラジンと魔法のお買物 (ダ・ヴィンチブックス)

嶽本野ばら

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

更夜

116お気に入られ 3月の読書メーターまとめ

登録日: 2013/03/21（4048日経過）
記録初日: 2013/03/19（4050日経過）
読んだ本: 1135冊（1日平均0.28冊)
読んだページ: 350584ページ（1日平均86ページ）
感想・レビュー: 823件（投稿率72.5%）
本棚: 5棚
自己紹介: 名刺代わりの私の好きな小説10冊
・『草枕』夏目漱石
・『虫とけものと家族たち』ジェラルド・ダレル
・ツバメ号とアマゾン号シリーズ　アーサー・ランサム
・ナルニア国ものがたり　C.S.ルイス
・『海底二万海里』ジュール・ベルヌ
・『告白』町田康
・『富士日記』武田百合子
・『空色勾玉』荻原規子
・『火星年代記』レイ・ブラッドベリ
・『銀河鉄道の夜』宮澤賢治

６０代になりました。老眼などで読むのが遅くなりましたが、読みたいものを読みたい時にマイペースで読みます。読んだ冊数を競ったり、点数や★をつけたりはしません。

自分の読んだ本の記録として使っています。いただいたナイス（ありがとうございます）のチェック・お返し等、一切しておりません。よろしくお願いします。

特技：魚をキレイに食べる
性格:飽き性
最近興味あること：瞑想